「サマータイム」導入、働く女性の6割が支持!「朝型」へのシフトのカギは「光」・「朝食」・「レモン」
[11/05/31]
提供元:PR News
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トレンダーズ株式会社(東京都渋谷区)は、20〜39歳の有職者女性500名に対して、「サマータイム」に関する調査をおこなった。今回の調査により、働く女性たちの「サマータイム」への関心や、朝型の生活についての意識と実態が明らかになった。
調査期間:2011年5月19日〜20日
調査対象:20〜39歳 女性 (会社員)500名
調査方法:インターネット
■企業の「サマータイム」導入、働く女性の63%が「賛成」!
東日本大震災の影響による電力不足を受け、国をあげて節電のための計画が進められている現在。官公庁や一部の企業では、節電への取り組みの一環として、「サマータイム」の検討・導入を進めている。「サマータイム」とは、夏の間、太陽の出ている時間帯を有効に利用する目的で、時計を1〜2時間進めて昼の時間を長くする「夏時間」制度。明るいうちに仕事をすることで、結果的に省エネルギーにつながるとされている。
それでは、実際にビジネスの現場で働く女性たちは、「サマータイム」についてどのような意識をもっているのだろうか。企業に勤める女性500名に調査をおこなった。
まず、「企業の『サマータイム』の導入に賛成ですか?」と聞いたところ、63%が「賛成」と回答。「このままだと電力が不足するのは目に見えているので、できるだけ手を打つ必要がある。(37歳・茨城県)」など、少しでも節電に貢献したいという意見のほか、「今までの生活習慣の見直しにもなると思う。(32歳・新潟県)」、「早寝早起きは健康にもよい。(28歳・愛知県)」など、自分自身にとってもメリットがあると感じる人が多いようだ。
■女性の5割が「個人でもサマータイムを取り入れたい」
そこで、「企業や店舗だけでなく、個人としても『サマータイム』を導入したほうが良いと思いますか?」と聞いたところ、60%が「思う」と回答。また、今後、自分自身が「サマータイム」を取り入れる予定があるかを聞くと、12%が「取り入れる予定がある・すでに取り入れている」、38%が「取り入れるか検討したい」と答えた。半数の女性が、個人でも「サマータイム」を取り入れたいと考えているようだ。
さらに、「節電対策としての『サマータイム』導入をきっかけに、今後、『朝型の生活』に注目が集まると思いますか?」という質問に「思う」と回答したのは、65%と約7割。また、「朝型の生活」に対する意識を聞くと、「すでに『朝型の生活』を送っている」と答えた女性は37%、「今後『朝型の生活』にシフトしたい」と答えた女性は42%にものぼった。働く女性の8割近くが「朝型」志向であるといえそうだ。
ちなみに、「朝型の生活を送ることで、どのようなメリットがあると思いますか?」という質問には、「時間が有効に使える」(68%)、「健康になる」(63%)、「節電へ協力ができる」(48%)などの意見が多くあがった。節電だけでなく、時間の活用や健康への影響にもつながるなど、多くのメリットがあると考えられているようだ。
■「夜型」の4割が、「朝型」へのシフトに挫折・・・原因は「体内時計」の狂い!?
多くの女性が「朝型」志向であることがわかったが、実際の働く女性たちの生活の実態はどうなっているのだろうか。
まず、「あなたは現在、『朝型』の生活ですか?『夜型』の生活ですか?」と聞いたところ、51%が「朝型」、49%が「夜型」と、ほぼ半々という結果になった。
また、「夜型」と回答した女性に、「朝型の生活に変えようと思ったけれども、失敗・挫折してしまった経験はありますか?」と質問をすると、44%と半数近くが「ある」と回答。理由として、「早く寝ようとしても寝付けず、結局早く起きることができない。(33歳・東京都)」、「一度、夜更かししてしまうと、すぐに戻ってしまう。(31歳・愛知県)」など、朝早く起きたいという気持ちはあるものの、夜型の生活リズムから抜け出せないという人が多いようだ。実際に、「夜型」の女性のうち、83%が「朝、すっきりと起きられない」、49%が「夜、眠りたいのに眠れない」と回答している。
そこで、「夜型」の女性たちに、「あなたの『体内時計(生物が生理的周期を維持するために体内に備えているしくみ)』は正常だと思いますか?」と聞いたところ、52%と半数以上が「思わない」と回答。一方で、「『朝型生活』を実践するには、『体内時計』を正常にすることが重要だと思いますか?」という質問には、90%が「思う」と答えた。
■「朝型生活シフト」には朝の「光」、「食事」、「レモン摂取」がおすすめ!
