「美白をしている“つもり”が・・・」6割が昨夏のケアに失敗!?
[12/05/30]
提供元:PR News
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トレンド総研(東京都渋谷区)は、第一三共ヘルスケア株式会社(東京都中央区)と共同で、20〜49歳の女性500名を対象に、「夏のスキンケア」に関する意識調査を実施しました。本調査からは、夏には多くの女性が美白ケアに取り組んでいるものの、十分な効果を感じている人が伴っていないという実態が明らかになりました。
また、今回の調査結果を受け、皮膚科医の友利 新(ともり あらた)先生に夏の美白ケアのポイントをお伺いしました。
調査対象:20〜49歳 女性 500名(全国)
調査期間:2012年4月26日〜5月1日
調査方法:インターネット調査
■美白をしていた“つもり”が・・・。昨年の夏は、6割の女性が美白に“失敗”!?
まず、「夏に行っているスキンケア」について聞くと、「美白ケア」という回答が最も多く、61%にのぼりました。
一方、「冬に行っているスキンケア」で最も多かった回答は「保湿ケア」(69%)であり、多くの女性が、夏は「美白」中心、冬は「保湿」中心のケアと、意識を切り替えているという傾向が改めて明らかになりました。
また、「美白ケア」の方法としては、「紫外線を遮断するアイテムを使う」(71%)といったシミの原因を作らないためのケアから、「シミ・ソバカスを緩和するスキンケア用品を使う」(48%)など、できてしまったシミを薄くするケア、「肌をトーンアップするスキンケア用品を使う」(30%)といった肌のトーンをあげるケアまで様々で、こうした「美白ケアにかける年間費用」を聞くと、平均「19,158円」という結果に。
また「夏に最も力を入れているケア」が「美白ケア」と答えた女性の年間投資額は、平均「28,271円」となり、一般女性の平均よりも10,000円近く上回っています。
ただし、「夏に、日焼け止めを塗っていたにもかかわらず、日焼けをしたり、シミができた経験はありますか?」という質問には、32%が「よくある」、51%が「たまにある」と回答しており、さらに「昨年の夏の美白ケアの結果」について聞くと、「十分な対策をし、効果を実感した」と答えた人は、わずか17%にとどまりました。
「十分な対策ができなかった」(41%)という回答のほか、「十分と思われる対策をしたが、効果は実感できなかった」(21%)という回答も多く、6割以上の女性が、昨夏は美白ケアに“失敗”と考えているようです。
調査結果からは、美白ケアをしているつもりでも、実際には十分な対策ではない、または効果を感じられていない、“つもり美白”になってしまっている女性が多い様子がうかがえます。
■女性の半数以上が知らなかった、「美白ケア」の真実とは!?専門家・友利新先生に聞く、「夏の美白ケア」のポイント
そこで今回、「夏の美白ケア」の効果をあげるポイントについて、美容に詳しい皮膚科医・友利 新先生にお伺いしました。
*専門家プロフィール
友利 新(ともり あらた)
沖縄県宮古島出身。
東京女子医科大学卒業後、同大学病院の内科勤務を経て皮膚科へ転科。
皮膚科医として勤務の傍ら、美容と健康について、積極的に情報発信をおこなっている。
自らも、2004年第36回準ミス日本という経歴を持ち、美しく生きるための啓蒙活動を展開している。
◆ 肌の「バリア機能」は、“乾燥”により働きが低下
現代の女性たちは、美白ケアや紫外線対策に対しての意識が高く、女性誌などでも夏になる前から、「美白」をテーマにした特集が組まれることが多いですよね。
でも、「美白」とひとくちに言っても、シミ・ソバカスなどのスポットケアがしたいのか、現在の肌状態をキープするために日焼け予防をしたいのかなどで、必要な対策方法は変わってきますから、まずは、自分がどのような美白をしたいのかを、しっかりと判断して対策をたてましょう。
今回は、どんな「美白ケア」にも共通して、より効果的なケアをするためのポイントをご紹介します。
もともと、人間の皮膚には「バリア機能」というものが備わっており、それらが正常に働いていれば、紫外線などによるダメージを受けにくくなるほか、ダメージを受けた場合の回復も早くなります。
この「バリア機能」の働きが低下する原因となるのが、“乾燥”です。
肌が乾燥してしまうと、肌が本来持っているはずの「バリア機能」が低下し、受けた紫外線のダメージが深くなりやすくなるだけでなく、美白用のスキンケア製品などを利用してせっかく対策をしても、その効果が半減してしまいます。
いきなり美白ケアをはじめる前に、まずはしっかりと“乾燥”を防ぎ、素肌の状態を良くしてあげることが大切です。
◆ 意外に乾燥する夏・・・肌の潤いを保つためには「天然保湿因子」に注目
夏は、室外では紫外線にさらされ、室内ではエアコンなどで乾燥した空気にさらされるので、意外と乾燥しやすい状態にあります。
