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コーポレート・ガバナンス・アワード2013の3大賞発表

2013年11月20日

日本マネジメント総合研究所合同会社

コーポレート・ガバナンス・アワード2013において、2013年11月19日の同フォーラムにて3大賞を発表
「勇気ある監査役大賞」「勇気ある通報者大賞」「勇気あるガバナンス大賞」の3大賞が決定!
主宰:日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 戸村智憲

報道機関各位
2013年11月20日
日本マネジメント総合研究所合同会社

この度、当社主催にてコーポレート・ガバナンス・アワード2013を下記の通り
開催し、3大賞(「勇気ある通報者大賞」「勇気ある監査役大賞」「勇気ある
ガバナンス大賞」)を発表致しました。

開催日程: 2013年11月19日(火)10時〜17時
会  場: ホテルグランドヒル市ヶ谷 「芙蓉」の間 (東京開催)
主  催: 日本マネジメント総合研究所合同会社
選考方法: アドバイザー各位の推薦・一般推薦を受け付け、当社にて最終選考

大賞発表: 1.勇気ある通報者大賞の受賞者と授賞理由

        受賞者: 読者プレゼント水増し問題告発者の
元秋田書店社員(女性:匿名対応として授賞)

        (選考理由)
        同受賞者は、産経新聞11月7日付の記事が正しいとするならば、
        同記事によると、「漫画雑誌の読者プレゼントの当選者数を
        水増ししたとして消費者庁から措置命令を受けた秋田書店の
        元社員の女性(28)が「不正を告発したら懲戒解雇された」
        として、同社に解雇撤回などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が
        7日、東京地裁(竹田光広裁判長)であった。秋田書店側は
        請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
        原告側によると、女性は平成19年に秋田書店に入社後、プレ
        ゼント業務を約4年間担当。前任者からの引き継ぎで当選者の
        水増しを知り、上司に抗議したが、不正を続けるよう要求された
        という。女性はその後、睡眠障害などを発症し、23年9月から
        休職。昨年2月に「読者プレゼントを発送せず、盗んだ」とする
        解雇通知を受け、3月末に解雇された。原告側は「盗んだ事実は
        なく、休職中の解雇は無効」と主張している。 女性は法廷で意見
        陳述し「会社は違法行為をただすのではなく、私を解雇することで
        隠蔽(いんぺい)する道を選んだ。会社の体質が変わらない限り
        同じことが必ず起こる」と訴えた。」
        また、別の報道によれば、この女性が休職中にも不正があった
        可能性があるとのことのようであり、公判中であり確定的にこの
        女性が法的に正当か否かは公判にゆだねるとして、勇気をもって
        不正を正し、その中でつらい思いをさせられ続けてきたことを
        勘案し、選考・大賞授賞とした。秋田書店の各種報道による主張
        からすれば、この女性の方が悪者・不正行為者であるというよう
        な論調であったがそうならば、この女性は不正を自ら自首し改悛
        の情をもって対応したとも考え得るため、そうであってもここに
        勇気をたたえたい。

      2.勇気ある監査役大賞の受賞者と授賞理由

        受賞者: 雪国まいたけ 取締役より告発文を受け不適切会計の
調査・是正をすすめた監査役各位 (合同授賞)

        (選考理由)
        同受賞者は産経ニュース2013.11.6(00:04)付の報道記事が正しいもの
        としたならば、同記事によると、「キノコ類の生産販売大手、雪国
        まいたけ(新潟県南魚沼市)は5日、大平喜信社長が過去の不適切な
        会計処理問題の経営責任を取るために辞任を申し出て、同日の臨時取
        締役会で了承されたと発表した。辞任する時期や後任人事は決まり
        次第開示する予定としている。同日公表した社内調査委員会の報告書
        によると、過去に取得した土地の資産計上や広告宣伝費の計上の方法
        などに不適切な部分があった。同社は、会計処理問題の判明を受けて
        発表を延期した平成25年9月中間連結決算を開示する14日までに、
        問題があった部分を修正する方針だ。修正に伴う累計の影響額は
        約13億円になるという。雪国まいたけは「株主はじめ関係者の皆さま
        に多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしたことを心より深くおわび申し
        上げます」としている。」となっている。また、公表・掲出された
        各種情報からは、取締役より監査役に告発文が投じられ、不適切会計に
        関する調査を行った監査役は、経営陣に媚びることなく企業健全化に
        向けて勇気ある行動を起こした存在として敬意を表されるべきものと
        思われる。なお、本件につき、オリンパスの飛ばし問題にかなり似た
        ようなステップで、当初の同社の内部統制を有効とする内部統制報告書が、
        後日、内部統制訂正報告書により「開示すべき重要な不備」として改めら
        れている。内部統制報告制度の抜け穴を突いたような
        「脱法内部統制報告制度的運用にメスを入れることに寄与した監査役各位に、
        本大賞を授賞しJ-SOXを再考する機会としても見つめ直すべき事案と思料
        される。
  