では、「体内時計」を正常化し、「夜型」の人が「朝型」にシフトするためには、どのような方法があるのだろうか。早稲田大学先進理工学部教授の柴田重信氏にお話を伺った。
※柴田 重信(しばた・しげのぶ)
早稲田大学先進理工学部 電気・情報生命工学科 教授
●「体内時計」のリセットについて
『ヒトを含む動物は、睡眠と覚醒、食物の消化吸収、血圧や体温調節、ホルモンの分泌といった様々な生命活動のリズムを、体内時計により調節しています。ただし、体内時計は外界の24時間を一日とする明暗周期に対してずれているため、外部から受ける刺激により、体内時計を同調(リセット)させて、日々、外部の環境に適応しています。
しかし、現代では、シフトワークや不規則な生活などが原因で、体内時計の調節不全に陥る人も多く見られます。「朝型」にシフトする上では、まずこの「体内時計」をリセットさせる機能を高めてあげる必要があります。』
●「体内時計」をリセットするためのポイント
『「体内時計」の調節については、その「タイミング」が重要になってきます。例えば、現在「夜型」の人が、いきなり今日の夜から早く寝ようとしても、体内時計が狂っている以上は、なかなか寝付けないはずです。そこで重要なのが「朝」の過ごし方。1日のはじまりである「朝」に、脳や体内へ「朝が来た」ことを伝えてあげることで、体内時計がリセットされるようになります。』
●体内時計をリセットし、朝型にシフトするためのコツ
『前述の通り、「体内時計」をリセットするためには、「外部からの刺激」を通じて、脳や体に「朝が来た」ことを伝える必要があります。その「外部からの刺激」として有効なのが、「光」と「食事」です。
まず「光」についてですが、朝起きた時に光を通じて脳の時計に刺激を与えることで、脳に「朝が来た」ことを知らせることができます。室内の電球の明かりでも構いませんが、光が強いほうが刺激を感じやすいので、カーテンなどをあけて、しっかりと自然光を浴びることをおすすめします。日光を直視せずとも、光の明るさを感じることができれば構いません。また、通勤時に電車やバスを使う人は、窓の外を見るように意識するだけでも、より多くの刺激を受けることができるでしょう。
次に「食事」についてですが、朝食(ブレイクファスト:絶食を破ると言う意味)が大事です。夜食など取らずに十分な絶食の後に取る食事は食欲もあり、これは体内時計のリセット効果が強いのです。朝食を摂る上でのポイントは、きちんとカロリーを摂取することと、消化がしやすいことです。ごはんやパンなどの炭水化物をメインに摂取をすると良いでしょう。』
●朝の目覚めに「レモン」が持つ「リモネン」が作用
『さらに、近年の研究では、こうした「光」や「食事」による刺激に加え、レモンに含まれる「リモネン」という成分やレモン果汁の摂取が、体内時計を調節している時計遺伝子の発現を高める作用があることがマウスの実験で確認されています。時計遺伝子の発現が高まると、体内時計の同調が促進されることから、寝起きにレモンを摂取することで、目覚めが良くなるなどの効果が期待できます。
摂取方法としては、リモネンやレモン果汁が持つ香りをかぐことによる嗅覚の刺激と、口から摂取し体内に入ることによる刺激の両方について「体内時計をリセットする効果」があることがわかっています。果汁やジュースなどを摂取すれば、嗅覚と摂取効果の両方から刺激を与えることができます。
摂取量は規定値があるわけではありませんが、人が香ることを認識できる量でマウスの時計遺伝子へ働きかける効果が認められています。急いで摂取せずに、香りや風味をしっかり味わうことで、交感神経が刺激され、時計遺伝子の発現に信号が送られ、体内時計のリセットにつながるようになります。』
サマータイムをきっかけに、あらためて「朝型」の生活が注目を集めると予想される現在。この機会に、「夜型」から「朝型」へのシフトを試みたい方は、朝の「光」と「食べ物」の摂取を意識しながら、体内時計のリセット効果を持つ「レモン」を、朝の新習慣として取り入れてみてはいかがだろうか。
調査期間:2011年5月19日〜20日
調査対象:20〜39歳 女性 (会社員)500名
調査方法:インターネット
■企業の「サマータイム」導入、働く女性の63%が「賛成」!
