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２０１１年１０月２８日

公益財団法人　全国法人会総連合

　　　　震災から半年　〜　経営者の景況感（法人会会員アンケートより）

　　　　　“悲観的見通しは大幅に改善したが、好転の兆しは見えず”
　
（１）夏前には回復感が見られたが、半年を経過し減速傾向。
（２）震災の影響は５月から激減。景況判断要素の順位では何れも低順位。
（３）毎月の景況感・先行き感ともに最も多くの経営者が中間的状況を指摘。

　法人会では、本年４月より毎月、会員を対象とした景況感アンケートを実施しています。本年４〜９月のアンケート結果から、震災後半年間の経営者の景況感をまとめましたのでお知らせします。

＜アンケート結果概要＞

（１）４月・５月には当月時点の景況感「悪い」が５０％を超えていたが、その後は
　　　４０％台で推移している。

（２）「良い」から「悪い」を差し引いたマイナス幅が、４月・５月には▲４０％を
　　　超えていたが、その後は▲３０％台で推移し、７月に一旦▲２０％台になった
　　　ものの、再び▲３０％台に戻っている。

（３）７月には当月時点の景況感、３ヵ月後の景況予測ともに回復傾向を示したが、
　　　８月・９月にはやや後退している。

（４）４月時点では、「震災影響」を理由とする回答が当月景況感「悪い」の６０％超、
　　　景況予測「悪くなる」の７０％超であった。その後は減少を続け９月時点では、
　　「震災影響」の割合は「悪い」「悪くなる」ともに１０％台半ばとなっている。

（５）東北地方の景況ＤＩ（＊）は半年間で２２．３ポイント改善。改善幅の最も低かっ
　　　た九州・沖縄と比較し、６倍の大幅な改善となった。
　　　　＊景況ＤＩ＝良い（良くなる）−悪い（悪くなる）

●法人会アンケート「経営者の声」について

さまざまな業種の経営者が集う法人会（全国約１００万社）の規模・特性を生かし、インターネットを活用したリアルタイムの会員アンケートを実施。その結果を会員および広く社会に提供しています。今回の「景況感」アンケートは、全国の約３０００人の対象会員から毎月８００〜１０００人の回答を得て実施されました。

●法人会とは

６０年を超える歴史の約１００万社が加入する団体です。全国に４４２単位会があり、県単位の連合体として４１都道県連が組織され、おおむね半分の法人企業がよき経営者をめざすものとして、税を中心に、地域社会に貢献する事業を展開しています。


＜アンケートに関するお問い合わせ先＞

公益財団法人　全国法人会総連合　
ＴＥＬ：　０３−３３５７−６６８１
Ｅメール： mail@zenkokuhojinkai.or.jp
ＵＲＬ：　 http://www.zenkokuhojinkai.or.jp/