      3.勇気あるガバナンス大賞の受賞者と授賞理由

        受賞者: ブラック企業大賞企画委員会

        (選考理由)
        同受賞者は産経ニュース2013.6.27 (20:08)付の報道記事や同委員会発表内容等
        が正しいものとしたならば、同記事によると、「労働問題に詳しい弁護士や
        労働組合の関係者らが選ぶ「ブラック企業大賞」のノミネート企業が27日、
        公表された。従業員の過労自殺問題などが取りざたされた外食関連企業や過労死
        が労災認定された婦人服製造販売企業など8社が選ばれた。8月11日に大賞が
        発表される。賞は、パワハラや長時間勤務など企業から過酷な労働を強いられる
        「ブラック企業」が社会問題化していることを受け、昨年創設された。今年は、
        過酷な労働をめぐって労災申請や訴訟が提起された企業などを対象に選定した。
        大賞は、弁護士の佐々木亮氏や首都圏青年ユニオン青年非正規労働センターの
        河添誠事務局長らがメンバーの「ブラック企業大賞実行委員会」が決定する。」
        とあり、また、既に同委員会のウェブサイトでも記者会見の模様を含めて各種
        公表の通り大賞選定を行っている。ブラック企業の定義はさまざまに設定されて
        いるが、企業がとかくコンプライアンスの強化を叫ぶ中、サービス残業や過労死
        問題などの労働者保護のコンプラアンス対応を疎かにする、あるいは、コスト
        要因として厳しく疎外する中、コンプライアンス強化の本質的な問題の指摘を
        通じて、企業経営・企業統治のあり方や意識に企業経営者に媚びを売らずに一石を
        投じているように思われる対応に、社会的にエールを送るべきものと思料される。
        また、大賞をブラック企業をブラックリスト方式で選出する手法は、海外で行われ
        がちなものではあるが、日本の各機関が、広告主や協賛金や会費の拠出者への
        大人の事情から行いたがらないことを積極果敢に勇気をもって行っていることに
        敬意を表すべきかと考えられ得る。同大賞授賞などの活動を通じ、社会的気運と
        しても、司法・立法・行政各方面でブラック企業対策が促進され、企業経営者の
        企業統治のあり方を再考させる上で企業健全化・社会貢献等において寄与が少なく
        ないと思われる。

開催趣旨: 世の中で当たり前で最も難しいことに、正しいことを正しいと言い、
      誤っていることを誤っていると述べて是正することがあるように思わ
      れます。大事なことほどシンプルでありながら奥深いもののようにも
      思われます。

      まっとうな方が逆に加害者扱いを受け、良からぬ物事を企てる者が
      被害者意識を高める世の中で、もし、ひとときの間であっても、まっ
      とうなことがまっとうに評価されたなら、どれだけ人の心が救われる
      ことかと思ったりしております。

      そのような思いの中、出世や利得に関わらず、勇気をもった行いを
      なさった方々に、微力ながら何か遠くからでも陰からでもお役に立て
      ないかという思いを抱き開催させて頂きました次第です。

      幾ばくかのご協賛を賜りながらも、なぜそのような儲からないことを
      行うのかといぶかしがられながらも、いろいろな方々にご助力を断られ
      つつ、心温かい方々にお支え頂きつつ、身の程もわきまえずほぼ私費を
      投じて勇気ある言行にエールを送ることくらいはできないかと、
      勇気ある監査役大賞・勇気ある通報者大賞・勇気あるガバナンス大賞を
      表彰する本アワードを企画して参りました。

