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大学教育が根本から変わる。学生同士が得意分野を相互に教え合うKITの新たなアクティブラーニングを推進

2015年4月6日

金沢工業大学

大学教育が根本から変わる。
学生同士が得意分野を相互に教え合う「教えの連鎖」が可能
KITの新たなアクティブラーニングを推進

金沢工業大学では平成27年度から、授業当日の夕方に、学生同士が相互に教え合う新たなアクティブラーニングを22科目から導入を始め、将来的には全科目での推進を目指しています。

金沢工業大学では、授業を行った当日の夕方にライブラリーセンター3階グループ学習室を中心に、「特別教育補助員」(シニアSA)の学生が学習のサポートを行う取り組みを行っています。

シニアSAは、その日の正課授業を聴講し、授業内でわかりづらいと思われる箇所を理解しやすいようにノートにまとめ、授業の復習とポイントとなるキーワードについて解説します。これらは教員にもフィードバックされ、学生の視点から授業を改善する手法が取り入れられています。その後、集まった学生から質問があった場合にはシニアSAが噛み砕いて解説し、学生が納得できたことを確認しながら指導を進めます。また正課の授業内に教員が説明した項目については、学生が基礎に振り返りながら理解できるようにシニアSAが解説します。

授業のあった当日に友達同士で教えあう仕組みをつくることで、学生の理解と能力の統合化が進みます。

この学習サポートはシニアSAと、授業を理解した学生が、まだ理解していない学生に教える「教えの連鎖」と「得意分野を相互に教え合う」ことを可能にし、学生が自らの成長を実感することにつながります。

また学生によるe-ラーニング教材の作製も行われています。学生が授業をビデオ撮影し、予習・復習できるように編集する取り組みです。ビデオでは、発展的学習や演習問題、学習会の案内もテロップに入れ、シニアSAが学生の指導に当たります。
この学習会(ラーニングコモンズ)の中で(1)学生自らが試験問題を作るチーム、(2)レベル別の教材開発を行うチームが自発的に生まれています。

金沢工業大学では平成27年度からこうした新しいアクティブ・ラーニングの事例を全学で共有し、全科目(308科目)の7%にあたる22科目から導入を始め、将来的には全科目での推進を目指しています。
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