全国13労働金庫の2015年度決算概況について
[16/09/14]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2016年9月14日
一般社団法人 全国労働金庫協会
全国13労働金庫の2015年度決算概況について
全国13労働金庫の2015年度(平成27年度)決算概況をとりまとめましたので、下記のとおりお知らせいたします(以下の計数は特に断りのない限り、全国13労働金庫の合計値・平均値です)。
記
【特徴点(要旨)】
2015年度の当期純利益は、対前年度比5億円増加(1.77%増)し、322億円となりました(以下、増減は前年度との比較)。金庫別の状況では全金庫が黒字を確保しております。
業容(2016年3月末残高)は、預金(譲渡性預金を含む。)が4,369億円増加(2.38%増)の18兆7,912億円、貸出金が840億円増加(0.70%増)の11兆9,576億円となりました。
自己資本比率は0.05ポイント低下して11.37%(加重平均)となりました。
(注1)会計年度:2015年4月1日〜2016年3月31日、計数は単体ベースのものです。
(注2)本文中の各表は添付資料をご参照ください。
【1】損益の状況(表1)
貸出金利回の低下による貸出金利息の減少等により業務収益が落ち込んだことで、業務粗利益(注)は13億円減少(0.59%減)しました。しかしながら、預金保険料率が引き下げられたことを主な要因として当期の経費は64億円減少(3.41%減)し、これにより業務純益は51億円増加(11.88%増)の482億円となりました。
(注)業務粗利益=業務純益+一般貸倒引当金繰入額+経費
【2】リスク管理債権等(表2−1) (表2−2)
(1)リスク管理債権額
2016年3月末における全国労金のリスク管理債権の総額(注)は59億円減少(7.18%減)して773億円となりました。
貸出金に占める割合(リスク管理債権比率)は0.06ポイント改善して0.64%となりました。
(注)破綻先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権および貸出条件緩和債権の合計額
(2)金融再生法に基づく開示債権額
2016年3月末における金融再生法に基づく開示債権額(貸出金以外の与信も対象)(注)は64億円減少(7.37%減)して806億円となりました。
与信総額に占める割合は0.06ポイント改善して0.67%となりました。
(注)破綻更生債権、危険債権および要管理債権の合計額
【3】主要利回等(表3)
経費率(分子:経費、分母:預金平残(譲渡性預金を含む))は経費の減少と預金平残の増加により前年度比0.06ポイント低下して0.97%となりました。
貸出金利回は同0.07ポイント低下して1.70%、預金利回は同0.01ポイント低下して0.08%となりましたが、経費率の低下により預金貸出金利鞘(貸出金利回−(預金利回+経費率))は前年度と変わらず0.65%となりました。
総資金利鞘(資金運用利回と資金調達原価率との差)は0.02ポイント拡大して0.28%となりました。
【4】預金の状況(表4)
預金残高(譲渡性預金を含む。以下同じ。)は4,369億円増加して18兆7,912億円となりました。増加率は2.38%であり、前年度(1.88%)を0.50ポイント上回りました。
流動性預金は2,103億円増加(前年度は1,577億円増加)、率では4.23%増(同3.28%増)となりました。定期性預金(譲渡性預金を含む)は2,265億円増加(同1,823億円増加)、率では1.69%増(同1.38%増)となりました。
なお、預金に国債及び投資信託を加えた預かり資産の取扱残高は19兆96億円です。
【5】貸出金の状況(表4)
貸出金残高は前年度比840億円増加して11兆9,576億円となりました。増加率は0.70%であり、前年度(0.16%)を0.54ポイント上回りました。
住宅ローンは580億円増加(0.55%増)して10兆4,731億円となりました。また、生活資金融資は150億円増加(1.26%増)して1兆2,108億円となりました。
預貸率(期末)は貸出金(分子)の増加率が預金(分母)の増加率を下回ったため1.06ポイント低下し、63.63%となりました。
【6】自己資本比率
2015年度末の全国労金の自己資本比率(単体)は、全金庫の加重平均で前年度より0.05ポイント低下して11.37%(前年度11.42%)となりました。
