正社員の2人に1人が転職経験あり、業種別の転職率1位は「小売/外食」
[11/05/31]
提供元:PR News
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株式会社インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」<http://doda.jp/ >は、25歳〜39歳までの正社員として就業している800人のビジネスパーソンを対象に、転職活動経験についてアンケート調査を行いました。
http://doda.jp/guide/ranking/041.html
【調査結果】
(1)転職活動状況 ― 「転職をしたことがある」の回答5割超える
社会人として働き始めてからこれまでの、転職活動状況について聞いたところ、「転職したことがある」人は全体の52.5%、「転職はしていないが、転職を検討したことがある」人は22.0%、「転職や、転職の検討はしたことがない」人が25.5%という結果になりました。
年齢別に見ると、「転職した」人の割合は、30〜34歳が59.9%と、35〜39歳の53.5%を抜いて、最も多い結果になっています。30〜34歳が大卒で就職活動を行った1998〜2002年はいわゆる「就職氷河期」で、有効求人倍率も平均0.55倍(35〜39歳の大卒就職活動時は平均0.69倍)と、厳しい雇用情勢でした。そのため、転職により希望の企業に入り直す、いわゆる「リベンジ転職」を果たした人が多かったことに加え、当時採用を控えていた企業側で、現在、30代前半の管理職や管理職候補の採用意欲が高まっており、両者のニーズを受けて、30代前半の転職者が多いと考えられます。<図表1参照>
(2)業種別 ― 転職経験者の割合が1位の「小売/外食」
業種別に転職経験をみると、「転職したことがある」と回答した割合が最も高いのは「小売/外食」で66.7%。「転職理由調査(DODA調べ)」では、「小売/外食」は「給与に不満がある」「昇進が望めない」「不規則な勤務が不満」といった転職理由が他業種より多く、待遇の改善を求めて、同業種内で転職する傾向が強いようです。
また、転職経験者の割合が最も低いのは「金融」(24.4%)でしたが、「転職を検討したことがある」人の割合は44.5%と全業種のうち最多です。「転職理由調査」を見ると「顧客のためになる仕事がしたい」「ノルマが厳しい」を転職理由とする人が多い一方、「仕事満足度調査(DODA調べ)」では、「給与」「就業環境」の満足度は、他業種と比べ高い結果に。仕事内容への不満から転職を考える人は多いものの、給与や待遇の良さから1社に留まる人が多いと考えられます。<図表2参照>
(3)職種別 ― 転職に積極的な「介護・福祉系」
職種別に転職経験をみると、「転職したことがある」人の割合は、「介護・福祉系」が75.0%で最多。次いで、「クリエイティブ系」(70.6%)が続きます。介護、福祉分野は所有する資格が重視され、企業も転職回数の多さや離職期間の長さなど関係なく採用する傾向が強いため、転職が盛んな職種と言えます。また、「クリエイティブ系」では、スキルやセンスをより活かせる場を求め、積極的に転職活動を行う人が多いと考えられます。
一方、転職経験者の割合が最も低いのは「教員」(35.4%)で、次いで「技術系(電気/機械)」(38.0%)となっています。「技術系(電気/機械)」は、扱う製品や携わる製造工程によって、必要とされる技術力や知識が大きく異なる職種です。そのため、同業種、職種内であっても、他分野へ転職することが難しく、人材の流動性が低い分野のようです。<図表3参照>
http://doda.jp/guide/ranking/041.html
【調査結果】
(1)転職活動状況 ― 「転職をしたことがある」の回答5割超える
社会人として働き始めてからこれまでの、転職活動状況について聞いたところ、「転職したことがある」人は全体の52.5%、「転職はしていないが、転職を検討したことがある」人は22.0%、「転職や、転職の検討はしたことがない」人が25.5%という結果になりました。
年齢別に見ると、「転職した」人の割合は、30〜34歳が59.9%と、35〜39歳の53.5%を抜いて、最も多い結果になっています。30〜34歳が大卒で就職活動を行った1998〜2002年はいわゆる「就職氷河期」で、有効求人倍率も平均0.55倍(35〜39歳の大卒就職活動時は平均0.69倍)と、厳しい雇用情勢でした。そのため、転職により希望の企業に入り直す、いわゆる「リベンジ転職」を果たした人が多かったことに加え、当時採用を控えていた企業側で、現在、30代前半の管理職や管理職候補の採用意欲が高まっており、両者のニーズを受けて、30代前半の転職者が多いと考えられます。<図表1参照>
(2)業種別 ― 転職経験者の割合が1位の「小売/外食」
業種別に転職経験をみると、「転職したことがある」と回答した割合が最も高いのは「小売/外食」で66.7%。「転職理由調査(DODA調べ)」では、「小売/外食」は「給与に不満がある」「昇進が望めない」「不規則な勤務が不満」といった転職理由が他業種より多く、待遇の改善を求めて、同業種内で転職する傾向が強いようです。
また、転職経験者の割合が最も低いのは「金融」(24.4%)でしたが、「転職を検討したことがある」人の割合は44.5%と全業種のうち最多です。「転職理由調査」を見ると「顧客のためになる仕事がしたい」「ノルマが厳しい」を転職理由とする人が多い一方、「仕事満足度調査(DODA調べ)」では、「給与」「就業環境」の満足度は、他業種と比べ高い結果に。仕事内容への不満から転職を考える人は多いものの、給与や待遇の良さから1社に留まる人が多いと考えられます。<図表2参照>
(3)職種別 ― 転職に積極的な「介護・福祉系」
職種別に転職経験をみると、「転職したことがある」人の割合は、「介護・福祉系」が75.0%で最多。次いで、「クリエイティブ系」(70.6%)が続きます。介護、福祉分野は所有する資格が重視され、企業も転職回数の多さや離職期間の長さなど関係なく採用する傾向が強いため、転職が盛んな職種と言えます。また、「クリエイティブ系」では、スキルやセンスをより活かせる場を求め、積極的に転職活動を行う人が多いと考えられます。
一方、転職経験者の割合が最も低いのは「教員」(35.4%)で、次いで「技術系(電気/機械)」(38.0%)となっています。「技術系(電気/機械)」は、扱う製品や携わる製造工程によって、必要とされる技術力や知識が大きく異なる職種です。そのため、同業種、職種内であっても、他分野へ転職することが難しく、人材の流動性が低い分野のようです。<図表3参照>