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東京マラソン初、走って知らせる関門タイムライン!「完走サポートランナー」始動

2016年2月22日

セイコーホールディングス株式会社
一般財団法人 東京マラソン財団

(完走サポートランナーの詳細について)
〜東京マラソン10回記念大会!目指せ過去最高の完走率〜
東京マラソン初、走って知らせる関門タイムライン!
「完走サポートランナー」始動

 セイコーホールディングス株式会社(代表取締役社長:中村 吉伸、本社:東京都港区 以下「セイコー」)と一般財団法人 東京マラソン財団(理事長:櫻井 孝次、所在:東京都江東区 以下「東京マラソン財団」)は、2016年2月28日(日)に開催される東京マラソン2016(主催:東京マラソン財団)において、ランナーの完走率向上をサポートするため、「完走サポートランナー」を実施する運びとなりました。

 東京マラソンには、日本を代表するトップレベルの選手だけでなく、ランニング経験の異なる多くの一般ランナーが参加しています。制限時間は7時間と比較的長い設定がされていますが、毎年約3.7%(2007年から2015年のフルマラソン平均)のランナーが途中でリタイアしています。特にランニング経験の浅いランナーはペース配分や時間のコントロールができずに、走る余力は残しながらも完走できないというケースが散見されます。
 そこで、そうした完走を目指すランナー向けに、各関門に設けられた制限時間=関門タイムを可視化する「完走サポートランナー」を設置しました。「完走サポートランナー」が完走のための目安となることで、より多くのランナーに完走していただき、東京マラソンにおいて過去最高の完走率となることが目標です。

なお、ここで言う完走率とは、フルマラソン参加者数に対する制限時間内の完走者数の割合のことです。完走率は大会ごとに気象条件やコース、制限時間の有無、参加資格が異なるため一概に比較することはできないものの、世界を見ると東京マラソンを上回る完走率を誇るマラソン大会も多く存在します。セイコーではランナーがマラソンの楽しさや走る歓び、そして完走の達成感を感じられたかどうかの重要な指標であると考えており、今年で10回目の節目を迎える東京マラソン2016に参加するランナーをサポートすべく、協力してまいります。

■「完走サポートランナー」について
【サポート体制】
ランニング指導者とその指導を受けているランナー5名
【活動内容】
各関門の制限時間をクリアできるペースでコースを走ります。みなさんの目印になるようまとまって走り、制限時間内通過が難しそうなランナーの方がいれば、お声がけをすることもあります。
【ユニフォーム】
セイコーのタイマーをイメージさせる黄色を基調としたランニングウエア、シューズ、キャップ。頭上には目印となるバルーンが浮かびます。
なお、飲食料、救護用品は携帯しておりません。

■公式WEBページURL(セイコー)
http://www.seiko.co.jp/marathon/2016/jp/finishersupport.html

■完走サポートランナー 公式動画URL(セイコー)
https://youtu.be/F-GI0elu95w  (youtubeアドレス)

■備考
大会当日の様子に関して、報道機関向けに提供可能な動画素材を準備しております。
映像素材使用のご要望のある場合は、下記問い合わせ先に事前にご連絡をお願いします。
(素材形式:QuickTime, Pro Res)

<ご参考情報>
■東京マラソン2016 各関門の制限時間(画像参照)
■過去の東京マラソンデータ(画像参照)
(出展:東京マラソン2016大会公式ウェブサイト http://www.marathon.tokyo/

■「ビギナーランナーが完走するための6カ条」(内山雅博走運動研究所代表:内山雅博氏)※

<ポイント>
(1)事前のトレーニングは今まで通りに行う
(2)事前にアイテムを揃え、使い方をマスターする
(3)事前の食事は炭水化物を中心に充分とる
(4)スタートでは慌てずに。前半ゆっくりを心がける
(5)走行中の給水・給食はしっかり摂る
(6)途中のストレッチを計画的に行う

・レースを間近に控え、慌てていませんか?
レース直前に追い込んで本番で失敗することはよくあります。日ごろ行ってきたことをそのまま続けましょう。大切なことはオーバートレーニング(トレーニングのし過ぎ)に陥らないこと。トレーニングのサイクルは今まで通りに、短かい距離で行いましょう。

