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NTTインフラネット ニュースレター2011年冬号

2011年12月20日

エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社

ゲリラ豪雨によるアンダーパス等の冠水事故を防ぐ
センサクラウド型の「浸水情報通知・配信サービス」で
安全・安心な地域社会づくりをサポート

近年、多発する局地的集中豪雨・・・・・・。「ゲリラ豪雨」とも呼ばれる突発的な大雨で道路が冠水し、車両が水没する事故が全国各地で起きています。特に道路のアンダーパス(掘り下げ式の立体交差道)に雨水が集中することによる事故は後を絶ちません。
こうした中、NTTインフラネット株式会社は、危険状況を自動検知し、浸水情報をメールで通知・配信する防災クラウドサービス「GAIA FITS」(ガイアフィッツ)を商品化(商標登録済)、昨年から販売を開始しています。自治体の防災担当者の方や地域住民の皆様に注意喚起を促し、迅速に通行止めなどの対策を講じることができるシステムであり、安全・安心な地域社会づくりに貢献できるものと考えています。
今号のニュースレターでは、この「GAIA FITS」の特徴に加え、いち早く導入した川越市様の事例をご紹介します。


「通信土木」の技術、ノウハウをフル活用
シンプルながら信頼性の高いシステムを構築

「GAIA FITS」は、「光ファイバによるセンサ技術」と「テレメータリング(遠隔測定)技術」を融合させるとともに、NTTグループの通信回線を利用して、当社が独自に構築したクラウド型の防災システムです(図1)。



アンダーパスの壁面に設置した「浸水検知センサ」が一定の水位を検知すると、その情報はNTTドコモのFOMA回線を介して、データセンタで瞬時に集中処理されます。

そして、「警報発生」メールが、登録された道路管理者様や地域住民の皆様の携帯電話やパソコンに配信される仕組みです。同時に浸水現場では、「注意標識板」が点灯し、車両の進入を抑止します。雨量計の設置により、設定した雨量を超えた場合に警報を配信できるほか、NTT東日本・西日本の提供するフレッツ光回線等を利用した監視用「IPカメラ」の設置により、現場の状況をリアルタイムで遠隔監視することも可能です。 「警報発生」メールの配信先は1万件まで登録でき、住民サービスの一環としての導入や危険エリアを多く抱える自治体様では、町ぐるみの河川流域監視や浸水警報体制を構築することができます。

クラウド方式の採用でシステム構築コストを抑制
センサ設置の面的網羅度を高め、防災体制を強化

従来型の浸水監視システムは、行政単位別、監視対象別に個別のスタンドアローン型システムを構築していたため、多額の初期投資と運用管理費がかかっていました。そこで「GAIA FITS」は、アプリケーションとデータベースを共通化したクラウド方式を採用することで、サービスを安価に提供することを可能にしました(図2)。



システム構築コストの抑制が図られることで、設置するセンサの数を増やすことが可能となり、冠水が想定される場所を面的に網羅することにより、防災体制をより強化することができます。

豊富な実績のある製品でシステムを構成
無線と有線の両通信網活用で信頼性向上

本システムの浸水検知センサ部は、下水道の水位監視で実績のある光ファイバ方式を採用。従来の電気方式のセンサに比較して落雷などの電磁的影響を受けず誤報が少なく、耐久性に優れ、メンテナンスが容易なことが特長です。データ集中処理システム部はNTTテレコンが20年以上にわたり、約350万世帯でLPガス使用量の遠隔監視や警報発信等に利用してきた「テレメータリングシステム」の仕組みを採用しました。このように高い信頼性が確認された部品でシステム構築することにより故障発生率を低くしています。
また、使用する通信網として、浸水検知センサにより検知した情報はNTTドコモのFOMA回線を介し、監視用のIPカメラにより映し出される浸水状況および通行車両や歩行者の状況はフレッツ光回線等のブロードバンド回線を介して伝送することで、無線と有線の両通信網活用により信頼性を高めています(図3)。



さらに、通信機器の動作確認等の定期的なシステム遠隔監視機能、万が一の故障時や停電時の自動通知機能、センサ部の定期的メンテナンスなどバックアップ体制も整えています。

