【海外ボランティア 実態調査】7割以上が「就職・転職活動で役立った」と回答、社会で活躍するポイントに
[12/03/21]
提供元:PR News
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生活者の意識・実態に関するトレンドを調査する機関「トレンド総研」(東京都渋谷区)は、海外ボランティアの経験がどのような影響を与えるのかを調べるため、1ヶ月以上の海外ボランティアを経験した男女310名に、「海外ボランティアに関する実態調査」を実施しました。
[調査概要]
調査期間:2012年2月28日(火)〜3月1日(木)
調査方法:インターネット
調査対象:1ヶ月以上の海外ボランティア経験を有する20〜49歳男女 310名
■ 海外ボランティアへの参加きっかけは、「『自分』を高めたい」
まず、「海外ボランティアを経験した期間はどれくらいですか?」と聞いたところ、「1ヶ月以上〜3ヶ月未満」が42.3%と一番多く、次いで「1年以上〜」が21.9%と続き、長期間で行う人も多いようです。
次に、「海外ボランティアに参加した理由」について聞くと、「視野を広げたかった」が最も多く、61.9%。「自分が人として成長したかった」(61.3%)、「困っている人の役に立ちたかった」(45.2%)と続き、海外ボランティアを通じて「自分を高めたい」、というのが参加の動機として強いようです。
その他の意見では、「東日本大震災の時に海外の人の協力を見たので。(38歳・女性)」、「東北の震災をきっかけに。(47歳・女性)」と、東日本大震災をきっかけにボランティアへの関心が高まり、海外ボランティアへ参加した人もいるようです。
また、「参加したボランティアプログラムの実施団体はどこですか?」という問いに対しては、「NPO・NGO」が29.0%、続いて「JICAの青年海外協力隊・シニア海外ボランティア」と「大学のボランティアセンター」が共に20.0%でした。
■身に付いた能力、1位「コミュニケーション能力」 2位「異文化への適応能力」
続いて、「海外ボランティアを経験した事で身に付いたと感じる能力」について聞いたところ、75.5%が「コミュニケーション能力」、74.5%が「異文化適応能力」、53.2%が「語学能力」、42.6%が「忍耐力」と答えました。調査の結果から、海外ボランティアを経験する事で、現地の語学力だけでなく、文化や習慣の違う他国の人と関係を築く能力や、組織の中で仕事を進めていくのに必要な能力が身に付けられると言えます。
また、その他の回答として、「既成概念がとれて、ライフスタイルが変わった。(37歳・女性)」といった、海外で長期間滞在した経験ならではの意見や、「想像力や応用力といったイマジネーション能力。(27歳・女性)」、「専門的知識。(42歳・男性)」のように、仕事面で役立つ能力についての意見や、「人を育てる力。(43歳・女性)」、「周囲をやる気にさせる力。(35歳・女性)」、「相手を思いやる心。(42歳・男性)」など、チームや組織を率いたりする時に必要な能力を身に付けられた、という声もあがりました。
■海外ボランティア経験、7割以上が「就職活動・転職活動に役立った」
そこで、海外ボランティアの経験がその後にどのように活かされているのかを聞いてみました。「海外ボランティアの経験は就職活動や転職活動で役に立ちましたか?」と聞いたところ、「役に立った」という意見が72.3%でした。海外ボランティアは就職活動・転職活動に有効であると言えそうです。また、どのように役に立ったかを聞くと、「外を見ている(視野の広い)人間として見てもらえた(28歳・女性)」、「旅行では味わえない体験を語れた。自分の行動力や主体性をアピールするための理由としても話すことができた。内定をいただいた会社もいくつかある。(28歳・女性)」、「サービス業のため、人のために尽くす事ができるという事をアピールできた。(26歳・女性)」など、得られた経験やスキルが帰国後の仕事や職業に活かされているという声があがりました。
