電通総研「若者まるわかり調査2015」を実施 ー「ウラハラ・マインド」を持つ、今の若者像が明らかに ―
[15/04/20]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2015年4月20日
株式会社 電 通
電通総研「若者まるわかり調査2015」を実施 ー「ウラハラ・マインド」を持つ、今の若者像が明らかに ―
電通総研は、生活者に関する意識潮流を探り、生活者の未来を読み解く活動を行っていますが、このたび電通若者研究部(ワカモン)と共同で、関東・関西・東海圏の高校生・大学生・20代社会人の3,000人を対象に「若者まるわかり調査2015」を実施しました。この調査は、若者の価値観、社会や将来に対する意識、コミュニケーションや消費に対する意識、趣味や好きなこと、などについて聞いたものです。
調査の結果、社会や将来に対する意識については、自分の将来を不安と感じている割合(64.4%)よりも、日本の将来が不安と感じている割合(77.3%)の方が高いことが分かりました。一方で、89.5%の若者が日本のことを好きと回答しています。
コミュニケーション意識については、複数のグループやつながりを持ち、複数のキャラやSNSを使い分けてうまくコミュニケーションしながらも、人間関係をリセットしたくなることがあるというマインドがあることが分かりました。
日本の将来は不安だけど日本のことは好き、つながっていたいけど人間関係をリセットしたい、など裏腹な意識=「ウラハラ・マインド」を持つ今の若者像が明らかになりました。
以下、調査で得られた主なトピックをご紹介します。
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<若者の5つのウラハラ・マインド>
1. 『日本の将来は不安』だけど、日本のことは好き
2. つながっていたいけど、『リセットしたい人間関係』
3. 自分たちが『社会をリードしたい』けど、変えることまでは考えていない男子
4. 『老後の生活が不安』だけど、今は楽しみたい女子
5. 欲しいものはあるけど、『堅実・節約家と思われたい』
☆図の参照など詳しくはPDFをご覧ください。
1. 『日本の将来は不安』だけど、日本のことは好き
・日本の将来が不安と回答した割合は全体の77.3%で、自分の将来が不安という回答(64.4%)よりもスコアが上回っている。
・日本のことが好き、と回答した若者は全体の89.5%。
2. つながっていたいけど、『リセットしたい人間関係』
・一緒に行動したり、情報を得たりしているグループ・つながりは全体で平均7個、正直整理したいと思うグループ・つながりは全体で平均2個存在。
・ふだんの生活で使うことのあるキャラの数は、高校生で5.7キャラ、大学生で5.0キャラ、20代社会人で4.0キャラ。
・LINEやTwitterは全世代、Facebookは大学生以上で浸透。Instagramは女子高校生の2人に1人がアカウントを所有。複数のSNSを使い分けている。
・Twitterの複数アカウント所有率は、高校生で62.7%、大学生で50.4%。
・人間関係をリセットしたくなることがあると回答したのは全体の54.7%。最も高かったのは女子高校生で67.8%。
3. 自分たちが『社会をリードしたい』けど、変えることまでは考えていない男子
・「自分たちの世代が中心となってリード・牽引していきたい」か「上の世代が中心となってリード・牽引していくべき」かという質問では、58.0%:42.0%となった。前者で最も高かったのは男子大学生で68.6%。
・「社会の制度は自分たちの働きで変えられると思う」か「自分たちではどうにもできないと思う」かという質問では、42.9%:57.1%となった。
4. 『老後の生活が不安』だけど、今は楽しみたい女子
・現在、不安だと思うことは、高校生は「受験・進学」「就職」、20代社会人は「お金」「仕事」が上位。20代社会人女子では「お金(66.3%)」「仕事(44.9%)」「結婚(44.8%)」に加え、「老後の生活(42.5%)」が上位にランクイン。
・今しかできないと思う趣味・好きなこととして、女子高校生は「プリクラ(28.7%)」「自撮り(セルフィー)(15.0%)」、女子大学生は「友人とのイベント(タコパ、宅飲みなど)(12.7%)」、20代社会人女子は「海外旅行(12.1%)」「国内旅行(10.9%)」と、親しい友達と楽しむ体験や思い出づくりの行動が挙がっている。
5. 欲しいものはあるけど、『堅実・節約家と思われたい』
・「欲しいものがある」という回答は全体の86.5%。ただし、「欲しいものはあるが、無理して買うほどではない」という回答がすべての層で5割を超えた。20代社会人男子では、2割が「欲しいものはない」と回答。
・すべての層で「まわりから気前がいい・金払いがいい」と思われるよりも、「堅実・節約家と思われたい」が上回る結果になった。
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■「若者まるわかり調査2015」の概要
・調査手法 :インターネット調査
・対象エリア :関東1都6県、関西2府4県、東海3県
・調査対象 :高校生以上の未婚15〜29歳男女
※対象エリアの性・年代別人口構成比率および未婚率に基づいた割付を実施
・サンプル数 :3,000サンプル
・調査時期 :2015年2月6日(金)〜2月9日(月)
・調査実施機関 :株式会社電通マクロミルインサイト
【本調査に関する問い合わせ先】
株式会社電通
電通総研 ヒューマン・スタディーズ・グループ 小木 TEL:03-6216-8458
電通若者研究部(ワカモン) 奈木、狩野、吉田
電通若者研究部(ワカモン)についての情報は下記をご覧ください。
ウェブサイトURL :http://www.dentsu.co.jp/dii/project/wakamon/index.html