金庫別の状況では、10%を上回る金庫は12金庫、最も高い金庫は19.38%、最も低い金庫は9.41%であり、全ての金庫が自己資本比率規制で国内基準に求められる4%を上回っています。
以 上
一般社団法人 全国労働金庫協会
全国13労働金庫の2015年度決算概況について
全国13労働金庫の2015年度(平成27年度)決算概況をとりまとめましたので、下記のとおりお知らせいたします(以下の計数は特に断りのない限り、全国13労働金庫の合計値・平均値です)。
記
【特徴点(要旨)】
2015年度の当期純利益は、対前年度比5億円増加(1.77%増)し、322億円となりました(以下、増減は前年度との比較)。金庫別の状況では全金庫が黒字を確保しております。
業容(2016年3月末残高)は、預金(譲渡性預金を含む。)が4,369億円増加(2.38%増)の18兆7,912億円、貸出金が840億円増加(0.70%増)の11兆9,576億円となりました。
自己資本比率は0.05ポイント低下して11.37%(加重平均)となりました。
(注1)会計年度:2015年4月1日〜2016年3月31日、計数は単体ベースのものです。
(注2)本文中の各表は添付資料をご参照ください。
【1】損益の状況(表1)
貸出金利回の低下による貸出金利息の減少等により業務収益が落ち込んだことで、業務粗利益(注)は13億円減少(0.59%減)しました。しかしながら、預金保険料率が引き下げられたことを主な要因として当期の経費は64億円減少(3.41%減)し、これにより業務純益は51億円増加(11.88%増)の482億円となりました。
(注)業務粗利益=業務純益+一般貸倒引当金繰入額+経費
【2】リスク管理債権等(表2−1) (表2−2)
(1)リスク管理債権額
2016年3月末における全国労金のリスク管理債権の総額(注)は59億円減少(7.18%減)して773億円となりました。
貸出金に占める割合(リスク管理債権比率)は0.06ポイント改善して0.64%となりました。
(注)破綻先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権および貸出条件緩和債権の合計額
(2)金融再生法に基づく開示債権額
2016年3月末における金融再生法に基づく開示債権額(貸出金以外の与信も対象)(注)は64億円減少(7.37%減)して806億円となりました。
与信総額に占める割合は0.06ポイント改善して0.67%となりました。
(注)破綻更生債権、危険債権および要管理債権の合計額
【3】主要利回等(表3)
経費率(分子:経費、分母:預金平残(譲渡性預金を含む))は経費の減少と預金平残の増加により前年度比0.06ポイント低下して0.97%となりました。
貸出金利回は同0.07ポイント低下して1.70%、預金利回は同0.01ポイント低下して0.08%となりましたが、経費率の低下により預金貸出金利鞘(貸出金利回−(預金利回+経費率))は前年度と変わらず0.65%となりました。
総資金利鞘(資金運用利回と資金調達原価率との差)は0.02ポイント拡大して0.28%となりました。
【4】預金の状況(表4)
預金残高(譲渡性預金を含む。以下同じ。)は4,369億円増加して18兆7,912億円となりました。増加率は2.38%であり、前年度(1.88%)を0.50ポイント上回りました。
流動性預金は2,103億円増加(前年度は1,577億円増加)、率では4.23%増(同3.28%増)となりました。定期性預金(譲渡性預金を含む)は2,265億円増加(同1,823億円増加)、率では1.69%増(同1.38%増)となりました。
なお、預金に国債及び投資信託を加えた預かり資産の取扱残高は19兆96億円です。
【5】貸出金の状況(表4)
貸出金残高は前年度比840億円増加して11兆9,576億円となりました。増加率は0.70%であり、前年度(0.16%)を0.54ポイント上回りました。
住宅ローンは580億円増加(0.55%増)して10兆4,731億円となりました。また、生活資金融資は150億円増加(1.26%増)して1兆2,108億円となりました。
預貸率(期末)は貸出金(分子)の増加率が預金(分母)の増加率を下回ったため1.06ポイント低下し、63.63%となりました。
【6】自己資本比率
2015年度末の全国労金の自己資本比率(単体)は、全金庫の加重平均で前年度より0.05ポイント低下して11.37%(前年度11.42%)となりました。
金庫別の状況では、10%を上回る金庫は12金庫、最も高い金庫は19.38%、最も低い金庫は9.41%であり、全ての金庫が自己資本比率規制で国内基準に求められる4%を上回っています。
以 上