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IMS ジャパントップライン市場データ医療用医薬品市場が10 兆6,000 億円に。 暦年で初の10 兆円台へ

2016年2月9日

アイ・エム・エス・ジャパン株式会社

IMSジャパン トップライン市場データ 
2015年(1月−12月)医療用医薬品市場が10兆6,000億円に。
暦年で初の10兆円台へ

●上位10製品では、2015年発売のC型肝炎治療薬「ハーボニー − ハイゴウ」と「ソバルディ」が売上トップ5入り。
●上位10薬効では、売上トップは抗腫瘍剤が初の8,000億円台にのり8,200億円、成長率トップは全身性抗ウィルス剤が前年比125%。
●2015年第4半期(10月−12月)の日本市場は3兆円。同期の上位10薬効は抗腫瘍剤に代わり、全身性抗ウィルス剤が売上(2,300億円)、成長率(前年比250%)共にトップ。

2016年2月9日、アイ・エム・エス・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宇賀神史彦)は、2015年暦年(1月−12月)、2015年第4四半期(10月−12月)の日本医療用医薬品市場(薬価ベース)を、「IMSジャパン トップライン市場データ」として発表しました。
IMSジャパンは、日本のヘルスケア産業の発展と透明性の創造、および社会の皆様に日本のヘルスケア市場についての理解を深めていただくため、市場規模や薬効、製薬企業および医薬品の売上、処方、疾病に関するトップラインデータをメディアや医療・医学の研究に携わっている学術研究機関に提供しています。トップラインデータを開示することで、弊社は皆様と情報の共有化を図り、日本のヘルスケアの発展に貢献したいと考えています。


【2015年暦年(1月−12月)】日本医療用医薬品市場トピックは以下の通りです。
●当該期間の市場は、暦年で初の10兆円台にのり、10兆5,979億34百万円、成長率は前年比6.2%(前年比6,145億円増)でした。
●上位10薬効*では、売上トップが抗腫瘍剤で8,203億23百万円(前年比9.7%)でした。成長率トップは全身性抗ウィルス剤で、4,971億27百万円(前年比125.3%)で、売上は4位でした。
●販売会社レベル**の上位は、1位が武田薬品工業6,803億11百万円(前年比-2.1%)、2位がアステラス製薬6,440億55百万円(前年比0.3%)、3位が第一三共6,165億96百万円(前年比3.6%)でした。
●販促会社レベル**の上位は、1位がファイザー6,166億51百万円(前年比1.2%)、2位が武田薬品工業4,969億97百万円(前年比-5.3%)、3位が第一三共4,784億68百万円(前年比0.6%)でした。4位までは前年と同じランキングでした。
●上位10製品では、15年発売のC型肝炎治療薬「ハーボニー − ハイゴウ」が1位、「ソバルディ」が4位でした。トップ10ランキングは、前年から「アバスチン」を除き全てが入れ替わりました。

【2015年第4四半期(10月−12月)】日本医療用医薬品市場トピックは以下の通りです。
●当該期間の市場は、2兆9,936億94百万円、成長率は前年比10.0%でした。
●上位10薬効*では、全身性抗ウィルス剤が2,286億74百万円(前年比247.0%)でトップとなり、抗腫瘍剤が2,193億19百万円(前年比9.3%)で2位となりました。
●上位10製品では、15年発売のC型肝炎治療薬「ハーボニー − ハイゴウ」が1位で1,100億98百万円、「ソバルディ」が2位で642億68百万円でした。

* 日本医薬品市場統計における「薬効」はATC分類に準拠しています。
「ATC分類(Anatomical Therapeutic Chemical Classification)は、薬の消費量に関する国際的な統計を取るために考案された医薬品の分類法。WHO の医薬品統計法共同研究センター(Collaborating Centre for Drug Statistics Methodology)で統括管理されている。薬効、作用部位・器官および化学的特徴によって5段階レベルで分類され、原則的に一成分の主薬効に対して1つのコードが付与される。」(公益社団法人 日本薬学会 「薬学用語解説」より抜粋)

**日本医薬品市場統計における「販売会社」と「販促会社」の定義は以下の通りです。
・販売会社:卸店に対して製品を販売し、その代金を回収する機能を持つ製薬企業。
・販促会社:MRによる学術宣伝を通じて販促活動を行なっている製薬企業。

詳細は下記プレスリリースをご参照ください。
http://prw.kyodonews.jp/prwfile/release/M103654/201602087714/_prw_PR1fl_dBG38kBJ.pdf


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