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医薬品開発にもビッグデータ活用を。疫学データ解析により医薬品開発の効率化と社会貢献が実現可能に。

2013年12月10日

株式会社日本医療データセンター

医薬品開発にもビッグデータ活用を。
リアルワールドデータであるレセプト等の疫学データ解析により
真のアンメット・メディカルニーズを把握し、
医薬品開発の効率化と社会貢献が実現可能に。

2013年12月5日、マンダリンオリエンタル東京にて第3回経営戦略セミナーが開催された(主催:株式会社日本医療データセンター、JMDC)。希少疾病・難病における医薬品開発とレジストリ、レセプト等ビッグデータの活用をテーマに、製薬企業の経営層を中心に約100名が参加した。
POCクリニカルリサーチの小澤健夫氏は、ブロックバスターから希少疾患等へシフトしつつある医薬品開発において、開発の段階から患者や医師主導のレジストリ、保険者レセプトデータ等を活用し、事業性評価と開発実行可能性評価の確度を上げていくことが重要であると講演した。
アレクシオンファーマの和田道彦氏は、日本における疫学データの発展途上が希少疾患薬剤開発における問題の一つであるとし、実際にレセプトデータベースのデモを交えながら、想定される希少疾病のポピュレーションサイズを評価した。
倉敷中央病院の徳増裕宣氏は、偶然による新治療の発見に頼るのではなく、臨床の現場において医療データベースを用いた疫学研究を推進することでシーズの顕在化を図り、医薬品開発に活かしていくべきであると述べた。
最後に座長の川上浩司氏(京都大学薬剤疫学)は、今後の医薬品産業発展のためには、基礎研究の成果を臨床応用にという古典的なパラダイムだけはなく、レジストリ、レセプト等の疫学データ解析により真のアンメット・メディカルニーズを探ることが鍵となると締めくくり、会を終了した。

【開催概要】
第3回JMDC経営戦略セミナー
「希少疾病・難病における医薬品開発〜医療データベースの重要性〜」
開催日時:2013年12月5日(木)14:00〜18:30
会場:マンダリンオリエンタル東京


講演1:〜先端医療開発支援の視点から〜
   『医薬品開発と疾患レジストリ』
   小澤健夫氏 POCクリニカルリサーチ株式会社 代表取締役社長 
講演2:〜希少疾病治療薬開発の視点から〜
『希少疾患における薬剤開発とレジストリ』
和田道彦氏 アレクシオンファーマ 執行役員 臨床開発本部長
講演3:〜小児科領域の臨床研究の視点から〜
   『医薬品開発と難病の疾患レジストリ  
‐ ニーズとシーズをつなぐために、今求められているもの‐ 』
徳増裕宣氏 倉敷中央病院 臨床研究センター兼小児科


【この件に関するお問い合わせ先】
[会社名]株式会社日本医療データセンター
[部署名]製薬事業部
[担当者名]友田
[TEL]03-5733-5011
[Email]ph-seminar@jmdc.co.jp
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