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富山県

最先端のものづくり技術でとやまから世界へ！産学官連携の研究開発拠点「富山県ものづくり研究開発センター」が４月１日（金）にオープンします。


「富山県ものづくり研究開発センター」が４月１日（金）にオープンします。
県工業技術センター敷地内（高岡市）に開所した同センターには、電子、機械、金属、繊維、プラスチックなどの研究開発のため、26種類の国際水準の最先端設備を整備しました。また、施設内には、共同研究スペースや企業レンタルスペースも整備しています。

このセンターを企業や大学等に広く開放し、研究開発プロジェクトの推進や異分野・異業種交流の促進、最先端のものづくり技術をもつ人材の育成に積極的に取り組み、産学官連携の共同研究等による新商品・新技術の開発を支援していくこととしています。



■ 研究施設
・電波暗室棟 ・・・ 電子機器から発する電磁波を測定する「１０メートル法電波暗室」
　　　　　　　　　　を整備（東海北陸地区の公設試験場では初）
・開発支援棟 ・・・ 産学官の共同研究スペース、企業レンタルスペースを整備
（入居企業を募集中）
・先端研究棟 ・・・ 最先端の試作、分析機器を整備

■ 最先端の研究設備（一例）
・ナノファイバーを製造し布にする「エレクトロスピニング装置」（全国公設試験場では初）
・発汗量や皮膚温度を制御できる「発汗サーマルマネキン」（全国公設試験場では初）
・アルミの板を摩擦熱で溶かして接合する「2次元摩擦撹拌接合装置」（全国公設試験場で３台）
・金属表面をナノレベルで削り、超精密加工する「超精密切削加工機」（全国の大学・公設試験場で６台）


「１０メートル法電波暗室」 「超精密切削加工機」

県では、このセンターの活用を通じて医薬、バイオ、ロボット、航空機、次世代自動車など今後の成長が見込まれる新産業分野への参入も支援していくこととしています。

富山県は、機械、電子、プラスチック、医薬品など日本海側で屈指の工業集積地ですが、素材・部品中心の産業構造が特徴で、得意分野で高い技術力を持つものの、外 からの技術導入や開発が進みにくい現状がありました。県では、産学官や異業種間の交流を促すことで、県内の技術基盤を生かした新産業の創出、企業の競争力強化を図り、県内の基幹産業であるものづくり関連企業の技術革新と成長分野への進出を後押ししていきます。

［問い合わせ先］
　富山県工業技術センター
　TEL:0766-21-2121

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