2009年から商品化を進めてきた「GAIA FITS」は現在、埼玉県川越市内の2カ所に商用設備(さらに今年度、同市内に2カ所設置予定)、青森市、熊本市、香川県丸亀市のそれぞれ1カ所にデモ設備が導入されています。各設置場所では、雨水排水の状況などをきめ細かく調べ、最適な検知条件を調整します。例えば熊本市のデモ設備では、「浸水検知センサ」の注意喚起レベルを路面上10cm超、通行止レベルを路面上20cm超に設定して運用しています(表1)。



設置に適した場所は国内300万ケ所
河川洪水や地下道の冠水、土砂災害などの対策を支援

公開資料などからNTTインフラネットが推計したところ、水災害系の防災センサの設置に適する場所は、河川や地下道など全国に300万カ所ありました。弊社では、稼働・運用されている設備で得られた情報を分析し、継続して改良を重ね、当面、河川水位や河川洪水、地下道の冠水、土砂災害などを管理する自治体様向けに導入促進をサポートしていきます。
将来的には防災型センサクラウドとして、自治体様向けシステムに加え、民間事業者向けの地下駐車場や倉庫等の浸水検知情報配信などを商品化し、センサクラウドビジネスの領域拡大を図っていきたいと考えています。NTTインフラネットは、防災クラウドサービス「GAIA FITS」などの商品サービスにより今後も安全・安心な地域社会の実現をサポートして参ります。

「1分、1秒でも早く浸水情報を伝え、住民の安全を確保」
【GAIA FITS導入リポート】 埼玉県川越市 様

相次いで発生した冠水による事故
より迅速な注意喚起と現場対応が必要

ゲリラ豪雨は、突発的、局地的に発生し、予測が困難なため、担当者が現場に駆けつけ、通行止めなどの措置を講じるのに時間がかかってしまいます。
2008年8月16日夕、栃木県鹿沼市の東北自動車道の高架下市道が集中豪雨で冠水し、軽自動車の運転手が亡くなる事故が発生しました。
さらに12日後の8月28日夜、またしても関東地方を局地的な豪雨が襲います。埼玉県川越市では、冠水した関越自動車道のアンダーパス(写真2)で、軽乗用車が立ち往生。水圧でドアが開かず、運転手は警察官に救助されたということです。



この様に道路冠水による事故が続発し、「より早い住民への注意喚起と現場対応」があらためてクローズアップされました。以前からゲリラ豪雨に危機感を抱き、道路冠水への対策を進めてきた川越市では、より迅速な対応を図るため浸水検知システムの導入を決めます。その結果、今年4月から前述の冠水事故現場となった市道のアンダーパスに「GAIA FITS」が設置され、運用が始まりました。管理・運用を担当する川越市では「一分、一秒でも早く浸水情報を伝え、住民の安全・安心を確保していく」としています。



信頼性の高い浸水情報で早期の注意喚起
維持管理費を軽減でき、今後も設置を計画

「GAIA FITS」設置現場のアンダーパスには、「浸水検知センサ」と「雨量計」、「測定器」のほか、「冠水中」、「通行止」を標示する「注意標識板」と「回転灯」、さらにIPカメラが設置されています(図4)。浸水情報は、フレッツ光回線等とFOMA網を介し、本庁舎内道路環境整備課の監視用PCと職員5人の携帯電話に配信されています。市役所本庁内で運用後、必要に応じて通知先を増やしていく方針です。



「GAIA FITS」の稼働開始後、通行止めは2回発生しました。今年8月の集中豪雨と9月の台風12号による大雨です。その際も迅速に浸水情報が提供され、川越市では「浸水情報の信頼性は高く、実際にいち早く現場での注意喚起ができた。システムの完成度には満足している」としています。
維持管理費等が軽減されるなどコスト面でも効果は大きいと判断した川越市では、今後も浸水検知システムの増設を計画しています。



河川洪水や土砂災害等への対応も含め、NTTインフラネットは防災クラウドサービス「GAIA FITS」をはじめとする商品サービスにより今後も安全・安心な地域社会の実現をサポートして参ります。
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