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“研究者の8割が電子書籍を支持”―電子書籍に関する白書を発表

2014年6月10日

シュプリンガー・ジャパン株式会社

研究者の8割が電子書籍を支持
シュプリンガーが電子書籍に関する白書を発表

国際学術出版社シュプリンガー・ジャパン株式会社は、日本の研究者を対象に、電子書籍(英文学術書の電子版)に関する認知度および利用行動調査を実施し、「イーブック白書」として電子書籍の利用実態を明らかにしました。
 本調査は大学・企業・病院などの研究開発機関で研究に携わる研究者、教員、学生を対象にアンケートを実施しました。調査期間は2013年3月1日〜 11月30日、回答はウェブサイトやEメールのほか、学術関連の展示会場などで依頼しました。有効回答数は1,174人でした。

<紙と電子の比較では81%が電子書籍を支持>
 電子書籍の利用についてその経験の有無を尋ねたところ、全体で49%の人が「利用経験がある」と回答しました。そのうち、“紙の書籍に比べ電子書籍をどう思うか”という質問に対し、「紙の書籍の方が良い」と回答したのは11%にとどまり、81%が電子書籍を支持しました。

<92%が今後1年間に電子書籍を利用したいと回答>
 “今後電子書籍を利用したいか”という問いには、92%が「利用したい」と回答し、大多数が電子書籍の利用を前向きに考えていました。

<モバイル所有者のうち73%がモバイルで学術文献を利用した経験あり>
“モバイルデバイスを利用して学術文献を利用したことがあるか”という設問には、スマートフォンやタブレットなどのモバイル所有者のうち73%が「利用したことがある」と回答しています。また、“今後1年間にモバイルデバイスで学術文献を利用したいか”との設問には、非所有者も含め全体の84% が「利用したい」と回答しており、デバイスの普及とともに利用が増大することが予想されます。

<総括>
 本調査から、研究者は電子書籍の利用について、電子版ならではの利便性については十分認識しており、その特長が生かされる場合には大いに利用していきたいという積極的な姿勢がうかがえました。日本の学術業界において電子書籍の導入期は終了し、既に発展期に突入していることが考えられます。
 日本は今、かつてない激しい国際競争の時代に突入しています。政府は日本の国際競争力の強化を掲げ、文部科学省は大学教育の在り方について、世界に通用する人材の育成だけでなく、留学生や海外の優れた教育者・研究者の積極的な受け入れをすすめています。
シュプリンガーは、英文学術書を電子書籍として提供することを通じて、研究機関における英語による教育環境を整備し、日本の研究者のみならず留学生や海外からの研究者へ、充実した学術情報サービスを提供することを支援しています。

本白書はシュプリンガー・ジャパン株式会社のウェブサイトでご覧になれます。
http://www.springer.jp/librarian/files/WhitePaper6.pdf


<シュプリンガー社について>
シュプリンガーは、世界有数の国際学術出版社です。1842年の設立以来、革新的な情報プロダクトやサービスを通して、ハイクオリティなコンテンツを配信しており、出版物の中には、200人以上のノーベル賞受賞者の著作が含まれております。科学・技術・医学(STM)分野では、約2,000点のジャーナル、年間7,000点を超える新刊を出版し、170,000点以上の電子書籍を提供しています。

<問い合わせ先>
シュプリンガー・ジャパン株式会社 田辺,川崎
ホームページ:http://www.springer.jp/
電話:03-6831-7000  e-mail: info@springer.jp
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