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三菱造船、「シップ・オブ・ザ・イヤー2023」部門賞3賞を受賞

東京, 2024年7月22日 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:上田 伸、本社:東京都港区、以下、三菱造船)は、三菱重工業下関造船所江浦工場で建造した船舶3隻について、公益社団法人日本船舶海洋工学会(会長:橋本 州史氏、本部:東京都港区)から「シップ・オブ・ザ・イヤー2023」の部門賞を受賞しました。山友汽船株式会社の液化CO2(LCO2)輸送実証試験船「えくすくぅる」が技術特別賞、萩海運有限会社の旅客船兼自動車渡船「あいしま」が小型客船部門賞、独立行政法人国立高等専門学校機構 大島商船高等専門学校向け練習船の「大島丸」が漁船・調査船部門賞をそれぞれ受賞したもので、表彰式は19日に東京都千代田区の海運クラブで行われました。同賞は、毎年日本で建造された話題の船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して贈呈されるもので、34回目となる今年は合計5隻が選考の対象となりました。受賞対象となった3隻のうち「えくすくぅる」は、LCO2輸送において各種データを取得可能な試験船という役割と実用的なLPG輸送船を兼ねた船であるという点、将来的な大型船によるCO2海上輸送の実現に向けた貴重な技術知見が得られるという点、話題性・社会へのアピール度が高く、日本の造船業の新事業にもつながる可能性が高い点などが評価されました。また、「あいしま」は、在来型貨客船である被代替船に比べ大型化を図り、ロールオン・ロールオフ型にして車の積載が可能となったことから、車で釣りに出かけるといった新規需要の獲得、商店がない島への移動販売車の定期的な輸送、バキュームカーなどの利用普及などに貢献できる点、垂直船首やフィンスタビライザーなどを採用して省エネ化、乗り心地の向上を図った点などが評価されました。一方、「大島丸」は、バッテリーハイブリッド電気推進システムやゲートラダーの搭載などによる練習船としての革新性、乗船する学生の勉学環境と快適性を同時に確保した点、船飾照明などを行うことで船員教育の重要性を地域へ積極的に情報発信する姿勢などが評価されました。三菱重工グループが戦略的に取り組むエナジートランジション戦略の一翼を担う三菱造船は、目指す成長戦略「海洋Future Stream」において、再生可能エネルギーと炭素循環による「海の脱炭素化社会」、自律化・電化による「安心・安全な社会」を描き、海に関わるイノベーションの「知恵出し」とその「カタチ化」の実現を掲げています。今後も、海洋システムインテグレーターとして海事業界における脱炭素化を推進してカーボンニュートラル実現に尽力するとともに、世界規模での環境負荷低減に貢献していきます。三菱重工グループについて三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。 長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。詳しくは: 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jpURL https://www.mhi.com/jp/news/240722.html 


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