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『女性の加齢意識と生活スタイルに関する調査』

2012年3月12日

株式会社ワコール 広報・宣伝部

『女性の加齢意識と生活スタイルに関する調査』〜女性のエイジングと下着の心理学的研究〜

株式会社ワコールは、女性心理と下着との関係を社会科学的な手法で調査研究するプロジェクト『cocoros(ココロス)』にて、『女性の加齢意識と生活スタイルに関する調査』を実施しました。
『cocoros(ココロス)』は、2005年より聖心女子大学 文学部教授 菅原健介氏(専門:社会心理学・
性格心理学)と共同研究を進め、2010年には『女性の身体意識と生活スタイルに関する調査』も
発表しています。
20歳代から70歳代前半の、首都圏在住の女性1,114人を対象に意識調査を実施し、年齢により、外見の加齢に対する意識だけでなく、加齢という現実に向き合う意識がどのように変化するか、また下着に対する意識がどのように変化するかが明らかになりました。
<外見の加齢に対する意識の変化>
■「見られたい年齢」は「実年齢」より平均5.6歳若い年齢(P2)
「実年齢」と「見られたい年齢」との差は、20歳代で1.3歳、30歳代で4.5歳、40歳代で6.2歳、50歳代で7.7歳、
60歳代で7.3歳、70歳代で7.6歳という結果で、平均で5.6歳、それぞれ若く見られたいと思っています。

<加齢という現実に向き合う意識の変化>
■「年をとる」イメージは、加齢とともにネガティブからポジティブに変化(P3)
「年をとる」イメージは、20歳代では「熟練」「成熟」が高く、40〜50歳代では「入院・介護」「寝たきり」とネガティブなイメージが高いが、60歳代では「ゆとり」「悠々自適」とポジティブなイメージが高くなります。
■加齢とともに「他人と接点のある生き方」から「自立する生き方」へ(P3)
「人生の終盤の生き方」について、20歳代では「多くの人と接しながら生きる」ことが75.7%、50〜60歳代では「他人に依存することなく自立して生きる」ことが80%以上と全体に比べて高く、加齢とともに生活志向が変化していきます。
■加齢とともに「他者からの評価や外見」から「充実感」を意識(P4)
20歳代では、周囲への気遣いや外見を気にする項目が全体に比べて高い傾向にあります。60歳代ではこれらの項目には低い傾向ですが、充実感に関する項目は70%以上と高くなります。加齢とともに意識する対象が変化していきます。

<加齢にともなう、下着に対する意識の変化>
■下着選びのポイントは「補整・デザイン」から「シンプル」へ(P4)
年齢が若いほど、着用したときのボディラインや下着そのもののデザインを意識している項目に高い関心を示していますが、年齢が高くなるほど、シンプルなデザインや色に高い関心を示しています。
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