しかし、本当は乾燥しているのに、皮脂対策のためにさっぱりとしたスキンケアに切り替えて、結果的に保湿が十分にできないままになってしまう女性もいるのではないでしょうか。
この季節は、皮脂が分泌されやすいので、肌が潤っていると勘違いしがちですが、“皮脂の分泌”と“保湿”は違うものです。もちろん、「皮脂」も角質層のバリア機能を助けるためにはなくてはならないものですが、それだけでは不十分で、肌の潤いを保つためには、NMFと呼ばれる「天然保湿因子」が必要になるのです。
NMFとはアミノ酸をはじめとした、水分保持力を持った肌の構成要素で、人間がもともと持っている保湿成分といえます。
「天然保湿因子」をしっかり取り入れてあげることは、過剰な皮脂をおさえることにもつながるので、やはり夏の保湿ケアは重要です。
◆ 天然保湿因子の素「アミノ酸」をうまく取り入れて、夏も十分な保湿を
「天然保湿因子」の主要成分は「アミノ酸」です。
「アミノ酸」というと、運動時の代謝のイメージが強いかもしれませんが、実は皮膚の構造成分の1つで、肌には必要不可欠な存在です。
アミノ酸を摂取する方法についてですが、まず「内側」からのアプローチとして、アミノ酸で構成されるたんぱく質の摂取があげられます。
魚・肉・大豆などを通じて、良質なたんぱく質を取り入れましょう。
また、サプリメントを活用するのも1つの手段です。
一方で、「外側」からのアプローチ方法としては、「アミノ酸配合」など天然保湿因子の主成分が明記されたスキンケア製品の利用があげられます。
最近は、マスク、ミストなど、普段のスキンケアに追加しやすいラインナップも豊富なので、自分のライフスタイルや乾燥度合いにあわせて選んでみると良いでしょう。
また、外出先でミストを使ったり、お化粧直しの際にローションを活用したりと、保湿のチャンスは朝晩のケアの時だけではありません。
ちなみに、私の場合は、お化粧直しの時に乳液と綿棒を使って、崩れたメイクや余分な皮脂をオフしています。
また、ミストを使って、肌だけでなく、髪やデコルテにも潤いを与えるようにもしています。
◆普段の美白ケアに「保湿ケア」も意識することで、夏の美肌対策を万全にちなみに、今回の調査でも、「『美白ケア』の効果を高めるには、まず『保湿ケア』をすることが重要であることを知っていましたか?」と聞いたところ、51%と半数以上の女性が「知らなかった」、また34%が「知っているが、十分には取り組めていない」という結果になったそうで、まだまだ正しいケアが実践されていない様子です。
今年の夏こそ、“つもり美白”にならないために、これまでの「美白ケア」にあわせて、「保湿ケア」にも意識を向けてみることが大切です。
また、今回の調査結果を受け、皮膚科医の友利 新(ともり あらた)先生に夏の美白ケアのポイントをお伺いしました。
調査対象:20〜49歳 女性 500名(全国)
調査期間:2012年4月26日〜5月1日
調査方法:インターネット調査
■美白をしていた“つもり”が・・・。昨年の夏は、6割の女性が美白に“失敗”!?
まず、「夏に行っているスキンケア」について聞くと、「美白ケア」という回答が最も多く、61%にのぼりました。
一方、「冬に行っているスキンケア」で最も多かった回答は「保湿ケア」(69%)であり、多くの女性が、夏は「美白」中心、冬は「保湿」中心のケアと、意識を切り替えているという傾向が改めて明らかになりました。
また、「美白ケア」の方法としては、「紫外線を遮断するアイテムを使う」(71%)といったシミの原因を作らないためのケアから、「シミ・ソバカスを緩和するスキンケア用品を使う」(48%)など、できてしまったシミを薄くするケア、「肌をトーンアップするスキンケア用品を使う」(30%)といった肌のトーンをあげるケアまで様々で、こうした「美白ケアにかける年間費用」を聞くと、平均「19,158円」という結果に。
また「夏に最も力を入れているケア」が「美白ケア」と答えた女性の年間投資額は、平均「28,271円」となり、一般女性の平均よりも10,000円近く上回っています。
ただし、「夏に、日焼け止めを塗っていたにもかかわらず、日焼けをしたり、シミができた経験はありますか?」という質問には、32%が「よくある」、51%が「たまにある」と回答しており、さらに「昨年の夏の美白ケアの結果」について聞くと、「十分な対策をし、効果を実感した」と答えた人は、わずか17%にとどまりました。
「十分な対策ができなかった」(41%)という回答のほか、「十分と思われる対策をしたが、効果は実感できなかった」(21%)という回答も多く、6割以上の女性が、昨夏は美白ケアに“失敗”と考えているようです。
調査結果からは、美白ケアをしているつもりでも、実際には十分な対策ではない、または効果を感じられていない、“つもり美白”になってしまっている女性が多い様子がうかがえます。