FacebookページURL:https://www.facebook.com/wakamon.dentsu
以 上
株式会社 電 通
電通総研「若者まるわかり調査2015」を実施 ー「ウラハラ・マインド」を持つ、今の若者像が明らかに ―
電通総研は、生活者に関する意識潮流を探り、生活者の未来を読み解く活動を行っていますが、このたび電通若者研究部(ワカモン)と共同で、関東・関西・東海圏の高校生・大学生・20代社会人の3,000人を対象に「若者まるわかり調査2015」を実施しました。この調査は、若者の価値観、社会や将来に対する意識、コミュニケーションや消費に対する意識、趣味や好きなこと、などについて聞いたものです。
調査の結果、社会や将来に対する意識については、自分の将来を不安と感じている割合(64.4%)よりも、日本の将来が不安と感じている割合(77.3%)の方が高いことが分かりました。一方で、89.5%の若者が日本のことを好きと回答しています。
コミュニケーション意識については、複数のグループやつながりを持ち、複数のキャラやSNSを使い分けてうまくコミュニケーションしながらも、人間関係をリセットしたくなることがあるというマインドがあることが分かりました。
日本の将来は不安だけど日本のことは好き、つながっていたいけど人間関係をリセットしたい、など裏腹な意識=「ウラハラ・マインド」を持つ今の若者像が明らかになりました。
以下、調査で得られた主なトピックをご紹介します。
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<若者の5つのウラハラ・マインド>
1. 『日本の将来は不安』だけど、日本のことは好き
2. つながっていたいけど、『リセットしたい人間関係』
3. 自分たちが『社会をリードしたい』けど、変えることまでは考えていない男子
4. 『老後の生活が不安』だけど、今は楽しみたい女子
5. 欲しいものはあるけど、『堅実・節約家と思われたい』
☆図の参照など詳しくはPDFをご覧ください。
1. 『日本の将来は不安』だけど、日本のことは好き
・日本の将来が不安と回答した割合は全体の77.3%で、自分の将来が不安という回答(64.4%)よりもスコアが上回っている。
・日本のことが好き、と回答した若者は全体の89.5%。
2. つながっていたいけど、『リセットしたい人間関係』
・一緒に行動したり、情報を得たりしているグループ・つながりは全体で平均7個、正直整理したいと思うグループ・つながりは全体で平均2個存在。
・ふだんの生活で使うことのあるキャラの数は、高校生で5.7キャラ、大学生で5.0キャラ、20代社会人で4.0キャラ。
・LINEやTwitterは全世代、Facebookは大学生以上で浸透。Instagramは女子高校生の2人に1人がアカウントを所有。複数のSNSを使い分けている。
・Twitterの複数アカウント所有率は、高校生で62.7%、大学生で50.4%。
・人間関係をリセットしたくなることがあると回答したのは全体の54.7%。最も高かったのは女子高校生で67.8%。
3. 自分たちが『社会をリードしたい』けど、変えることまでは考えていない男子
・「自分たちの世代が中心となってリード・牽引していきたい」か「上の世代が中心となってリード・牽引していくべき」かという質問では、58.0%:42.0%となった。前者で最も高かったのは男子大学生で68.6%。
・「社会の制度は自分たちの働きで変えられると思う」か「自分たちではどうにもできないと思う」かという質問では、42.9%:57.1%となった。
4. 『老後の生活が不安』だけど、今は楽しみたい女子
・現在、不安だと思うことは、高校生は「受験・進学」「就職」、20代社会人は「お金」「仕事」が上位。20代社会人女子では「お金(66.3%)」「仕事(44.9%)」「結婚(44.8%)」に加え、「老後の生活(42.5%)」が上位にランクイン。
・今しかできないと思う趣味・好きなこととして、女子高校生は「プリクラ(28.7%)」「自撮り(セルフィー)(15.0%)」、女子大学生は「友人とのイベント(タコパ、宅飲みなど)(12.7%)」、20代社会人女子は「海外旅行(12.1%)」「国内旅行(10.9%)」と、親しい友達と楽しむ体験や思い出づくりの行動が挙がっている。
5. 欲しいものはあるけど、『堅実・節約家と思われたい』
・「欲しいものがある」という回答は全体の86.5%。ただし、「欲しいものはあるが、無理して買うほどではない」という回答がすべての層で5割を超えた。20代社会人男子では、2割が「欲しいものはない」と回答。
・すべての層で「まわりから気前がいい・金払いがいい」と思われるよりも、「堅実・節約家と思われたい」が上回る結果になった。
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■「若者まるわかり調査2015」の概要
・調査手法 :インターネット調査
・対象エリア :関東1都6県、関西2府4県、東海3県
・調査対象 :高校生以上の未婚15〜29歳男女
※対象エリアの性・年代別人口構成比率および未婚率に基づいた割付を実施
・サンプル数 :3,000サンプル
・調査時期 :2015年2月6日(金)〜2月9日(月)
・調査実施機関 :株式会社電通マクロミルインサイト
【本調査に関する問い合わせ先】
株式会社電通
電通総研 ヒューマン・スタディーズ・グループ 小木 TEL:03-6216-8458
電通若者研究部(ワカモン) 奈木、狩野、吉田
電通若者研究部(ワカモン)についての情報は下記をご覧ください。
ウェブサイトURL :http://www.dentsu.co.jp/dii/project/wakamon/index.html
FacebookページURL:https://www.facebook.com/wakamon.dentsu
以 上