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「アッヴィ IBD患者さんのおいしい教室」を全国各地で開催

2015年5月19日

アッヴィ合同会社

「アッヴィ IBD患者さんのおいしい教室」を全国各地で開催

●IBD患者さんの食事をサポート、おなかにやさしいレシピを、作って、食べて、学ぼう
●2015年7月より、熊本、大阪、神奈川、埼玉、北海道で順次開催


アッヴィ合同会社(本社:東京都港区、社長:エステバン・プラータ、以下、アッヴィ)は、炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)患者さんの食生活の一助となることと、おなかにやさしい食事の普及を目指して、「アッヴィ IBD患者さんのおいしい教室」を2015年7月より全国5ヵ所で開催いたします。

クローン病および潰瘍性大腸炎は、大腸および小腸の粘膜に慢性の炎症または潰瘍を引き起こす原因不明の炎症性腸疾患(IBD)です。平成25年度のクローン病の患者数は39,799人、潰瘍性大腸炎の患者数は166,060人となっており(1) 、最近は日本でも増加の一途をたどっています。

IBDの原因はいまだ解明されていませんが、脂肪や砂糖の過剰摂取や、食物繊維の不足、食品添加物や化学物質など、日本人の食生活の変化なども発症との関連が深いのではないかと考えられています。また、IBD患者さんの食事による病態悪化を避けるためには、ご自身の状態に合った食材や選択や、量などの栄養管理などをきちんと行うことが食事療法の重要なポイントとされています。

具体的には、IBDは比較的若年者に患者さんが多いことや、炎症や発熱などでエネルギーの消耗があること、炎症の改善にもエネルギーが必要であることなどから、(1)腸に負担をかけない適度な量の食事で必要なエネルギーを得る(高エネルギー) (2)脂肪は腸に刺激となるため低脂肪であること (3)消化管に刺激を与えないように、また、狭窄がある場合詰まりやすくなるため、低残渣であること (4)高ビタミン・ミネラル、の4点が食事療法の基本となります。

この「アッヴィ IBD患者さんのおいしい教室」の実施に当たりましては、先頃「クローン病・潰瘍性大腸炎の安心ごはん」を著された料理研究家・栄養士の田中可奈子先生に料理監修・指導についてご協力いただきます。田中先生からは、クローン病に罹患されたご家族を食事面で支えられた経験を踏まえて、下記のコメントをいただいています。
「私も家族がクローン病と診断された直後は、随分悩みました。それでも、病院の管理栄養士さんに食事療法について教えてもらいながら、料理研究家としての経験を活かして、食材選びや調理方法を工夫し、安心しておいしく食べられる献立を考えました。患者さんのおいしく食べたいという思いを大切にしつつ、体調管理に活かしてほしいです」

患者さんの食事療法をサポート、手軽に作れて、美味しい療養食を!
「アッヴィ IBD患者さんのおいしい教室」では、<1部>で医師によるIBDの治療と食事療法について講演と、管理栄養士による食事療法の基本に則った、食材の選び方や摂取量、調理の工夫などのお話、<2部>は参加者全員で調理し、その後皆さんで作った料理を楽しんでいただきます。材料は入手しやすい身近な地元の食材を使用し、料理の苦手な人や調理経験の少ない人にも簡単にできる美味しいIBDレシピを用意します。このセミナーでの体験を通して、参加された方が、自分の状態に合った食材や食品を選ぶ方法や工夫を知って、毎日の食卓で活用していただくことを目的としています。
2015年度は、以下の5カ所での開催を予定しています。
熊本県熊本市   7月 
大阪府大阪市   7月
神奈川県横浜市  8月
埼玉県越谷市   9月
北海道函館市   10月

アッヴィ合同会社は、本活動を通じて、より多くの方々に、IBDの疾患情報やおなかにやさしい「IBDレシピ」の情報を提供し、IBD患者さんやIBDに対する社会の理解を深めることに貢献したいと考えております。



アッヴィについて
アッヴィは、アボットラボラトリーズからの分社を経て2013年に設立された、研究開発型のグローバルなバイオ医薬品企業です。専門知識や献身的な社員・イノベーション実現に向けた独自の手法を通じて、世界で最も複雑かつ深刻な疾患領域における先進的な治療薬を開発・提供することをミッションに掲げています。アッヴィは、世界で26,000人以上を雇用し、170カ国以上で医薬品を販売しています。当社の概要や人材・製品群・コミットメントに関する詳細はhttp://www.abbvie.com をご覧ください。よろしければTwitterアカウント@AbbVieもフォローください。また、人材情報はFacebookやLinkedInページをご参照ください。

日本においては、アッヴィ合同会社の約800人の社員が、医療用医薬品の研究・開発や販売に従事しています。自己免疫疾患・新生児・肝疾患・ニューロサイエンスの各領域を中心に、患者さんの生活に大きく貢献できることを願っています。詳しくは、http://www.abbvie.co.jpをご覧ください。

(1) 難病情報センター/平成25年度末の医療受給者症および登録者症公布件数の合計
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