中国人留学生に「浴衣」に関する調査を実施 三越銀座店に外国人の浴衣の消費実態を取材
[15/08/27]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2015年8月27日
トレンダーズ株式会社
中国人留学生に「浴衣」に関する調査を実施
4人に1人が、浴衣を着て花火に行った経験あり
三越銀座店に外国人の浴衣の消費実態を取材
「MarTech Company」としてマーケティング×テクノロジーを軸とした事業展開を進めるトレンダーズ株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表:岡本伊久男、東証マザーズ上場:証券コード 6069)が運営するインバウンド情報に特化した調査機関「インバウンド総研」では、中国人留学生に対し、「浴衣」に関する調査を実施。さらに、外国人の浴衣の消費実態を探るべく、外国人専用の浴衣「ラ・小袖」の販売をするなど、独自の取り組みで外国人観光客に向けた浴衣の情報発信も行う三越銀座店「銀座ゆかたガーデン2015」を取材いたしました。
◆ 中国人留学生の“91.3%”が浴衣の着用に興味あり
今年も各地で、日本の夏の風物詩である花火大会や夏祭りが開催される中、浴衣に身を包んで日本を楽しむ外国人の姿を、街で見かけることも珍しくなくなりました。そこでインバウンド総研では、外国人の浴衣に関する実態と意識を探るべく、都内在住の中国人留学生161名(男性:67名、女性:94名)に調査を実施いたしました。
まず、「浴衣を着て花火に行ったことがあるか」と聞いたところ、約4人に1人が「ある」(24.8%)と回答。また、「着て行ったことはないが、着てみたい」(66.5%)の回答もあわせると、合計91.3%もの中国人留学生が、浴衣の着用に興味があることがわかりました。
◆ 外国人の売上金額は前年比の約4.4倍!三越銀座店 「銀座ゆかたガーデン2015」 を取材
中国人留学生の浴衣に対する関心が高いという調査結果を踏まえ、外国人向け浴衣「ラ・小袖」を販売するなど、独自の取り組みで外国人に向けた浴衣の情報発信も行う三越銀座店「銀座ゆかたガーデン2015」を取材。三越銀座店呉服担当 柿田氏、株式会社三越伊勢丹ホールディングス広報マネージャー 末永氏に今年度の売上動向や外国人観光客の反応についてお話をうかがいました。
Q. 今年の売上実績について
「今年の『銀座ゆかたガーデン』は、きもの風の浴衣の着こなしを提案する“ゆかたクラシコ”をテーマに、6月3日〜8月16日の期間で開催いたしました。外国人のお客様の売上実績については、8月14日時点で、前年比4.4倍相当の金額となっております。国別でみると、実感として半分くらいが中国人のお客様ではないかと思われます」(柿田氏)
Q. 外国人向け浴衣「ラ・小袖」の特徴と開発に至る背景について
「『ラ・小袖』は、今年が初となる取り組みです。昨年、海外のお客様による売上が増えてきた背景もあり、商品開発をいたしました。おはしょりのない、羽織るだけで着用できる“つい丈”のデザインと部屋着にしても邪魔にならない“江戸小袖”の2つが特徴で、売上も好調でした」(柿田氏)
「春節時の取り組みとしては、ビジネス用の靴下を中国からのお客様向けに展開し、歴史的に“くるぶし丈”を好むという中国の文化を踏まえて商品を開発した結果、消化率は100%となりました」(末永氏)
Q. 外国人のお客様に向けた取り組みについて
「昨年、浴衣をご購入いただいたお客様より、『帰国後に着付けが難しくて自分で着用できない』との声をいただきました。そこで今年は、購入時の着付け指導のほか、英語と中国語に対応した着付け解説パンフレットを用意いたしました。さらにYouTubeでのレクチャー動画の配信など、外国人のお客様に興味を持っていただくための施策を実施してまいりました。実際、このパンフレットがきっかけとなり、帰国後も着付けにチャレンジしたいとのことで、あえて日本人仕様の浴衣をご購入されたお客様もいらっしゃいました」(柿田氏)
Q. 浴衣に対する特徴的なニーズについて
「売り場の目線としては、大きく2つあるのではないかと考えております。1つ目は“日本を楽しむためのアイテムとして購入いただく”ニーズ、2つ目は“ルームウェアやバスローブといった、帰国後も日常的に着用したい”というニーズです。
昨年は、主に欧米の方を中心として、後者の部屋着として浴衣をお買い求めいただくケースが大多数を占めていた印象ですが、今年は前者のケースが後者よりも多くなり、『街中でみかけた日本の方のように着こなしてみたい』といった、いわゆるコスプレに近い感覚で浴衣を購入いただくことが増えております。この傾向は、花火大会が本格化するにつれてよく見受けられました。
人気の柄については、桜柄も好評ですが、圧倒的に人気のデザインがあるというわけではなく、気に入ったデザインをお客様の目で見極めながら購入されています。また、日本らしいお土産として浴衣が選ばれるニーズも多くございました」(柿田氏)
涼やかで綺麗な見た目だけでなく、日本文化を手軽に楽しめることからも、外国人からの人気が高まっている浴衣。来年の夏はますます、浴衣に身を包んで日本を楽しむ外国人観光客の姿が増えることが予想されます。
※調査概要
調査期間:2015年8月4日〜8月6日
調査対象:都内在住の中国人留学生161名(男性:67名、女性:94名)
