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放射性物質検査の自主出荷基準を20Bq/kgに引下げ

2012年3月29日

株式会社雪国まいたけ

雪国まいたけ
放射性物質検査の自主出荷基準を20Bq/kgに引下げ
〜お客様による「厳格化」の声を反映〜
─2012年3月30日(金)より新基準による運用開始─

 株式会社雪国まいたけ(本社:新潟県南魚沼市余川89番地、代表取締役社長:大平喜信)は、2011年9月から、きのこ類やもやし、カット野菜などについて、独自に放射性物質検査を実施し、同年11月からは、独自の出荷基準を40ベクレル/kgに定め、検査結果を公表していますが、このたび、その出荷基準を20ベクレル/kgに引下げ、2012年3月30日(金)から適用を開始いたします。

 当社では震災後の4月から、原料や製品の放射性物質の自主検査を開始、日々モニタリングを実施してまいりました。その後、お客様からの検査結果公開のご要望が多数寄せられたこともあり、精密な放射性物質検査が可能なゲルマニウム半導体検出器・波高分析装置を導入し、2011年9月15日よりその結果をお客様に公開しています。
 放射性物質検査機器を導入以降、毎日モニタリングを実施しており、国の暫定規制値(500ベクレル/kg)に対し、当社における検出限界値(20ベクレル/kg)を超えた放射性物質は検出されませんでした。しかしながら当社では、お客様により安心して当社の商品を手に取っていただけるよう、同年11月には出荷基準値を40 ベクレル/kgと定めました。この基準は、世界で最も厳しいとされるウクライナの野菜類の基準値と同じレベルとなります。
 その後も、当社の公式ツイッターやお客様相談室には、この基準でも十分ではなく、「自主基準をもっと引き下げてほしい」というご意見が数多く寄せられたこともあり、食の安全・安心を確保するためには、さらに厳しい基準が必要であると考え、この度、自主出荷基準値を更に引下げる運びとなりました。

 2012年4月より、国の放射性物質の基準値が引下げられます。この背景にも、食の安全・安心に対する消費者の皆様の思いが大きく反映していると推察されます。

 当社では、1997年に農薬検査、重金属などの検査設備を社内に完備し、きのこについては約400種類の農薬を一斉分析できる技術を確立しています。そして、その結果をお客様が店頭やHPで確認できる「雪国まいたけ安全システム」として公開し、2012年9月からは放射性物質検査の結果もご確認いただけるようになりました。これらは、あらゆるリスクを想定し「自分が口にしたくないものはつくらない、出荷しない」という当社の創業以来の理念に基づいています。
 当社では、現状の検査体制についてもお客様の声に応えるべく、今後さらに、「もっと上の安全」を目指して取り組んで参ります。
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