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2012/6/15

日立アロカメディカル株式会社

フードスクリーニングシステム( FSS-101)を発表

日立アロカメディカル株式会社（本社：東京都三鷹市牟礼6-22-1社長：吉住 実）は、食品放射能測定装置フードスクリーニングシステム(FSS-101）を発表しました。

食品衛生法に基づく食品に含まれる放射性物質（セシウム）の新基準値が２０１２年４月１日から適用されるなど、食品中の放射能に対する関心が高まる中、食品の安全・安心を担保する放射能測定装置は必要不可欠なものとなりつつあります。フードスクリーニングシステム（FSS-101）はこのようなニーズに応えるべく誕生した放射能測定装置です。
フードスクリーニングシステム（FSS-101）は、食品中の放射能を初心者でも煩雑な設定を行うことなく、専用容器にサンプルを入れ、測定ボタンを押すだけで簡便に測定できるシステムです。プラスチックシンチレーション検出器を採用しており、４月１日より適用された新基準値を担保するためのスクリーニング法に規定された測定下限値を持っています。野菜、魚介類、肉類など一般食品の測定が可能です。販売価格は１５０万円。

日立アロカメディカルでは、「一日でも早く、一人でも多くの被災者の安全・安心を」を合言葉に、社会で要求されている放射線測定装置を、一日でも早くお客様にお届けできるよう従業員一同一丸となり努めてまいります。

【製品の特徴】
１）　少試料、短時間スクリーニング
２）　測定下限値のシミュレーション（注１）が可能
３）　簡単操作
４）　小型、省スペース
（注１）測定場所のバックグラウンド計数率を基に、測定時間を変更した場合の測定下限値の試算ができる機能

【主な仕様】
検　出　器：　プラスチックシンチレータ
測定下限値：　２５Ｂｑ／ｋｇ　以下（137Cs線源にて）
　　　　　　　　　　　　　　　　　※条件 ： 試料質量　３１０g
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　測定時間　１５分
　　　　　　　　　　　　　　　バックグラウンド測定時間　２０分
　　　　　　　　　　　　　　　設置環境　線量率にて０．１μSv/h未満
　　　　　　　　　　　　　　※ただし設置環境によってはこの限りではありません。
スクリーニングレベル：　５０Ｂｑ／ｋｇ　以上
測　定　容　積：　３１０ml
測　定　試　料：　一般食品
校　　　　　正： 標準体積線源による校正
外　　　　　形： 約３４０（φ）×４２０（H）ｍｍ（突起物を除く）
総　　重　　量： 約７０ｋｇ以下

【日立アロカメディカル株式会社について】
日立アロカメディカル株式会社は、医用電子装置（超音波診断装置など）および汎用分析装置（放射線測定器など）、医用分析装置（検体前処理装置など）の３事業分野におけるリーディングカンパニーです。
日立グループの一員として、人や社会のさらなる安全、安心に貢献するために、“見えないものを見る／変化を照らす” という「illuminate the change」をカタチにした医療機器、計測機器を世界に発信します。

製品に関するお問い合わせ先：　計測システム営業部 バイオ・分析機器販売促進課　ＴＥＬ：0422-45-5129（直通）