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鹿児島県と米盛病院がドクターヘリの補完協定を締結。10月1日運航開始 全国初!『ドクターヘリの補完運航』

2014年9月30日

株式会社エス・エム・エス

鹿児島県と米盛病院がドクターヘリの補完協定を締結。10月1日運航開始
全国初!『ドクターヘリの補完運航』で救命率をUPせよ

株式会社エス・エム・エス(本社:東京都港区、代表取締役社長:後藤夏樹、東証一部上場)が病院経営をサポートする鹿児島市の「米盛病院」(病院所在地:鹿児島県鹿児島市、理事長・院長:米盛公治、295床)が、全国初となる「鹿児島県ドクターヘリ 補完ヘリの救急患者搬送に関する協定」を鹿児島県と締結し、10月1日より運航を開始することをお知らせいたします。

【年々増加するドクターヘリ出動要請にどう応えるか?】
鹿児島県と米盛病院は、全国初となる「ドクターヘリの補完協定」を締結し、10月1日より運航いたします。これは、公的事業である「鹿児島県ドクターヘリ」の稼動を、民間の米盛病院が運航する医療用ヘリ「レッドウイング」がサポートする協定です。
鹿児島県保健医療福祉課の発表によると、県のドクターヘリは2011年12月から、奄美を除く県内で運航を開始し、2012年は591件、2013年は835件の出動があり、ドクターヘリ出動中に出動要請が重なる『重複要請』は、2012年に65件、2013年に96件と急増しています。今回の協定は、この『重複要請』の軽減が柱となります。『重複要請』の発生時に民間医療用ヘリ「レッドウイング」が出動することにより、平行して2件のドクターヘリ出動要請に対応することができます。また、多数傷病者発生事案時には、鹿児島県ドクターヘリと同時出動することにより、鹿児島県の救急救命率の改善、PTD(防ぎ得た外傷死)の減少に大きく貢献できると考えています。


【重複要請の補完だけじゃない!大規模災害時に期待される機能】
重複要請時の補完運航に加えて、大規模災害時のドクターヘリ補完機能も期待されます。例えば、大規模災害が発生し、県ドクターヘリが他県に派遣された場合、米盛病院の「レッドウイング」が、鹿児島県ドクターヘリ運航を代行し、鹿児島県の救急救命を担います。

【民間病院の中に「消防指令本部」が出現!?】
米盛病院では、「レッドウイング」や自院所有のドクターカーへの指令や業務調整を行うために、県・市の消防などと連携・調整を行う「救急調整室」(下の写真)を設置しています。
スタッフ6名は救急救命士の資格を保有し、「レッドウイング」との無線連絡を担当する運航会社との連携や、ドクターカー・救急車とのランデブーポイントの調整など、消防指令本部のような活動を行います。「救急調整室」の機能により、県ドクターヘリとより円滑に連動し「レッドウイング」の適正な補完運航をサポートします。

今回の協定では、『重複要請』を含めた「レッドウイング」の運航費用を米盛病院が自己負担することで、県財政への負担軽減にも寄与しています。また、県は重複要請事案を含めた情報を速やかに米盛病院へ提供することにより、救命率を向上し、鹿児島県民の医療サービスの拡充を行います。

【米盛病院の概要】
●社会医療法人緑泉会 米盛病院
〒890-0062 鹿児島市与次郎1丁目7番1号
●診療科目/病床数
整形外科、救急科、リハビリテーション科、リウマチ科、麻酔科(麻酔科医:門田善民)/295床
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