      日本企業がより健全な企業統治・内部統制・リスク管理を含め、企業価値
      の向上への歩みを確かなものとし、国際的・社会的な要請に適応していけ
      るよう、コーポレート・ガバナンス・アワードを設けて、良き企業統治へ
      の取り組みをされた方々を表彰させて頂くことと致しました。

      2012年には、「勇気ある監査役大賞」「勇気ある通報者大賞」
      (共に戸村智憲の登録商標)を日本初で表彰させて頂き、「企業ガバナンス
      フォーラム2012」内特設企画にて特別パネルディスカッションなども開催
      致しました。

      2013年は、コーポレート・ガバナンスへの積極的な取り組みをされる
      「勇気あるガバナンス大賞」を新設し、社会的に良き企業統治への歩みを
      進められる方々を応援・支援する風土の醸成に役立てば幸いでございます。

      かつて優良企業と目された大企業でも各種不祥事が相次ぐ中、監査役として
      なすべき対応をとったり、内部通報者・告発者として不正を是正しようとし
      たりしても、往々にして正しいことを行った者の方が、企業や組織から
      しっぺ返しをされたり社会から疎外されがちであったりします。

      正しいことを行った者に対し、不正を行っている者が、監査心理学における
      「加害者と被害者の入れ替わり」が起こり、不正を正す監査指摘・是正行為
      や内部通報・内部告発を行った者の方が「裏切り者」や「密告者」として
      あたかも「加害者」であるかのように、そして、不正を行っている者の方が
      「被害者」であるかのように装われることがあります。

      米国の公益通報関連の法制度のような、通報者に報奨金を与えて正しい行動
      に対する一定の報いがあれば生活資金にも困らないでしょうが、日本では
      そのような報奨金制度はなく、会社からも社会からも疎外され、正しいこと
      を行おうとする風土が育まれないことを危惧されます。

      そこで、本企画では、報奨金のような実利を差し上げられなくとも、正しい
      ことを身の危険や生活の危機に直面されたとしても貫かれている方々・企業
      などに対し、社会的に応援するメッセージを届け、少しでも社会風土を変え
      ていくきっかけになればと願って企画・開催させて頂くこととしました。

      この大賞の表彰では、選考された方や団体などの過去の隠された事実があった
      場合や今後の健全性を担保・確証あるいは健全であり続けると保証するもの
      ではありません。

      大賞選考の参考ガイド
       ・私利私欲からではない勇気ある言動・通報・告発かどうか
       ・被害者や社会など誰かの役に立っているかどうか
       ・売名行為や意趣返しとしての言動・通報・告発になっていないか
       ・正義を成すにもその成し方が正しいかどうか などに沿って選定

      アドバイザーの方々のご推薦や一般投票などで寄せられた情報等から、
      せんえつながら当社にて、正しさを求めて勇気を出された方々を社会に応援
      する上で最適ではないかと思われる方や団体を選考させて頂きました。

      必ずしも、問題・事件などの報道の大きさやインパクトの大小で決まるもの
      ではありません。また、通報の権利や監査役の権利の濫用をあおるものでも
      ありません。

      ここでの大賞発表は、日本における全ての経営陣・監査役・通報者等の活動を
      網羅的に把握したものではなく、当事者に不要な不安や疑念をもたらすことを
      避ける等のためにも、主に公表された情報を基にしています。したがって、
      「名もなき戦士」のように表に現れてきていない正しさへ向けた争議に当たら
      れている方々がいらっしゃるであろうことと、その方々への応援も併せてお届け
      できればと思います。

      主宰の戸村の思いとしましては、企業・団体に媚びるような大賞であったり、
      いたずらに物事をあおるような大賞であることではなく内部自治・統治体の
      中での自浄作用を高める上で大切な取り組みを社会としてまっとうに評価して
      いければと願っております。