続いて、「海外ボランティアで得た経験がその後の仕事に活かされていると思いますか?」と聞いたところ、75.4%の人が「活かされている」と答えました。活かされている理由について聞くと、「誰も知らない、言葉もろくに通じない環境の中で一つのことに皆が協力し助け合えたことが大きな自信となった。トラブルが起こってもこれ位大丈夫と思えるようになった。(33歳・女性)」、「異国の地で孤独に耐えながら、なんとか周りと協調して頑張る素晴らしさと達成感を味わえたおかげで、何事も投げ出さない力がついた。(27歳・女性)」と海外ボランティアならではの、誰も知らない、言葉も通じないような環境で自ら困難を解決させた経験が自分の限界の可能性を広げたり、最後まで諦めない力が身に付いたりしたようです。
それ以外にも「指示が的確に出来るようになる。何と言ってもコミュニケーション能力が飛躍的に伸びた。(44歳・男性)」、「海外では相手に認められないとどんなに良い仕事ができても評価されなかった。日本においても、営業先の担当者の記憶に残るような行動を心がけるようになった。(43歳・男性)」と、仕事面で工夫する力を身に付けられたという声もあがりました。
■海外ボランティアの参加で、「人間的な成長」を多くの人が実感
先述のとおり、海外ボランティアの参加理由として多くの人が「人として成長したかった」を挙げていました。そこで、「海外ボランティアの経験は人間的な成長につながりましたか?」と聞いたところ、94.8%の人が「そう思う」と回答しました。ほとんどの人が当初の参加目的を達成できたと言えます。
具体的にどのように成長につながったかを聞くと、「他人とのコミュニケーションの中で、意見の相違と人格の相違を混同しなくなったため、議論から口論になることがなくなった。(39歳・男性)」、「自分自身がいろいろな人の助けを得ていると感じることができた。(44歳・女性)」のように、コミュニケーションの取り方を身に付けたり、感謝の気持ちを感じられるようになったという声があがりました。
その他には、「海外の人々の現状を知ることで自分が社会に貢献できることは何なのか日々考えるようになった。(24歳・男性)」、「世界の状況を知ることにより、日本という国をとらえなおすことができた。日本の弱点が分かったし、且つ、より好きになった。(32歳・男性)」等の声があがり、海外ボランティアを経験した事により、社会や日本といった大きな視点で考えられるようになったという声もあがりました。
今回の調査の結果から、海外ボランティアの経験が、その人の人生に大きく影響を与えていると言えます。
[調査概要]
調査期間:2012年2月28日(火)〜3月1日(木)
調査方法:インターネット
調査対象:1ヶ月以上の海外ボランティア経験を有する20〜49歳男女 310名
■ 海外ボランティアへの参加きっかけは、「『自分』を高めたい」
まず、「海外ボランティアを経験した期間はどれくらいですか?」と聞いたところ、「1ヶ月以上〜3ヶ月未満」が42.3%と一番多く、次いで「1年以上〜」が21.9%と続き、長期間で行う人も多いようです。
次に、「海外ボランティアに参加した理由」について聞くと、「視野を広げたかった」が最も多く、61.9%。「自分が人として成長したかった」(61.3%)、「困っている人の役に立ちたかった」(45.2%)と続き、海外ボランティアを通じて「自分を高めたい」、というのが参加の動機として強いようです。
その他の意見では、「東日本大震災の時に海外の人の協力を見たので。(38歳・女性)」、「東北の震災をきっかけに。(47歳・女性)」と、東日本大震災をきっかけにボランティアへの関心が高まり、海外ボランティアへ参加した人もいるようです。
また、「参加したボランティアプログラムの実施団体はどこですか?」という問いに対しては、「NPO・NGO」が29.0%、続いて「JICAの青年海外協力隊・シニア海外ボランティア」と「大学のボランティアセンター」が共に20.0%でした。
■身に付いた能力、1位「コミュニケーション能力」 2位「異文化への適応能力」
続いて、「海外ボランティアを経験した事で身に付いたと感じる能力」について聞いたところ、75.5%が「コミュニケーション能力」、74.5%が「異文化適応能力」、53.2%が「語学能力」、42.6%が「忍耐力」と答えました。調査の結果から、海外ボランティアを経験する事で、現地の語学力だけでなく、文化や習慣の違う他国の人と関係を築く能力や、組織の中で仕事を進めていくのに必要な能力が身に付けられると言えます。