東日本大震災の影響による電力不足を受け、国をあげて節電のための計画が進められている現在。官公庁や一部の企業では、節電への取り組みの一環として、「サマータイム」の検討・導入を進めている。「サマータイム」とは、夏の間、太陽の出ている時間帯を有効に利用する目的で、時計を1〜2時間進めて昼の時間を長くする「夏時間」制度。明るいうちに仕事をすることで、結果的に省エネルギーにつながるとされている。
それでは、実際にビジネスの現場で働く女性たちは、「サマータイム」についてどのような意識をもっているのだろうか。企業に勤める女性500名に調査をおこなった。
まず、「企業の『サマータイム』の導入に賛成ですか?」と聞いたところ、63%が「賛成」と回答。「このままだと電力が不足するのは目に見えているので、できるだけ手を打つ必要がある。(37歳・茨城県)」など、少しでも節電に貢献したいという意見のほか、「今までの生活習慣の見直しにもなると思う。(32歳・新潟県)」、「早寝早起きは健康にもよい。(28歳・愛知県)」など、自分自身にとってもメリットがあると感じる人が多いようだ。
■女性の5割が「個人でもサマータイムを取り入れたい」
そこで、「企業や店舗だけでなく、個人としても『サマータイム』を導入したほうが良いと思いますか?」と聞いたところ、60%が「思う」と回答。また、今後、自分自身が「サマータイム」を取り入れる予定があるかを聞くと、12%が「取り入れる予定がある・すでに取り入れている」、38%が「取り入れるか検討したい」と答えた。半数の女性が、個人でも「サマータイム」を取り入れたいと考えているようだ。
さらに、「節電対策としての『サマータイム』導入をきっかけに、今後、『朝型の生活』に注目が集まると思いますか?」という質問に「思う」と回答したのは、65%と約7割。また、「朝型の生活」に対する意識を聞くと、「すでに『朝型の生活』を送っている」と答えた女性は37%、「今後『朝型の生活』にシフトしたい」と答えた女性は42%にものぼった。働く女性の8割近くが「朝型」志向であるといえそうだ。
ちなみに、「朝型の生活を送ることで、どのようなメリットがあると思いますか?」という質問には、「時間が有効に使える」(68%)、「健康になる」(63%)、「節電へ協力ができる」(48%)などの意見が多くあがった。節電だけでなく、時間の活用や健康への影響にもつながるなど、多くのメリットがあると考えられているようだ。
■「夜型」の4割が、「朝型」へのシフトに挫折・・・原因は「体内時計」の狂い!?
多くの女性が「朝型」志向であることがわかったが、実際の働く女性たちの生活の実態はどうなっているのだろうか。
まず、「あなたは現在、『朝型』の生活ですか?『夜型』の生活ですか?」と聞いたところ、51%が「朝型」、49%が「夜型」と、ほぼ半々という結果になった。
また、「夜型」と回答した女性に、「朝型の生活に変えようと思ったけれども、失敗・挫折してしまった経験はありますか?」と質問をすると、44%と半数近くが「ある」と回答。理由として、「早く寝ようとしても寝付けず、結局早く起きることができない。(33歳・東京都)」、「一度、夜更かししてしまうと、すぐに戻ってしまう。(31歳・愛知県)」など、朝早く起きたいという気持ちはあるものの、夜型の生活リズムから抜け出せないという人が多いようだ。実際に、「夜型」の女性のうち、83%が「朝、すっきりと起きられない」、49%が「夜、眠りたいのに眠れない」と回答している。
そこで、「夜型」の女性たちに、「あなたの『体内時計(生物が生理的周期を維持するために体内に備えているしくみ)』は正常だと思いますか?」と聞いたところ、52%と半数以上が「思わない」と回答。一方で、「『朝型生活』を実践するには、『体内時計』を正常にすることが重要だと思いますか?」という質問には、90%が「思う」と答えた。
■「朝型生活シフト」には朝の「光」、「食事」、「レモン摂取」がおすすめ!