開催概要: 下記の通りとなっております

開催日程:  2013年11月19日(火)10:00〜17:00
開催会場:  ホテルグランドヒル市ヶ谷 芙蓉の間 (東京都)
主  宰:  日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 戸村智憲
主  催:  日本マネジメント総合研究所合同会社
共  催:  フジサンケイビジネスアイ
メディアスポンサー:
       ビジネス+IT(ソフトバンク クリエイティブ(株))
         (2013年10月1日よりSBクリエイティブ(株)に社名ご変更)
       日本工業出版(株)
       MyNewsJapan
       CSRジャーナル
後  援:  日本ERM経営協会
       日本クラウドユーザー協会
特別協賛:  株式会社アクアシステムズ
アドバイザー: ・日本大学大学院グローバル・ビジネス研究科教授 
          (元)世界銀行グループMIGA長官 (元)大蔵省国際金融局次長
         井川 紀道 氏
        ・横浜国立大学名誉教授          
         エジンバラ大学客員教授
         吉川 武男 氏
        ・大阪国際大学 ビジネス学部 経営デザイン学科 教授
         一般社団法人 国際CCO交流研究所 理事
          元 阪急電鉄株式会社 内部監査部調査役 準常勤監査役
          元 以下不動産系6社の準監査役(非常勤監査役)
            阪急不動産(株)・阪急阪神ビルマネジメント(株)・
            (株)阪急コミュニティサービス・阪急リート投信(株)・
            阪急インベストメント・パートナーズ(株)・
            (株)阪急ハウジングサポート
         石井 康夫 氏
        ・株式会社 日本工業新聞社 『フジサンケイビジネスアイ』
         常務取締役 斎木 純一 氏
パネリスト:  ・司会進行/ファシリテーター
         日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 戸村智憲
        ・日本大学大学院グローバル・ビジネス研究科教授 
         (元)世界銀行グループMIGA長官 (元)大蔵省国際金融局次長
        井川 紀道 氏
        ・(株)サンエー印刷 特別顧問
         (株)マーバルパートナーズ 監査役
         (株)パソナ パソナキャリアカンパニー 顧問
         (一社)ディレクトフォース 監査役部会 会員
         (元)オプトレックス株式会社 常勤監査役
         野末 正博 氏
定  員:  100名様
ご参加費:  無料(一般・マスコミ関係者様のご聴講)
対象者様:  企業や団体の役員・幹部・管理職の方、行政機関等の企業統治関係者の方、
       機関投資家の方々、英国スチュワードシップコードにご興味のある方々、
       ITガバナンス・IT監査関係者の方、内部統制・監査・総務・財務会計など
       の方々、弁護士・会計士・IT監査人などの方、マスコミ関係者、その他、
       個人を含め企業統治全般にご興味のある方々など。
       企業・団体の枠や競合関係等を超えて、広くご参画をお待ちしております。

開催次第:  09:30 受付開始・開場
       10:00〜10:10: 主宰による挨拶・共催社挨拶
       10:10〜11:10: 基調講演 「経営に資する監査と企業統治(仮)」 戸村智憲
       11:15〜11:55: 講演1「内部統制評価の効率化ポイント
                    〜制度対応で終わらせないための実務事例のご紹介」
                    講師=岸塚 大季 様・大塚商会
                    技術本部 コンサルティングサービスセンター
                    公認情報システム監査人(CISA)/システム監査技術者
       11:55〜13:00: 昼食休憩・展示
       13:00〜14:00: 講演2「情報システム部門に対する内部統制と
                     データベース監査」
                    講師= 安澤 弘子様・アクアシステムズ
                    マネージャー/情報セキュリティアドミニストレータ
       14:10〜15:10: 講演3「リスクマネジメントとコーポレイトガバナンス」
                    講師=戸田浩二様・サイバービジネス 代表取締役
15:10〜15:40: 休憩・ステージ転換(パネルディスカッション形式)
個別Q&Aなどご自由にご質問・ご相談下さいませ。
       15:40〜15:55: コーポレート・ガバナンス・アワード 各大賞発表/表彰
               主宰より講評
       16:00〜16:50: 特別パネルディスカッション
         <司会進行・兼・コメンテーター>
           日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 戸村智憲
         <パネリスト>
           日本大学大学院グローバル・ビジネス研究科教授
              井川 紀道 氏
           (一社)ディレクトフォース 監査役部会 会員
              野末 正博 氏
       16:50〜17:00: 閉会のご挨拶 (10分間)
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