また、その他の回答として、「既成概念がとれて、ライフスタイルが変わった。(37歳・女性)」といった、海外で長期間滞在した経験ならではの意見や、「想像力や応用力といったイマジネーション能力。(27歳・女性)」、「専門的知識。(42歳・男性)」のように、仕事面で役立つ能力についての意見や、「人を育てる力。(43歳・女性)」、「周囲をやる気にさせる力。(35歳・女性)」、「相手を思いやる心。(42歳・男性)」など、チームや組織を率いたりする時に必要な能力を身に付けられた、という声もあがりました。
■海外ボランティア経験、7割以上が「就職活動・転職活動に役立った」
そこで、海外ボランティアの経験がその後にどのように活かされているのかを聞いてみました。「海外ボランティアの経験は就職活動や転職活動で役に立ちましたか?」と聞いたところ、「役に立った」という意見が72.3%でした。海外ボランティアは就職活動・転職活動に有効であると言えそうです。また、どのように役に立ったかを聞くと、「外を見ている(視野の広い)人間として見てもらえた(28歳・女性)」、「旅行では味わえない体験を語れた。自分の行動力や主体性をアピールするための理由としても話すことができた。内定をいただいた会社もいくつかある。(28歳・女性)」、「サービス業のため、人のために尽くす事ができるという事をアピールできた。(26歳・女性)」など、得られた経験やスキルが帰国後の仕事や職業に活かされているという声があがりました。
続いて、「海外ボランティアで得た経験がその後の仕事に活かされていると思いますか?」と聞いたところ、75.4%の人が「活かされている」と答えました。活かされている理由について聞くと、「誰も知らない、言葉もろくに通じない環境の中で一つのことに皆が協力し助け合えたことが大きな自信となった。トラブルが起こってもこれ位大丈夫と思えるようになった。(33歳・女性)」、「異国の地で孤独に耐えながら、なんとか周りと協調して頑張る素晴らしさと達成感を味わえたおかげで、何事も投げ出さない力がついた。(27歳・女性)」と海外ボランティアならではの、誰も知らない、言葉も通じないような環境で自ら困難を解決させた経験が自分の限界の可能性を広げたり、最後まで諦めない力が身に付いたりしたようです。
それ以外にも「指示が的確に出来るようになる。何と言ってもコミュニケーション能力が飛躍的に伸びた。(44歳・男性)」、「海外では相手に認められないとどんなに良い仕事ができても評価されなかった。日本においても、営業先の担当者の記憶に残るような行動を心がけるようになった。(43歳・男性)」と、仕事面で工夫する力を身に付けられたという声もあがりました。
■海外ボランティアの参加で、「人間的な成長」を多くの人が実感
先述のとおり、海外ボランティアの参加理由として多くの人が「人として成長したかった」を挙げていました。そこで、「海外ボランティアの経験は人間的な成長につながりましたか?」と聞いたところ、94.8%の人が「そう思う」と回答しました。ほとんどの人が当初の参加目的を達成できたと言えます。
具体的にどのように成長につながったかを聞くと、「他人とのコミュニケーションの中で、意見の相違と人格の相違を混同しなくなったため、議論から口論になることがなくなった。(39歳・男性)」、「自分自身がいろいろな人の助けを得ていると感じることができた。(44歳・女性)」のように、コミュニケーションの取り方を身に付けたり、感謝の気持ちを感じられるようになったという声があがりました。
その他には、「海外の人々の現状を知ることで自分が社会に貢献できることは何なのか日々考えるようになった。(24歳・男性)」、「世界の状況を知ることにより、日本という国をとらえなおすことができた。日本の弱点が分かったし、且つ、より好きになった。(32歳・男性)」等の声があがり、海外ボランティアを経験した事により、社会や日本といった大きな視点で考えられるようになったという声もあがりました。
今回の調査の結果から、海外ボランティアの経験が、その人の人生に大きく影響を与えていると言えます。