調査方法:インターネット調査
・インバウンド総研 http://inbound-labo.com/
トレンダーズ株式会社
中国人留学生に「浴衣」に関する調査を実施
4人に1人が、浴衣を着て花火に行った経験あり
三越銀座店に外国人の浴衣の消費実態を取材
「MarTech Company」としてマーケティング×テクノロジーを軸とした事業展開を進めるトレンダーズ株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表:岡本伊久男、東証マザーズ上場:証券コード 6069)が運営するインバウンド情報に特化した調査機関「インバウンド総研」では、中国人留学生に対し、「浴衣」に関する調査を実施。さらに、外国人の浴衣の消費実態を探るべく、外国人専用の浴衣「ラ・小袖」の販売をするなど、独自の取り組みで外国人観光客に向けた浴衣の情報発信も行う三越銀座店「銀座ゆかたガーデン2015」を取材いたしました。
◆ 中国人留学生の“91.3%”が浴衣の着用に興味あり
今年も各地で、日本の夏の風物詩である花火大会や夏祭りが開催される中、浴衣に身を包んで日本を楽しむ外国人の姿を、街で見かけることも珍しくなくなりました。そこでインバウンド総研では、外国人の浴衣に関する実態と意識を探るべく、都内在住の中国人留学生161名(男性:67名、女性:94名)に調査を実施いたしました。
まず、「浴衣を着て花火に行ったことがあるか」と聞いたところ、約4人に1人が「ある」(24.8%)と回答。また、「着て行ったことはないが、着てみたい」(66.5%)の回答もあわせると、合計91.3%もの中国人留学生が、浴衣の着用に興味があることがわかりました。
◆ 外国人の売上金額は前年比の約4.4倍!三越銀座店 「銀座ゆかたガーデン2015」 を取材
中国人留学生の浴衣に対する関心が高いという調査結果を踏まえ、外国人向け浴衣「ラ・小袖」を販売するなど、独自の取り組みで外国人に向けた浴衣の情報発信も行う三越銀座店「銀座ゆかたガーデン2015」を取材。三越銀座店呉服担当 柿田氏、株式会社三越伊勢丹ホールディングス広報マネージャー 末永氏に今年度の売上動向や外国人観光客の反応についてお話をうかがいました。
Q. 今年の売上実績について
「今年の『銀座ゆかたガーデン』は、きもの風の浴衣の着こなしを提案する“ゆかたクラシコ”をテーマに、6月3日〜8月16日の期間で開催いたしました。外国人のお客様の売上実績については、8月14日時点で、前年比4.4倍相当の金額となっております。国別でみると、実感として半分くらいが中国人のお客様ではないかと思われます」(柿田氏)
Q. 外国人向け浴衣「ラ・小袖」の特徴と開発に至る背景について
「『ラ・小袖』は、今年が初となる取り組みです。昨年、海外のお客様による売上が増えてきた背景もあり、商品開発をいたしました。おはしょりのない、羽織るだけで着用できる“つい丈”のデザインと部屋着にしても邪魔にならない“江戸小袖”の2つが特徴で、売上も好調でした」(柿田氏)
「春節時の取り組みとしては、ビジネス用の靴下を中国からのお客様向けに展開し、歴史的に“くるぶし丈”を好むという中国の文化を踏まえて商品を開発した結果、消化率は100%となりました」(末永氏)
Q. 外国人のお客様に向けた取り組みについて
「昨年、浴衣をご購入いただいたお客様より、『帰国後に着付けが難しくて自分で着用できない』との声をいただきました。そこで今年は、購入時の着付け指導のほか、英語と中国語に対応した着付け解説パンフレットを用意いたしました。さらにYouTubeでのレクチャー動画の配信など、外国人のお客様に興味を持っていただくための施策を実施してまいりました。実際、このパンフレットがきっかけとなり、帰国後も着付けにチャレンジしたいとのことで、あえて日本人仕様の浴衣をご購入されたお客様もいらっしゃいました」(柿田氏)
Q. 浴衣に対する特徴的なニーズについて
「売り場の目線としては、大きく2つあるのではないかと考えております。1つ目は“日本を楽しむためのアイテムとして購入いただく”ニーズ、2つ目は“ルームウェアやバスローブといった、帰国後も日常的に着用したい”というニーズです。
昨年は、主に欧米の方を中心として、後者の部屋着として浴衣をお買い求めいただくケースが大多数を占めていた印象ですが、今年は前者のケースが後者よりも多くなり、『街中でみかけた日本の方のように着こなしてみたい』といった、いわゆるコスプレに近い感覚で浴衣を購入いただくことが増えております。この傾向は、花火大会が本格化するにつれてよく見受けられました。
人気の柄については、桜柄も好評ですが、圧倒的に人気のデザインがあるというわけではなく、気に入ったデザインをお客様の目で見極めながら購入されています。また、日本らしいお土産として浴衣が選ばれるニーズも多くございました」(柿田氏)
涼やかで綺麗な見た目だけでなく、日本文化を手軽に楽しめることからも、外国人からの人気が高まっている浴衣。来年の夏はますます、浴衣に身を包んで日本を楽しむ外国人観光客の姿が増えることが予想されます。
※調査概要
調査期間:2015年8月4日〜8月6日
調査対象:都内在住の中国人留学生161名(男性:67名、女性:94名)
調査方法:インターネット調査
・インバウンド総研 http://inbound-labo.com/