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2011年8月12日

一般財団法人日本品質保証機構（JQA)

JQA、エネルギーマネジメントの国際規格ISO 50001で株式会社東京エネルギーサービスを認証
〜エネルギーおよび不動産業界の企業としてわが国初の認証〜

　一般財団法人日本品質保証機構（以下JQA、本部：東京都千代田区、理事長：森本修）は、8月12日、恵比寿ガーデンプレイス株式会社の100%子会社の株式会社東京エネルギーサービス（本社：東京都渋谷区　社長：山本浩三）について、ISO 50001（エネルギーマネジメントシステム）の認証を行いました。これはエネルギーおよび不動産業界の企業としてわが国初(*1)の認証であり、また、JQAのISO 50001認証第一号です。

　同社は恵比寿ガーデンプレイス地区のビル・美術館・ホテル・住宅等に向けて冷房・暖房用の熱供給を行う地域熱供給会社で、都市ガスと電気を使用してボイラー・冷凍機・コージェネレーションを運転し、蒸気・冷水・電力を製造、同地区内に熱源・電力を供給しています。同社はISO 14001（環境マネジメントシステム）を運用する中でエネルギー管理の必要性が高まっていた昨年秋頃に、開発中のISO 50001を知り早々に導入を決意。それ以来準備を進め、およそ10ヶ月での認証取得となりました。なお、ISO 50001はISO 14001との親和性が高く、同社の登録審査はISO 14001との複合審査で行われました。

　JQAでは、今日までにISO 14001認証を、わが国最多であるおよそ6,700件(*2)行ってきました。JQAではこの経験を生かし、世界的な関心事であるばかりか、目下わが国の産業界をはじめ社会全体の課題となっているエネルギーパフォーマンスの改善や省エネの実現のために、エネルギーマネジメントシステムISO 50001の認証サービスを積極的に提供します。
8月23日には、ISO 50001に関する無料セミナー(*3)を開催し、規格概要説明や、株式会社東京エネルギーサービスの認証取得事例紹介を行います。

(*1)2011年8月JQA調べ
(*2)初回登録件数の合計値
(*3)日時：8月23日14〜16時、会場：JQA本部（東京都千代田区丸の内2-5-2）
（詳細、お申し込みは「JQA ISOセミナー」で検索）

【一般財団法人日本品質保証機構（JQA）】
1957年の設立から、一貫して日本のものづくりとサービス産業の発展を、検査や試験、検定や認証サービスで支えてきた日本の代表的な認証機関。1990年代からISO認証の普及啓発に励み、ISO 9001、ISO 14001、ISO 27001をはじめとする各種マネジメントシステム規格の認証件数は国内最多（およそ15,000件）の実績。

【株式会社東京エネルギーサービス】
サッポロホールディングス株式会社の関連会社で恵比寿ガーデンプレイス株式会社の100%子会社、複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」地区の地域冷暖房を行う1994年に営業を開始した地域熱供給事業者。オフィスタワーを中心に商業、飲食施設、ホテル、住宅などが複合した同施設においてエネルギー（冷水・蒸気・電気等）を供給。2010年には、東京都環境確保条例で温暖化ガスの排出量削減義務が課せられ、1次エネルギーの構成比を見直し、本年3月にはボイラーからの蒸気を利用した吸収式冷凍機の一部を電気駆動の電動式ターボ冷凍機に変更する工事を行い、エネルギー効率の向上と同時に環境対策に積極的に取り組んでいる。ISO 14001（2001年8月に取得）とISO 50001を活用して、2011年度はエネルギー原単位およびCO2排出原単位をそれぞれ前年比10%削減できる見込み。2013年度にはエネルギー原単位およびCO2排出原単位でそれぞれ2010年比25%削減を目指している。