では、「体内時計」を正常化し、「夜型」の人が「朝型」にシフトするためには、どのような方法があるのだろうか。早稲田大学先進理工学部教授の柴田重信氏にお話を伺った。
※柴田 重信(しばた・しげのぶ)
早稲田大学先進理工学部 電気・情報生命工学科 教授
●「体内時計」のリセットについて
『ヒトを含む動物は、睡眠と覚醒、食物の消化吸収、血圧や体温調節、ホルモンの分泌といった様々な生命活動のリズムを、体内時計により調節しています。ただし、体内時計は外界の24時間を一日とする明暗周期に対してずれているため、外部から受ける刺激により、体内時計を同調(リセット)させて、日々、外部の環境に適応しています。
しかし、現代では、シフトワークや不規則な生活などが原因で、体内時計の調節不全に陥る人も多く見られます。「朝型」にシフトする上では、まずこの「体内時計」をリセットさせる機能を高めてあげる必要があります。』
●「体内時計」をリセットするためのポイント
『「体内時計」の調節については、その「タイミング」が重要になってきます。例えば、現在「夜型」の人が、いきなり今日の夜から早く寝ようとしても、体内時計が狂っている以上は、なかなか寝付けないはずです。そこで重要なのが「朝」の過ごし方。1日のはじまりである「朝」に、脳や体内へ「朝が来た」ことを伝えてあげることで、体内時計がリセットされるようになります。』
●体内時計をリセットし、朝型にシフトするためのコツ
『前述の通り、「体内時計」をリセットするためには、「外部からの刺激」を通じて、脳や体に「朝が来た」ことを伝える必要があります。その「外部からの刺激」として有効なのが、「光」と「食事」です。
まず「光」についてですが、朝起きた時に光を通じて脳の時計に刺激を与えることで、脳に「朝が来た」ことを知らせることができます。室内の電球の明かりでも構いませんが、光が強いほうが刺激を感じやすいので、カーテンなどをあけて、しっかりと自然光を浴びることをおすすめします。日光を直視せずとも、光の明るさを感じることができれば構いません。また、通勤時に電車やバスを使う人は、窓の外を見るように意識するだけでも、より多くの刺激を受けることができるでしょう。
次に「食事」についてですが、朝食(ブレイクファスト:絶食を破ると言う意味)が大事です。夜食など取らずに十分な絶食の後に取る食事は食欲もあり、これは体内時計のリセット効果が強いのです。朝食を摂る上でのポイントは、きちんとカロリーを摂取することと、消化がしやすいことです。ごはんやパンなどの炭水化物をメインに摂取をすると良いでしょう。』
●朝の目覚めに「レモン」が持つ「リモネン」が作用
『さらに、近年の研究では、こうした「光」や「食事」による刺激に加え、レモンに含まれる「リモネン」という成分やレモン果汁の摂取が、体内時計を調節している時計遺伝子の発現を高める作用があることがマウスの実験で確認されています。時計遺伝子の発現が高まると、体内時計の同調が促進されることから、寝起きにレモンを摂取することで、目覚めが良くなるなどの効果が期待できます。
摂取方法としては、リモネンやレモン果汁が持つ香りをかぐことによる嗅覚の刺激と、口から摂取し体内に入ることによる刺激の両方について「体内時計をリセットする効果」があることがわかっています。果汁やジュースなどを摂取すれば、嗅覚と摂取効果の両方から刺激を与えることができます。
摂取量は規定値があるわけではありませんが、人が香ることを認識できる量でマウスの時計遺伝子へ働きかける効果が認められています。急いで摂取せずに、香りや風味をしっかり味わうことで、交感神経が刺激され、時計遺伝子の発現に信号が送られ、体内時計のリセットにつながるようになります。』
サマータイムをきっかけに、あらためて「朝型」の生活が注目を集めると予想される現在。この機会に、「夜型」から「朝型」へのシフトを試みたい方は、朝の「光」と「食べ物」の摂取を意識しながら、体内時計のリセット効果を持つ「レモン」を、朝の新習慣として取り入れてみてはいかがだろうか。