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２０１１年６月８日

株式会社タニタ

業務用体組成計のフラッグシップモデル
「ＭＣ−９８０Ａ」を開発
操作性・機能の拡張性を向上、３０００人分のデータ蓄積が可能に

健康をはかるリーディングカンパニーである株式会社タニタ（東京都板橋区前野町１−１４−２、社長・谷田千里）は、操作性と機能の拡張性を高めた業務用マルチ周波数体組成計のフラッグシップモデル「ＭＣ−９８０Ａ」を開発し、７月より受注を開始します。操作表示パネルを従来の３．５インチから１０．４インチへと大型化したのに加え、ウィンドウズ　ＸＰを基本ソフトとして搭載。対話方式による操作性の向上とともに、計測したさまざまなバイタルデータ（生体情報）を数値だけでなくグラフなどでビジュアルに表示することが可能になりました。また、一般人とアスリートを自動的に判別して計測する新機能を追加すると同時に、どれくらいアスリートに近い体内構造になっているかを示す新しい指標として「アスリート指数」を導入しました。価格は２１０万円（消費税込み）。医療・保険施設やフィットネスクラブ、大学・研究施設などを中心に年間３００台の販売を計画しています。

ＭＣ−９８０Ａは、全身の体組成だけでなく右腕、左腕、体幹部、右脚、左脚といった部位別の脂肪量や筋肉量を計測することができます。開発に当たってはより精度の高い計測を可能とするため、４周波数から６周波数計測に増加させ、さらに入力から計測終了まで従来の約６０秒から約４０秒（当社比）へと高速化しました。加えて測定者がストレスなく乗れるようワイドかつ薄型の計測プラットフォームを採用しました。

操作表示パネルについては、約３０００人、各１００回分（当社計算値）のデータを蓄積できるのに加え、そのデータの検索や加工などの作業も行えます。表示機能も多彩です。全身データや部位詳細、基礎代謝量、内臓脂肪レベル、脚部筋肉点数グラフ、筋肉量左右バランス、脂肪分布、アスリート指数などが項目ごとに表示することができます。このうちアスリート指数は、タニタが蓄積してきたさまざまなスポーツ選手の体組成データを母集団とし、測定者がこの母集団にどれだけ近い体内構造をしているかを相対的に数値化した指標で７０までをスタンダード、それ以上をアスリートとしています。

最大で過去１０回の計測履歴もグラフや表で見ることができます。これにより自らの生活習慣を振り返ることができ、より効果的なフィジカルコンディション管理が可能になります。ネットワークへも柔軟に対応できるようにしました。外部インターフェースとしてＵＳＢ端子を三つ、ＬＡＮ接続端子を一つ設けています。デザインも人間のボディラインを意識した滑らかなフォルムとなっており、利用シーンを問わずマッチするものとなっています。カラーはホワイト＆ネイビーとプレミアムゴールドメタリックの２色。業務用体組成計のフラッグシップモデルとして拡販していく方針です。

【発売日】
２０１１年７月

【年間販売目標】
３００台（２色合計）