■女性の半数以上が知らなかった、「美白ケア」の真実とは!?専門家・友利新先生に聞く、「夏の美白ケア」のポイント
そこで今回、「夏の美白ケア」の効果をあげるポイントについて、美容に詳しい皮膚科医・友利 新先生にお伺いしました。
*専門家プロフィール
友利 新(ともり あらた)
沖縄県宮古島出身。
東京女子医科大学卒業後、同大学病院の内科勤務を経て皮膚科へ転科。
皮膚科医として勤務の傍ら、美容と健康について、積極的に情報発信をおこなっている。
自らも、2004年第36回準ミス日本という経歴を持ち、美しく生きるための啓蒙活動を展開している。
◆ 肌の「バリア機能」は、“乾燥”により働きが低下
現代の女性たちは、美白ケアや紫外線対策に対しての意識が高く、女性誌などでも夏になる前から、「美白」をテーマにした特集が組まれることが多いですよね。
でも、「美白」とひとくちに言っても、シミ・ソバカスなどのスポットケアがしたいのか、現在の肌状態をキープするために日焼け予防をしたいのかなどで、必要な対策方法は変わってきますから、まずは、自分がどのような美白をしたいのかを、しっかりと判断して対策をたてましょう。
今回は、どんな「美白ケア」にも共通して、より効果的なケアをするためのポイントをご紹介します。
もともと、人間の皮膚には「バリア機能」というものが備わっており、それらが正常に働いていれば、紫外線などによるダメージを受けにくくなるほか、ダメージを受けた場合の回復も早くなります。
この「バリア機能」の働きが低下する原因となるのが、“乾燥”です。
肌が乾燥してしまうと、肌が本来持っているはずの「バリア機能」が低下し、受けた紫外線のダメージが深くなりやすくなるだけでなく、美白用のスキンケア製品などを利用してせっかく対策をしても、その効果が半減してしまいます。
いきなり美白ケアをはじめる前に、まずはしっかりと“乾燥”を防ぎ、素肌の状態を良くしてあげることが大切です。
◆ 意外に乾燥する夏・・・肌の潤いを保つためには「天然保湿因子」に注目
夏は、室外では紫外線にさらされ、室内ではエアコンなどで乾燥した空気にさらされるので、意外と乾燥しやすい状態にあります。
しかし、本当は乾燥しているのに、皮脂対策のためにさっぱりとしたスキンケアに切り替えて、結果的に保湿が十分にできないままになってしまう女性もいるのではないでしょうか。
この季節は、皮脂が分泌されやすいので、肌が潤っていると勘違いしがちですが、“皮脂の分泌”と“保湿”は違うものです。もちろん、「皮脂」も角質層のバリア機能を助けるためにはなくてはならないものですが、それだけでは不十分で、肌の潤いを保つためには、NMFと呼ばれる「天然保湿因子」が必要になるのです。
NMFとはアミノ酸をはじめとした、水分保持力を持った肌の構成要素で、人間がもともと持っている保湿成分といえます。
「天然保湿因子」をしっかり取り入れてあげることは、過剰な皮脂をおさえることにもつながるので、やはり夏の保湿ケアは重要です。
◆ 天然保湿因子の素「アミノ酸」をうまく取り入れて、夏も十分な保湿を
「天然保湿因子」の主要成分は「アミノ酸」です。
「アミノ酸」というと、運動時の代謝のイメージが強いかもしれませんが、実は皮膚の構造成分の1つで、肌には必要不可欠な存在です。
アミノ酸を摂取する方法についてですが、まず「内側」からのアプローチとして、アミノ酸で構成されるたんぱく質の摂取があげられます。
魚・肉・大豆などを通じて、良質なたんぱく質を取り入れましょう。
また、サプリメントを活用するのも1つの手段です。
一方で、「外側」からのアプローチ方法としては、「アミノ酸配合」など天然保湿因子の主成分が明記されたスキンケア製品の利用があげられます。
最近は、マスク、ミストなど、普段のスキンケアに追加しやすいラインナップも豊富なので、自分のライフスタイルや乾燥度合いにあわせて選んでみると良いでしょう。
また、外出先でミストを使ったり、お化粧直しの際にローションを活用したりと、保湿のチャンスは朝晩のケアの時だけではありません。
ちなみに、私の場合は、お化粧直しの時に乳液と綿棒を使って、崩れたメイクや余分な皮脂をオフしています。
また、ミストを使って、肌だけでなく、髪やデコルテにも潤いを与えるようにもしています。
◆普段の美白ケアに「保湿ケア」も意識することで、夏の美肌対策を万全にちなみに、今回の調査でも、「『美白ケア』の効果を高めるには、まず『保湿ケア』をすることが重要であることを知っていましたか?」と聞いたところ、51%と半数以上の女性が「知らなかった」、また34%が「知っているが、十分には取り組めていない」という結果になったそうで、まだまだ正しいケアが実践されていない様子です。
今年の夏こそ、“つもり美白”にならないために、これまでの「美白ケア」にあわせて、「保湿ケア」にも意識を向けてみることが大切です。