全国の20〜69歳までの男女1,000人対象に「食料・農業・農村に関する意識調査」を実施
[10/12/16]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
平成22年12月16日
全国農業協同組合中央会
(JA全中)
全国の20〜69歳までの男女1,000人対象に「食料・農業・農村に関する意識調査」を実施
食料品購入基準は「価格」が最優先!
■前回調査より、購入基準が変更。長引く不況による影響か
農業への関心・日本農業問題への関心高まる
■一番の不安は「農業者が将来見通せる農政が確立していないこと
全国農業協同組合中央会(JA全中)は、全国の20歳から69歳までの男女1,000人を対象に、「食料・農業・農村に関する意識調査」を実施しました。(サンプル数:1,000人、調査方法:インターネット、期間:平成22年11月12(金)〜15日(月))この調査は、食の安全性や、日本農業への関心、食料自給への考え、食料品の購入基準などについて毎年実施しているものです。
今年の調査結果のトピックスとして、食料品の購入基準について、前回調査まで一位回答であった「賞味期限(鮮度)」より「価格」と回答した方の割合が高くなったということが挙げられます。リーマンショック以降、長引く不況による節約志向の傾向がうかがえます。
さらに、農業への興味・関心の高まりとともに、日本の農業問題への関心も高まっていることが分かりました。また、同調査の「食の安全に対して不安度」が高い層ほど、農業に対する興味・関心が高い結果になっています。他方、日本の農業問題で最も不安度が高かったのは「農業者が将来を見通せる農政が確立していないこと」(89.7%)という結果になりました。次いで、「後継者の減少から、農業の担い手がいなくなること」(88.5%)と続いていることから、一般生活者の農業者・農業担い手への期待もうかがえます。詳細は別紙をご覧ください。
≪調査概要≫
●調査方法 インターネット調査
●調査地域 全国
●調査対象 20〜69才一般生活者男女個人
1,000サンプル(有効回収数)
●調査対象者 年代:20〜69才男女
具体的な割り付けは別添資料(3〜7ページ)参照。
●調査機関 (株)電通リサーチ
●調査期間 平成22年11月12日(金)〜15日(月)
※前回調査:平成22年3月14日(金)〜17日(月)
≪調査結果の要約≫
1.食の安全性
●食の安全性について「不安を感じている」は7割弱。前回調査と同程度で
あった。
●具体的な不安については、「残留農薬」「食品添加物」が7割以上と多いが、
どちらも前回調査と比べると若干程度減少している。
2.お米の消費・購入状況
●お米を食べる頻度は、夕食(週平均5.81回)、昼食(同4.70回)、
朝食(同3.14回)の順で、夕食にお米を食べる機会が多いこと(夕食に「毎日」
:6割弱)が 分かった。朝食にお米を「食べない」が4割近くみられた。
●国産米の価格については、約半数が「適当」と評価。「高い」が約3割で、
前回調査と同様であった。
3.食料品の購入基準
●食料品を購入する基準としては、前回調査で1位回答であった「賞味期限
(鮮度)」(58%)に代わり、「価格」(59%)を基準にする人が最も多く
なった。性・年令別にみると、「価格」を購入基準としているのは、男性30代と
女性20代で特に多い。「国産品であること」を基準にしているのは、女性が
全般的に高い。
●国産食料品の輸入食料品に対する優位点は「安全性」「品質」「鮮度」が
上位3点であり、前回調査と同様。
4.日本の農業への関心
●農業経験者は約2割。男性の50〜60代で経験者が3割以上と他層に比べて
やや多い。
●農業に対する関心度をみると、「趣味としての農園」も含めると、約6割が
「農業をしてみたい」と興味・関心を持っている。関心をもつ人のうち
「家庭菜園、市民農園など趣味としてやってみたい」(45%)が最も多い。
性・年令別にみると、男性50代と女性30代で関心をもつ人が7割以上と
他層に比べて高くなっている。
食の不安別にみると、食について不安度が高い人ほど農業に対する関心・
興味が高い。
5.日本の食料自給への考え
●日本の農業問題について、6割以上が「関心あり」という結果が出ている。
女性よりも男性が全般的に高い。
●日本の食料自給率水準については8割近くが「低い」と評価。性・年令別に
みると、女性60代の9割が「低い」と評価している。
●国内農業に関する不安度については、「農業者が将来見通せる農政が確立して
いないこと」について不安を感じる人が9割と多かった。次いで「後継者の
減少から、農業の担い手がいなくなること」「世界の人口増加により食料の
量が確保できなくなること」についての不安が続く。
6.国内農業への考え
●「農業・農村の多面的機能」の認知度は34%。意味まで知っている人は15%に
とどまる。
●農業の多面的機能のうち、前回同様「洪水や土砂崩れを防ぐ機能」「水資源と
なる地下水などを豊かにする機能」を重要な機能だと考える人が特に多かった。
以上
全国農業協同組合中央会
(JA全中)
全国の20〜69歳までの男女1,000人対象に「食料・農業・農村に関する意識調査」を実施
食料品購入基準は「価格」が最優先!
