75万人のレセプトデータから「新厄年」算出 - 1949〜50年生まれの団塊の世代に警鐘 -
[12/09/20]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2012年9月20日
株式会社エバーライフ 年齢研究所
75万人のレセプトデータから「新厄年」算出
- 1949〜50年生まれの団塊の世代に警鐘 -
株式会社エバーライフが2012年4月に設立した年齢研究所(福岡市中央区、所長:板倉弘重・茨城キリスト教大学名誉教授)は、株式会社日本医療データセンターの協力を得て母集団100万人のレセプトデータを分析し、健康寿命を損なう主な疾患やがんの発症リスクが高まる「新厄年」を算出しました。
30代〜60代の男女2000人を対象に最近実施した意識調査※によれば、厄年は「体調を崩しやすい」(43.2%)、「大病を患いやすい」(40.7%)など、健康を害する年齢としてイメージされる傾向が顕著にみられ、厄年を新たに定めるとすれば「大病を患いやすい年齢」が適していると考える人が4割(41.1%)にのぼっています。
※年齢研究所「第2回老化と年齢に関する意識調査〜「厄年」について」,2012年9月
年齢研究所ではこの調査結果を受け、母集団100万人のレセプトデータを分析。20~73歳の758,207人について、要介護・要支援の原因となる脳血管疾患、認知症、変形性膝関節症、骨粗鬆症、虚血性心疾患、糖尿病の6疾患に、悪性新生物(がん)を加えた7疾患の性・年齢別発症率(%)を積み上げ、特に発症リスクが上昇するターニングポイントを「新厄年」と定義しました。
今回、算出された「新厄年」は、男性24歳・37歳・50歳・63歳、女性25歳・39歳・52歳・63歳です。
厄年の新旧対照は、添付画像の通りです。
分析にあたった年齢研究所の板倉弘重所長は「63歳は、男女とも、7疾患の発症リスクが最も急上昇する年齢という意味で、新大厄(しん・たいやく)と呼んでよいかと思う。1949〜50(昭和24〜25)年生まれの団塊の世代がこの63歳を通過中で、健康でアクティブな老後を過ごすために、注意を喚起したい」と警鐘を鳴らしています。
参考:「新厄年」算出の手順
1.20〜73歳の計758,207人のレセプトデータから、7疾患(脳血管疾患、認知症、変形性膝関節症、骨粗鬆症、虚血性心疾患、糖尿病、がん)の性・年齢別発症率(%)を抽出し、その発症率を積み上げ、発症率の変化から近似計算*により近似曲線を取得。
(添付画像中、緑ラインが近似計算から得られた7疾患の近似曲線)。
2.近似曲線の20歳〜73歳までを直線で結び、その平行線(?)と近似曲線の接点を
1つ目の新厄年として設定(男性:50才、女性:52才)
3.近似曲線が上向きに転じる(=病気の発症率が高まり始める年齢)を
2つ目の新厄年として設定(男性:24才、女性:25才)
4.2つ目の新厄年と1つ目の新厄年の近似曲線間を直線で結び、その平行線(?)と近似曲線の接点を
3つ目の新厄年として設定(男性:37才、女性:39才)
5.さらに、1つ目の新厄年と73歳まで近似曲線間を直線で結び、その平行線(?)と近似曲線の接点を
4つ目の新厄年として設定(男性:63才、女性:63才)
*近似計算:真の値ではないが、元のデータに近い値を求める計算
直線と近似曲線の接点:データがゆるやかに増加する部分と急激に増加する部分との境目となる箇所。
この境目を新厄年として設定。
株式会社エバーライフ 年齢研究所
75万人のレセプトデータから「新厄年」算出
- 1949〜50年生まれの団塊の世代に警鐘 -
株式会社エバーライフが2012年4月に設立した年齢研究所(福岡市中央区、所長:板倉弘重・茨城キリスト教大学名誉教授)は、株式会社日本医療データセンターの協力を得て母集団100万人のレセプトデータを分析し、健康寿命を損なう主な疾患やがんの発症リスクが高まる「新厄年」を算出しました。
30代〜60代の男女2000人を対象に最近実施した意識調査※によれば、厄年は「体調を崩しやすい」(43.2%)、「大病を患いやすい」(40.7%)など、健康を害する年齢としてイメージされる傾向が顕著にみられ、厄年を新たに定めるとすれば「大病を患いやすい年齢」が適していると考える人が4割(41.1%)にのぼっています。
※年齢研究所「第2回老化と年齢に関する意識調査〜「厄年」について」,2012年9月
年齢研究所ではこの調査結果を受け、母集団100万人のレセプトデータを分析。20~73歳の758,207人について、要介護・要支援の原因となる脳血管疾患、認知症、変形性膝関節症、骨粗鬆症、虚血性心疾患、糖尿病の6疾患に、悪性新生物(がん)を加えた7疾患の性・年齢別発症率(%)を積み上げ、特に発症リスクが上昇するターニングポイントを「新厄年」と定義しました。
今回、算出された「新厄年」は、男性24歳・37歳・50歳・63歳、女性25歳・39歳・52歳・63歳です。
厄年の新旧対照は、添付画像の通りです。
分析にあたった年齢研究所の板倉弘重所長は「63歳は、男女とも、7疾患の発症リスクが最も急上昇する年齢という意味で、新大厄(しん・たいやく)と呼んでよいかと思う。1949〜50(昭和24〜25)年生まれの団塊の世代がこの63歳を通過中で、健康でアクティブな老後を過ごすために、注意を喚起したい」と警鐘を鳴らしています。
参考:「新厄年」算出の手順
1.20〜73歳の計758,207人のレセプトデータから、7疾患(脳血管疾患、認知症、変形性膝関節症、骨粗鬆症、虚血性心疾患、糖尿病、がん)の性・年齢別発症率(%)を抽出し、その発症率を積み上げ、発症率の変化から近似計算*により近似曲線を取得。
(添付画像中、緑ラインが近似計算から得られた7疾患の近似曲線)。
2.近似曲線の20歳〜73歳までを直線で結び、その平行線(?)と近似曲線の接点を
1つ目の新厄年として設定(男性:50才、女性:52才)
3.近似曲線が上向きに転じる(=病気の発症率が高まり始める年齢)を
2つ目の新厄年として設定(男性:24才、女性:25才)
4.2つ目の新厄年と1つ目の新厄年の近似曲線間を直線で結び、その平行線(?)と近似曲線の接点を
3つ目の新厄年として設定(男性:37才、女性:39才)
5.さらに、1つ目の新厄年と73歳まで近似曲線間を直線で結び、その平行線(?)と近似曲線の接点を
4つ目の新厄年として設定(男性:63才、女性:63才)
*近似計算:真の値ではないが、元のデータに近い値を求める計算
直線と近似曲線の接点:データがゆるやかに増加する部分と急激に増加する部分との境目となる箇所。
この境目を新厄年として設定。