・3種の神器をそろえましょう
ウエア、ランニングウオッチ、シューズ、この3種の神器はレースには欠かせないものです。シューズは新しいものを購入するにしても、日常のトレーニングで使われていたものを買い換えるのがベスト。最適なウエアは当日の天候によって変わるので前日の天気予報を参考にいくつかのバリエーションを用意します。ランニングウオッチも重要です。スタート・ストップ・ラップ・スプリットタイムの取り方を事前にマスターしましょう。

・1週間前から取り組むこと
体調を整えることが大切です。食事をきちんととります。2日から3日前は炭水化物をしっかり摂取しましょう。睡眠時間は7時間から8時間を確保してください。

・大会前日にすること
前日は慌ただしい一日となります。EXPO会場へ向かいゼッケン交換、ウエアの準備やスタートまでの経路の確認をしましょう。また前日からの食事はとても大切です。炭水化物を多めにとることを心がけます。そして前日だけはアルコールは控えめに。そして早めに就寝しましょう。

・大会当日にすること
当日は余裕を持って起床して、朝食は十分にとってください。トイレも済ましておきましょう。そしてスタートラインに向かいますが、駅からの道が大変混雑しているので、時間に余裕を持って行動しましょう。また、預け荷物はコンパクトにまとめつつ、レース終了後のウエアに漏れがないように。

・服装
東京マラソンは冬のレースなので、低温・防風対策は入念にしましょう。ロングタイツやロングスリーブのTシャツは勿論、キャップ、アームカバー、ネックウォーマー、手袋を着用すると取り外しができるので気温の変化に対応でき、大きな助けとなります。

・いざスタート! …の前に
ウォーミングアップをしてください。体操をしたりピョンピョン飛んだり体を冷やさないようにすることがなにより大切です。また、朝食を補う意味で高カロリー食品を持参するのも良いです。
なお、低温対策に雨合羽やポンチョを着用するランナーもいるようですが、使用する際は最後に道路脇のゴミ袋にきちんと捨てるようにしましょう。

・スタートしたら
号砲が鳴りスタートしますが、スタートラインを越えるまでに時間がかかりますので、慌てずに流れにのって前に進みます。これがウォーミングアップの代わりになります。スタートラインを越えたところでランニングウオッチのスタートボタンを押しましょう。7時間からスタートラインを越えるまでの時間を引いた時間、それが目安です。日常のトレーニングで走れる距離は長くて20km程度ですので、日常のトレーニングで走るペースで42,195kmを走ることは難しい。完走を目指すには、前半は「ゆっくり」を心がけて、後半に向け力を蓄えることが賢明です。

目標タイムを42,195kmで割れば、自ずと目安にするペースが決まります。ランニングウオッチで確かめながら走りましょう。その際、トイレタイムや給水・給食でのロスタイムを計算しておくことも忘れずに。
沿道での距離表示はしっかりとされています。ペース配分を油性ペンで腕に書いておいたりメモにしておいたりすると確認するのに便利です。

ランニングは有酸素運動です。したがって呼吸のリズムが大切になります。基本のリズムは「スッスッ・ハッハッ」。この呼吸を心がければオーバ−スピードになることはありません。
オーバーペースや脚の痛みなどから、20kmを過ぎると立ち止まるランナーが散見されるかと思います。脚に痛みを覚えてからでは手遅れになってしまいます。5kmごとに太ももやふくらはぎを中心に、計画的にストレッチを取り入れましょう。

体の60%は水分です。「トイレに行きたくなるから給水は摂らない」と言う考えは大間違いです。冬とはいえ走れば走るほど汗をかきます。喉の渇きを覚える前に給水することを是非心がけてください。5kmごとの給水所では、必ず手に取るようにしよう。また、汗と一緒に塩分も失われますので、塩や梅干しを持参するのも良いです。

エネルギー源も同じことです。30km付近からエネルギー不足が顕著になってきます。給食所には食品が用意されているので、これも手に取ることをおすすめします

30kmを過ぎても沿道の応援はなくなりません。是非、応援の声をエネルギーにしましょう。

※内山雅博走運動研究所代表 内山雅博氏:
1950年生まれ。走歴40年以上。大学で教える傍ら初心者からサブ3くらいまでの方のためのジョギング、ランニング教室「Team After You」を開講するなど、都内近郊を中心にウォーキング・ジョギング・ランニングの講師を数多く担当している。 
【内山雅博 走運動研究所ホームページ : http://www.uchiyama-m.com/
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