■前回調査より、購入基準が変更。長引く不況による影響か
農業への関心・日本農業問題への関心高まる
■一番の不安は「農業者が将来見通せる農政が確立していないこと
全国農業協同組合中央会(JA全中)は、全国の20歳から69歳までの男女1,000人を対象に、「食料・農業・農村に関する意識調査」を実施しました。(サンプル数:1,000人、調査方法:インターネット、期間:平成22年11月12(金)〜15日(月))この調査は、食の安全性や、日本農業への関心、食料自給への考え、食料品の購入基準などについて毎年実施しているものです。
今年の調査結果のトピックスとして、食料品の購入基準について、前回調査まで一位回答であった「賞味期限(鮮度)」より「価格」と回答した方の割合が高くなったということが挙げられます。リーマンショック以降、長引く不況による節約志向の傾向がうかがえます。
さらに、農業への興味・関心の高まりとともに、日本の農業問題への関心も高まっていることが分かりました。また、同調査の「食の安全に対して不安度」が高い層ほど、農業に対する興味・関心が高い結果になっています。他方、日本の農業問題で最も不安度が高かったのは「農業者が将来を見通せる農政が確立していないこと」(89.7%)という結果になりました。次いで、「後継者の減少から、農業の担い手がいなくなること」(88.5%)と続いていることから、一般生活者の農業者・農業担い手への期待もうかがえます。詳細は別紙をご覧ください。
≪調査概要≫
●調査方法 インターネット調査
●調査地域 全国
●調査対象 20〜69才一般生活者男女個人
1,000サンプル(有効回収数)
●調査対象者 年代:20〜69才男女
具体的な割り付けは別添資料(3〜7ページ)参照。
●調査機関 (株)電通リサーチ
●調査期間 平成22年11月12日(金)〜15日(月)
※前回調査:平成22年3月14日(金)〜17日(月)
≪調査結果の要約≫
1.食の安全性
●食の安全性について「不安を感じている」は7割弱。前回調査と同程度で
あった。
●具体的な不安については、「残留農薬」「食品添加物」が7割以上と多いが、
どちらも前回調査と比べると若干程度減少している。
2.お米の消費・購入状況
●お米を食べる頻度は、夕食(週平均5.81回)、昼食(同4.70回)、
朝食(同3.14回)の順で、夕食にお米を食べる機会が多いこと(夕食に「毎日」
:6割弱)が 分かった。朝食にお米を「食べない」が4割近くみられた。
●国産米の価格については、約半数が「適当」と評価。「高い」が約3割で、
前回調査と同様であった。
3.食料品の購入基準
●食料品を購入する基準としては、前回調査で1位回答であった「賞味期限
(鮮度)」(58%)に代わり、「価格」(59%)を基準にする人が最も多く
なった。性・年令別にみると、「価格」を購入基準としているのは、男性30代と
女性20代で特に多い。「国産品であること」を基準にしているのは、女性が
全般的に高い。
●国産食料品の輸入食料品に対する優位点は「安全性」「品質」「鮮度」が
上位3点であり、前回調査と同様。
4.日本の農業への関心
●農業経験者は約2割。男性の50〜60代で経験者が3割以上と他層に比べて
やや多い。
●農業に対する関心度をみると、「趣味としての農園」も含めると、約6割が
「農業をしてみたい」と興味・関心を持っている。関心をもつ人のうち
「家庭菜園、市民農園など趣味としてやってみたい」(45%)が最も多い。
性・年令別にみると、男性50代と女性30代で関心をもつ人が7割以上と
他層に比べて高くなっている。
食の不安別にみると、食について不安度が高い人ほど農業に対する関心・
興味が高い。
5.日本の食料自給への考え
●日本の農業問題について、6割以上が「関心あり」という結果が出ている。
女性よりも男性が全般的に高い。
●日本の食料自給率水準については8割近くが「低い」と評価。性・年令別に
みると、女性60代の9割が「低い」と評価している。
●国内農業に関する不安度については、「農業者が将来見通せる農政が確立して
いないこと」について不安を感じる人が9割と多かった。次いで「後継者の
減少から、農業の担い手がいなくなること」「世界の人口増加により食料の
量が確保できなくなること」についての不安が続く。
6.国内農業への考え
●「農業・農村の多面的機能」の認知度は34%。意味まで知っている人は15%に
とどまる。
●農業の多面的機能のうち、前回同様「洪水や土砂崩れを防ぐ機能」「水資源と
なる地下水などを豊かにする機能」を重要な機能だと考える人が特に多かった。
以上