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明治大学と福島県新地町(しんちまち)が、東日本大震災の復興支援に関する協定を締結

2012年1月27日

明治大学

東日本大震災で多大な被害
福島県新地町(しんちまち)と復興支援に関する協定を締結
〜地域復興・地域活性化や、復興を担う人材育成などで連携〜

 明治大学は、昨年の東日本大震災で多大な被害を受けた福島県新地町(しんちまち)との間に、復興支援に関する協定を締結しました。今後、大学が有する知的資産や人材を活用して、同町の震災復興や地域再生に向け連携を進めていきます。明治大学と地方自治体間での震災復興を目的とした協定は、今回が初めてとなります。

 人口約8000人の新地町は、福島県最北部の太平洋岸にあり宮城県と隣接。震災では、震度6強の地震と直後に発生した大津波により109人の方が亡くなり、1人の方が行方不明となっています(2011年9月末現在)。津波による浸水は町全体の面積の5分の1に達し、500戸を超える住宅が全半壊。JR常磐線新地駅も全壊し、復旧の目途は立っていません。

 新地町の加藤憲郎町長が明治大学にて開催された震災復興の学会に参加した事をきっかけに、双方の交流が深まり、今回の協定締結に至りました。1月26日(木)には明治大学(東京都千代田区)で調印式が行われ、加藤町長と納谷廣美学長が協定書に調印。今後の連携を確認しました。

 連携協力の内容は下記(1)〜(4)の通りです。具体的には今後、町民対象のアンケート調査の共同実施などを行い、町の抱える課題を把握しながら復興施策を展開していく方針です。
(1)震災後の地域復興、地域活性化に関わる連携
(2)復興の担い手となる人材育成のための連携
(3)教育・文化・学術面における地域の復興・発展のための連携
(4)その他復興支援に関し、両者が必要と認める連携


【ご参考: 明治大学による復興支援の取り組み】
 明治大学は2011年5月に公表した学長方針で「この国難といわれる状況下において、一刻も早い復興に明治大学もできうる限り支援する責務がある」とし、それが「大学の使命である」と宣言しました。学生生活面では被災した学生への経済支援▽課外活動としては学生のボランティア活動への助成▽正課授業では学部間共通総合講座「東日本大震災に伴うボランティア実習」の設置▽研究面では「震災復興支援・防災研究プロジェクト」を実施するなど、「明治大学震災復興支援センター」を中心に全学を挙げて復興支援に取り組んでいます。
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