運動機能分析装置「zaRitz(ザリッツ)BM−220」を6月1日に発売
[16/05/31]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2016年5月31日(火)
株式会社タニタ
椅子から立ち上がるだけで脚の筋力とバランスを計測
運動機能分析装置「zaRitz(ザリッツ)BM−220」を6月1日に発売
運動機能の状態を簡単にチェックして介護予防
健康総合企業の株式会社タニタ(東京都板橋区前野町1−14−2、社長・谷田千里)は、脚の筋力やバランス能力といった運動機能の状態を、誰でも簡単に計測して確認できる運動機能分析装置「zaRitz(ザリッツ)BM−220」を6月1日に発売します。椅子から立ち上がるだけで、脚の筋力とバランスの状態を計測し、「パワー」「スピード」「バランス」の3項目で評価します。運動機能の状態を定量化することで、要介護の原因として社会問題化しつつあるサルコペニア※1やロコモティブシンドローム※2に起因する骨折・転倒や関節疾患発症の予防や早期発見に活用できると考えています。本体価格は50万円(税別)。高齢者福祉施設や運動教室、介護施設、医療・研究機関などを中心に年間100台の販売を計画しています。
高齢者における筋力低下・筋肉量の減少は、運動機能の低下を引き起こし、転倒や要介護の原因となります。運動機能を「見える化」する方法としては、握力・歩行テスト、片足立ちテストなど様々な体力テストが一般的ですが、時間やスペースの確保が必要でした。タニタは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」※3に参画し、筑波大学体育系との共同研究により、業界に先駆けて簡単操作による運動機能の高精度計測を実現しました。これにより、今回発売する「BM−220」は、場所を選ばず、短時間で運動機能の状態を簡単にチェックできます。
具体的には、椅子に座った状態で本体に足を乗せ、踏ん張って立ち上がるだけで計測が完了します。本体の荷重センサーが、立ち上がり時の力強さやすばやさ、立ち上がってから安定するまでの時間をはかります。計測データはパソコンやタブレット端末に、付属のUSBケーブルを接続して転送し、専用のアプリケーションで分析。立ち上がり時の「パワー」と「スピード」は5段階、「バランス」は3段階で評価します。タニタでは、昨年本商品の試作モデルを開発、介護施設や研究機関など15カ所でモニター実証を行いました。今回の発売にあたっては、このモニター実証で得られた課題点を改善し、機器とアプリケーションの使い勝手を高めました。
専用アプリケーションは、タニタのプロフェッショナル仕様の体組成計「MC−780A」や「MC−980A」に対応します。「BM−220」と組み合わせて計測することで、全身の体組成データや筋質点数※4、右腕、左腕、体幹部、右脚、左脚といった五つの部位の筋肉量のデータを加味して分析。全身の筋肉量や部位ごとのバランス、脚の運動機能の状態を総合的に評価し、新指標「総合得点」として全身の運動機能の状態を表示します。この「総合得点」は起立移動能力の指標であるTUG(Timed Up & Go)テスト※5と高い相関があり、総合的な運動機能を高精度で評価することが可能です。
一般に、加齢により全身の筋肉量は減少し、これに伴い身体の運動機能も低下します。特に脚の筋力やバランス能力の低下は骨折・転倒のリスクを高めます。厚生労働省の調査によると、要介護となる原因の2割以上が骨折・転倒、筋肉疾患といわれています。介護予防のためには、自身の筋肉量や運動機能の状態を正しく把握し、必要に応じて食事や運動、リハビリなどによって改善を図ることが重要となります。タニタでは本商品を通じて、国が掲げる「健康寿命の延伸」に向けた介護予防などに寄与していきたいと考えています。
※1:サルコペニア
サルコペニアとは、加齢に伴い筋肉量が減少し、筋力または身体能力が低下した状態で、高齢期の日常生活活動や生活の質に大きな影響を及ぼすとされています。
※2:ロコモティブシンドローム
ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)とは、筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、もしくは複数に障害が起き、歩行や日常生活に何らかの障害をきたしている状態のことで、進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。日本整形外科学会によると、ロコモ予備軍は全国に4700万人いると推測されています。
※3:センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム
国立研究開発法人科学技術振興機構による公募型研究開発プログラム。現在潜在している将来社会のニーズから導き出されるあるべき社会の姿、暮らしの在り方を見据えたビジョンに基づき、企業だけでは実現できないイノベーションを創出するため、産学連携による研究開発に取り組んでいます。タニタは2014年より、「少子高齢化先進国としての持続性確保」をテーマにした大学と企業の協働型研究ユニット『食と健康の達人』拠点に参画しています。
※4:筋質点数
筋線維の大きさ、脂肪や水分、結合組織の含有量といった筋肉組織の状態をタニタでは「筋質」と名付け、これを評価する独自指標「筋質点数」を2015年から採用。筋質は加齢や運動習慣の有無により変化するとされています。本商品では、体組成計から得たデータを基に専用のアプリケーションで解析して表示します。
※5:TUG(Timed Up & Go)テスト
