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2012年1月25日

日本司法書士会連合会

全国の司法書士会で相続に関する無料相談を実施
　２月は「相続登記はお済みですか月間」です

　全国の司法書士会では、２月の１ヵ月間を「相続登記はお済みですか月間」と定め、無料相談を実施します。

　相続登記をはじめとして、遺言、遺産分割協議など相続に関する相談に応じ、適切なアドバイスを行います。

　　　　　　　　　　　　　〜こんな相談をお受けします〜

　　　　　＊登記名義人が先々代のままです。
　　　　　＊特定の人に全財産を継がせたいのですが…。
　　　　　＊相続人の中に行方不明の人がいて、遺産分割協議ができません。

　相続登記とは、相続した不動産の名義を変更することをいいますが、その手続きには期限が定められていないことから、つい後回しとなり失念したり、何代にもわたって放置してしまうこともあります。

　ところが、不動産の名義を変更していないと、売却する場合や担保にして融資を受けようとするにあたり、手続きが順調に進みません。また、長い間放置しておくと、相続権のある人が次第に増えて権利関係が複雑になり、様々なトラブルが発生することも少なくありません。そのため、なるべく速やかに登記手続を行うことが大切となります。

　また近年、環境問題対策の一環として、地球温暖化防止のため、森林整備の必要性が叫ばれているところですが、森林組合等が不在村森林所有者等に間伐等の働きかけを行おうとしても、相続登記がなされていないことから、現在の所有者がわからないという問題も生じています。

　こうした背景から、全国の司法書士会では、毎年２月を「相続登記はお済みですか月間」と定め、無料相談を実施しています。

　司法書士は、「くらしの法律家」として、市民の権利擁護に寄与します。

※具体的な実施内容については各地の司法書士会までお問い合わせください。