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「パーソナリティ」が育ち、 大人になったときの「幸福度」が高い情操玩具 シルバニアファミリー

2011年6月15日

株式会社 エポック社


      東北大学の川島隆太教授の学術指導のもと、調査を実施

「パーソナリティ」が育ち、 大人になったときの「幸福度」が高い情操玩具
            シルバニアファミリー

    「シルバニアファミリー」は、子どもが人の関係性を学べる
  「情操玩具」の役割を果たしていることが、調査により示唆されました




株式会社エポック社[本社:東京都台東区駒形2-2-2/社長:前田道裕]は、幼少期に「シルバニアファミリー」で遊んだ経験が情操面に及ぼす影響を調べるために、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授の学術指導のもと、20 代前半の女性400 人に調査を行いました。

                     ◇

エポック社は、今回の調査にあたり、“子どもの感情を育み、心を豊かにすることをお手伝いできる玩具”を、新たなジャンル「情操玩具」と定義しました。そして、「シルバニアファミリー」がその「情操玩具」の役割を果たしていることが、今回の調査により示唆されました。

さらに、幼少期に「シルバニアファミリー」で遊んでいた人は、

1.豊かな情操をもたらす「パーソナリティ」が育つ
2.大人になったときの「幸福度」が高い

ということが分かりました。
詳細な調査結果は次の通りです。



結果1. 豊かな情操をもたらす「パーソナリティ」が育つ

幼少期にシルバニアファミリーで遊んでいた日本の女性は、豊かな情操をもたらす情緒性とコミュニケーション能力にかかわる性格特性の得点が、有意に高いことがわかりました。

パーソナリティを構成する5 つの性格特性を測定する尺度として、世界的に知られている「NEOFFI(NEO Five Factor Inventory)」*1 による調査を行った結果、情緒性とコミュニケーション能力に深くかかわる性格特性とされる「外向性(Extraversion)」と「誠実性(Conscientiousness)」の得点が、シルバニアファミリーで遊んでいた群は、有意に高いことがわかりました。

この結果がもたらされた一因として、幼少期にシルバニアファミリーを用いたごっこ遊びにより、人と人との関係をロールプレイングとして経験し、その関係を学習していることが考えられます。

さらにシルバニアファミリーは、シルバニア村の仲間たちのあたたかいふれあいのストーリーをベースとしているため、他者と接することの楽しさ、またそのために秩序を守る大切さなどを学び、「外向性」と「誠実性」に影響を与えたことが示唆されます。


社会的なつながりを楽しむ「外向性」が有意に高い

幼少期にシルバニアファミリーで遊んでいた日本の女性は、「外向性(Extraversion)」の得点が有意に高いという結果が得られました。「外向性」が高い人は、社交性が高く、気質が快活な傾向にあるとされています。また「外向性」は、豊かな情操形成と強い正の相関関係にあると考えられています。



秩序や良心を大切にする「誠実性」が有意に高い

幼少期にシルバニアファミリーで遊んでいた日本の女性は、「誠実性(Conscientiousness)」の得点が有意に高いという結果が得られました。「誠実性」が高い人は、秩序や良心を大切にし、目的の達成追求や自己鍛錬を怠らないとされています。また「誠実性」は、豊かな情操形成と強い正の相関関係にあると考えられています。






結果2. 大人になったときの「幸福度」が高い

幼少期にシルバニアファミリーで遊んでいた日本の女性は、大人になった現在の生活に対する幸福度が、高い傾向にあることがわかりました。

心の疲労度に加えて、心の健康度(主観的幸福度)を測定する質問紙として、WHO(世界保健機関)が開発した「WHO-SUBIThe Subjective Well-being Inventory」*2による調査を行った結果、シルバニアファミリーで遊んでいた群は、心の健康度(主観的幸福度)の得点が高い傾向にあることがわかりました。この結果から、シルバニアファミリーで遊んでいた人は、大人になった現在、自分の生活を幸福と感じている度合いが高いと考えられます。

この結果には、幼少期にシルバニアファミリーで遊んでいたことで、豊かな情操が育まれたことが関連すると考えられます。このことが幼少期のみならず、それ以降の生活にもよい影響を与え、結果として大人になった現在においても、生活に対する幸福度を高めたことが示唆されます。






─調査概要─
<調査地域>日本(全国)
<対象者共通条件>20〜25 歳 未婚・社会人女性(同居人数は問わず)
<割付>
 ・シルバニアファミリーで遊んでいた群:幼少期(具体的な期間は不問)に、
  シルバニアファミリーの人形とハウスを、実家で保有していた人
  ( “お下がり” を含む)
 ・シルバニアファミリーで遊んでいない群:幼少期にシルバニアファミリーで
  遊ばなかった人(シルバニアファミリー認知有無は不問)
<サンプル>各層200 人
<調査手法>インターネット調査
<調査日時>2010 年9 月23 日〜 9 月26 日
<調査項目>-NEO-FFI(NEO Five Factor Inventory)
      -WHO-SUBI The Subjective Well-being Inventory
      -属性調査
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