椅子に座った状態から立ち上がり、3メートルを最大速度で歩き、ターンして戻り再び椅子に座るまでの時間を計測し、運動機能を評価するテスト。検査結果のばらつきが少なく信頼性が高いため、高齢者の身体機能評価で広く用いられています。
株式会社タニタ
椅子から立ち上がるだけで脚の筋力とバランスを計測
運動機能分析装置「zaRitz(ザリッツ)BM−220」を6月1日に発売
運動機能の状態を簡単にチェックして介護予防
健康総合企業の株式会社タニタ(東京都板橋区前野町1−14−2、社長・谷田千里)は、脚の筋力やバランス能力といった運動機能の状態を、誰でも簡単に計測して確認できる運動機能分析装置「zaRitz(ザリッツ)BM−220」を6月1日に発売します。椅子から立ち上がるだけで、脚の筋力とバランスの状態を計測し、「パワー」「スピード」「バランス」の3項目で評価します。運動機能の状態を定量化することで、要介護の原因として社会問題化しつつあるサルコペニア※1やロコモティブシンドローム※2に起因する骨折・転倒や関節疾患発症の予防や早期発見に活用できると考えています。本体価格は50万円(税別)。高齢者福祉施設や運動教室、介護施設、医療・研究機関などを中心に年間100台の販売を計画しています。
高齢者における筋力低下・筋肉量の減少は、運動機能の低下を引き起こし、転倒や要介護の原因となります。運動機能を「見える化」する方法としては、握力・歩行テスト、片足立ちテストなど様々な体力テストが一般的ですが、時間やスペースの確保が必要でした。タニタは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」※3に参画し、筑波大学体育系との共同研究により、業界に先駆けて簡単操作による運動機能の高精度計測を実現しました。これにより、今回発売する「BM−220」は、場所を選ばず、短時間で運動機能の状態を簡単にチェックできます。
具体的には、椅子に座った状態で本体に足を乗せ、踏ん張って立ち上がるだけで計測が完了します。本体の荷重センサーが、立ち上がり時の力強さやすばやさ、立ち上がってから安定するまでの時間をはかります。計測データはパソコンやタブレット端末に、付属のUSBケーブルを接続して転送し、専用のアプリケーションで分析。立ち上がり時の「パワー」と「スピード」は5段階、「バランス」は3段階で評価します。タニタでは、昨年本商品の試作モデルを開発、介護施設や研究機関など15カ所でモニター実証を行いました。今回の発売にあたっては、このモニター実証で得られた課題点を改善し、機器とアプリケーションの使い勝手を高めました。
専用アプリケーションは、タニタのプロフェッショナル仕様の体組成計「MC−780A」や「MC−980A」に対応します。「BM−220」と組み合わせて計測することで、全身の体組成データや筋質点数※4、右腕、左腕、体幹部、右脚、左脚といった五つの部位の筋肉量のデータを加味して分析。全身の筋肉量や部位ごとのバランス、脚の運動機能の状態を総合的に評価し、新指標「総合得点」として全身の運動機能の状態を表示します。この「総合得点」は起立移動能力の指標であるTUG(Timed Up & Go)テスト※5と高い相関があり、総合的な運動機能を高精度で評価することが可能です。
一般に、加齢により全身の筋肉量は減少し、これに伴い身体の運動機能も低下します。特に脚の筋力やバランス能力の低下は骨折・転倒のリスクを高めます。厚生労働省の調査によると、要介護となる原因の2割以上が骨折・転倒、筋肉疾患といわれています。介護予防のためには、自身の筋肉量や運動機能の状態を正しく把握し、必要に応じて食事や運動、リハビリなどによって改善を図ることが重要となります。タニタでは本商品を通じて、国が掲げる「健康寿命の延伸」に向けた介護予防などに寄与していきたいと考えています。
※1:サルコペニア
サルコペニアとは、加齢に伴い筋肉量が減少し、筋力または身体能力が低下した状態で、高齢期の日常生活活動や生活の質に大きな影響を及ぼすとされています。
※2:ロコモティブシンドローム
ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)とは、筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、もしくは複数に障害が起き、歩行や日常生活に何らかの障害をきたしている状態のことで、進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。日本整形外科学会によると、ロコモ予備軍は全国に4700万人いると推測されています。
※3:センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム
国立研究開発法人科学技術振興機構による公募型研究開発プログラム。現在潜在している将来社会のニーズから導き出されるあるべき社会の姿、暮らしの在り方を見据えたビジョンに基づき、企業だけでは実現できないイノベーションを創出するため、産学連携による研究開発に取り組んでいます。タニタは2014年より、「少子高齢化先進国としての持続性確保」をテーマにした大学と企業の協働型研究ユニット『食と健康の達人』拠点に参画しています。
※4:筋質点数
筋線維の大きさ、脂肪や水分、結合組織の含有量といった筋肉組織の状態をタニタでは「筋質」と名付け、これを評価する独自指標「筋質点数」を2015年から採用。筋質は加齢や運動習慣の有無により変化するとされています。本商品では、体組成計から得たデータを基に専用のアプリケーションで解析して表示します。
※5:TUG(Timed Up & Go)テスト
椅子に座った状態から立ち上がり、3メートルを最大速度で歩き、ターンして戻り再び椅子に座るまでの時間を計測し、運動機能を評価するテスト。検査結果のばらつきが少なく信頼性が高いため、高齢者の身体機能評価で広く用いられています。