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子どもを持つ30歳〜49歳の男性400人に聞く、現代の父親の食生活 2006年第1回調査との比較レポート

2013年4月26日

農林中央金庫

〜子どもを持つ30歳〜49歳の男性400人に聞く〜
第2回 現代の父親の食生活、家族で育む『食』
第1回調査「現代の父親の食生活、家族で育む食」(2006年)との比較レポート
―お父さんの家事参加率が7年前から大幅増。
子どものお弁当を作る人も増加し、イクメン傾向顕著に―

【お父さんの食事事情】
 ●朝ごはんを毎日家で食べるお父さんが過半数以上(56.3%)、平均は週に「4.8回」
  〜7年前より「毎日」(7年前49.3%→今回56.3%)が増加〜
 ●朝のメニューは、「ごはん」(66.9%)が「パン」(65.4%)を抜いてトップに
  〜7年前の1位「パン」(69.3%)と2位「卵料理」(62.5%)と比べると、ごはんとおかずの和食派が台頭〜
 ●お昼は「家で弁当を作ってもらう」が41.3%、7年前の25.5%から大幅増
  〜昼ごはんは「職場外の飲食店へ行く」(42.3%)と「家で弁当を作ってもらう」(41.3%)が拮抗〜
 ●昼食の予算は「500〜600円未満」(35.3%)が最多、平均は「591円」
  〜7年前調査の平均は「608円」から17円の値下がり〜
 ●夕ごはんのおかず、「野菜などの炒め物」(77.9%)や「サラダ」(75.6%)と野菜が中心
  〜一方、「焼き肉・ステーキ」(7年前54.6%→今回37.9%)は大幅に減少し、健康志向が顕著〜
 ●一方で、好きな料理は「カレー」、「唐揚げ」、「ギョウザ」
  〜「カレー」「唐揚げ」「ギョウザ」は、過去の本調査における小中学生(特に男子)でも定番人気メニュー!〜
  〜お父さんがよく作る料理も「カレー」が1位と、お父さんはとにかくカレーが大好き!〜

【お父さんと家族の食事】
 ●家事への参加率が向上、「食品の買い物」は7割以上(7年前53.5%→今回70.8%)
  〜「食事後の食器を運ぶ」(同34.5%→53.3%)、「料理を作る」(同29.8%→52.5%)は共に過半数を超える〜
 ●食生活の家事を「何もしない」お父さんは1割台(7年前28.8%→今回11.5%)と大幅減

【お父さんの食育】
 ●子どものごはんやお弁当を作ったことが「ある」というお父さんは4割弱(38.0%)
  〜7年前は「28.0%」、今回「38.0%」10ポイント増加でイクメン傾向を裏付け〜
 ●食生活の満足度の自己採点は高いが、7年前より「一家の大黒柱」という意識は低下
  〜食生活の満足度の自己採点は平均「77.8点」、「100点」をつけた人も1割以上(12.0%)〜
  〜一家の大黒柱と「感じる」(7年前73.3%→今回66.8%)が減少、「感じない」(同3.3%→9.3%)が増加〜


◇はじめに◇
農林中央金庫では、これまでに食に関する調査として、『世代をつなぐ食 その実態と意識』(2004年2月)から、各世代を対象として食に関する調査を継続して実施しています。
本年は、現代の父親の“食”に関する意識と実態を探ることを目的に、『第2回 現代の父親の食生活、家族で育む食』調査を実施しました。
なお、レポートの作成にあたりましては、7年前に今回とほぼ同じ条件で実施した『現代の父親の食生活、家族で育む食』(2006年調査、2007年3月発表)とも比較しながら、この7年間でお父さんの意識がどのように変化したかも探っています。調査対象は、首都圏に居住する子どもを持つ30歳〜49歳の男性400名で、調査期間は2013年3月16日から3月24日まででした。

◇調査結果まとめ◇
調査の結果、7年前に比べると、お父さんたちの家事への参加度は明らかに高まっており、“イクメン”などの傾向を裏付けていました。また、食への嗜好性に変化が見られ、お父さんと小中学生(特に男子)の好きなメニューにはほとんど差異がなくなってきています。

朝ごはんを毎日家で食べるお父さんが過半数(56.3%)で、平均は週に「4.8回」です。朝のメニューは1位「ごはん」(66.9%)、2位「パン」(65.4%)で、7年前の1位「パン」(69.3%)と2位「卵料理」(62.5%)と比べると、朝ごはんは「ごはん」派が台頭しました。

昼ごはんでは「家で弁当を作ってもらう」(前回25.5%→今回41.3%)が大幅に増加し、「職場外の飲食店へ行く」(42.3%)とほぼ同数になりました。昼食の予算は「500〜600円未満」(35.3%)が最も多く、平均は「591円」でした。7年前は「608円」だったので、平均が17円値下がりしたことになります。

夕ごはんのおかずでは、「野菜などの炒め物」(77.9%)や「サラダ」(75.6%)など野菜メニューが上位に躍進したのに対し、「焼き肉・ステーキ」(前回54.6%→今回37.9%)が大幅に減少しており、健康に気を使うようになった傾向が感じ取れます。

お酒は「ビール(発泡酒なども含む)」(75.5%)が圧倒的人気、次いで「焼酎」(45.3%)ですが、前回と比較すると「焼酎」(前回52.0%→今回45.3%)は減り、他の酒に人気が分散しました。

お父さんの食生活への参加度は、7年前に比べ全体に高まりました。「食品の買い物」をするが7割(前回53.5%→今回70.8%)を超え、「食事後の食器を運ぶ」(同34.5%→53.3%)や「料理を作る」(同29.8%→52.5%)も過半数、子どものごはんやお弁当を作ったことがあるお父さんも4割弱(38.0%)に達し、前回(28.0%)より10ポイントも増加しました。これらに対して「何もしない」は1割台(同28.8%→11.5%)と、明らかな少数派となりました。

食生活の満足度の自己採点では、平均「77.8点」で「100点」(12.0%)も1割以上いるなど、全体に高得点が目立ちます。その割に「一家の大黒柱」だという自覚は、「感じる」(前回73.3%→今回66.8%)と減少傾向であるのに対し、「感じない」(同3.3%→9.3%)が増加しました。

以下は、今回調査内容のダイジェストです。詳細につきましては、過去の調査報告書も含め、当金庫のホームページ(http://www.nochubank.or.jp/contribution/research.html)に掲載の調査報告書をご参照下さい。
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