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ストラタス、OpenStack Foundationに企業スポンサーとして参画

2014年5月20日

日本ストラタステクノロジー株式会社

ストラタス、OpenStack Foundationに企業スポンサーとして参画
〜OpenStackクラウド・オペレーティングシステム向けのSoftware Defined Availabilityソリューションを提供〜

2014年5月20日(東京)発− 日本ストラタステクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長、飯田晴祥)は本日、ストラタステクノロジー(本社:米国マサチューセッツ州メイナード、社長兼最高経営責任者:David C. Laurello(デイビッド・C・ロレーロ)、以下ストラタス)が、OpenStack(R) FoundationのCorporate Sponsor(企業スポンサー)になったことをお知らせします。また同時に、OpenStackベースのクラウド基盤においてSoftware Defined Availability(SDA:ソフトウェア制御による高可用性)を実現するソリューション群を提供予定であることも発表いたします。このストラタスのソリューションによって、高い可用性を必要とするアプリケーションをクラウドに移行、展開することが可能になります。

米国ではOpenStackは既に多くの企業や組織のクラウド基盤として採用されており、日本においても加速的に普及が始まっています。また、企業や組織のアプリケーションのクラウド上への移行、展開が本格的に進む中、クラウド基盤の可用性に対する高い要求に応えることのできるソリューションが求められています。

「可用性に関するストラタスの優れた専門知識と実績を、クラウド環境において最大限に活かすことのできるこの新しいソフトウェア・ソリューション群により、企業や組織のお客様が懸念するクラウド環境のリスクを低減すると同時に、クラウド・コンピューティングのさまざまなメリットを包括的に提供していく予定です。」と、ストラタスのチーフ・マーケティング・オフィサーであるNigel Dessau(ナイジェル・ダッソー)は述べています。「クラウド・インフラストラクチャそのものの可用性を実現することにより、クラウド環境のサービスレベルが飛躍的に向上し、これまでレガシー・アプリケーションのクラウドへの移行を阻んでいた可用性やコストに関する障壁が取り除かれることになります。」

ストラタスのクラウド・ソリューション群は、Availability Engine(可用性エンジン)、Orchestrator(オーケストレータ)、そしてPortal and Service Catalog(ポータルとサービス・カタログ)の3つの主要なコンポーネントで構成されています。

■Availability Engineは、ソフトウェア・フォールト・トレランスの中核部分であり、仮想マシン(VM)を二重化することによりインフラストラクチャ・レベルでメインフレームと同等の高信頼性を実現し、OpenStackベースのクラウド基盤を保護します。内蔵された可用性保護機能はコントロール・プレーンとアプリケーションまでカバーしており、クラウド環境おいて真のフォールト・トレラントな環境をKVM上で提供します。

■Orchestratorは、OpenStackのオーケストレーションエンジン(コードネーム:Heat)の機能を拡張し、プロビジョニング・プロセスを自動的に実行します。Orchestratorのスマートタグ・システムにより可用性要件、必要なリソース、パフォーマンス特性、コンプライアンス要件など、アプリケーションの特性が記述可能となります。このアプリケーション固有の特性に基づいて、Orchestratorは物理およびソフトウェア基盤の最適な場所にワークロードを自動的に展開します。

■Portal and Service CatalogはOpenStack Dashboardに代わり、アプリケーションのプロビジョニングを効率化します。またテンプレートに基づくワークロードのプロファイルを用いたアプリケーションの自動展開を可能にします。内蔵されたこのダッシュボードを利用して、システム管理者はシステム全体のアプリケーションの稼動状態の概要を確認することができます。また、IT担当者がリソースをその特性に基づいてタグ付けしたり、サービスカタログを作成することが可能となります。これによりアプリケーションのオーナーやビジネスユーザは、事前に構成済のテンプレートのライブラリを利用して、新しいアプリケーションの迅速な展開が可能となります。

ストラタスのクラウド・ソリューションでは、お客様がアプリケーション毎に可用性の設定レベルを選択することができます。これにより、単一のクラウド基盤で実行する複数のアプリケーションに対して、ニーズに応じたさまざまなレベルの可用性を持たせることが可能になります。さらに、SDAではアプリケーションの可用性レベルを稼動中に変更できるため、特定の時期や時点で異なるレベルの可用性が要求されるアプリケーションに対応することも可能です。このようなアプリケーションとしては、休暇シーズンに稼動率がピークを迎えるe-コマース・アプリケーションや、会計年度末の金融システムなどが挙げられます。

一般的なクラウド基盤には、可用性保護機能が組み込まれていません。このため、アプリケーションそのものに可用性保護機能を組み込む必要があり、レガシー・アプリケーションのクラウドへの移行の際にリファクタリングやプログラム変更が必要となるため、その移行を阻む要因となっています。ストラタスのAvailability Engineは、アプリケーションの下位層にあるクラウド基盤に可用性を組み込むため、お客様はレガシーなWindowsやLinuxアプリケーションに変更を加えることなくクラウド環境に移行させることが可能になります。

ストラタスのクラウド・ソリューションは、オープンソースのOpenStackクラウド・オペレーティングシステムと共に展開することが可能です。このソリューションは、OpenStack Compute(Nova)、Networking(Neutron)、Storage(SwiftおよびCinder)、Orchestration(Heat)、Identity(Keystone)などのOpenStackサービス用の標準API群と連携して稼動します。Availability Engineは、オープンソースのKVMハイパーバイザにストラタス独自のフォールトトレラント機能を拡張したバージョンとなります。


■ストラタステクノロジーについて
ストラタスは、今日の「always-on world」環境において、止まらないアプリケーションの実現のための、インフラストラクチャを基盤としたソリューションを提供するリーディングプロバイダです。ストラタスはアプリケーションの書き換えなしでエンタープライズサーバからクラウド環境に「always-onインフラストラクチャ」の迅速な移行、展開を可能にします。当社の柔軟性のあるソリューションであるソフトウェア、プラットフォーム、およびサービスは、システム停止を極限まで回避し、お客様の重要なビジネスシステム性能を連続稼動させることを保証します。
詳細は、www.stratus.co.jpをご参照ください。
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