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制御と情報を融合するコントローラー「NX1シリーズ」発売

2018年4月24日

オムロン株式会社

制御と情報を融合するコントローラー「NX1シリーズ」発売
製造現場の生産性向上と、情報活用・安全対策・品質管理への対応を両立

オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役社長 CEO: 山田義仁)は、モノづくり現場における生産性の向上と情報の活用を両立するマシンオートメーションコントローラー「NX1シリーズ」を2018年4月24日からグローバルで順次発売します。また、NX1シリーズと組み合わせる、高速アナログ入力ユニット「NX-HAD4□□」※1とセーフティーCPUユニット「NX-SL5□□□」※2を順次発売し、製造現場における品質管理の強化や柔軟性の高い安全対策といった生産革新に向けた取り組みに貢献していきます。

オムロンは「NX1シリーズ」を、2018年4月23日(月)から27日(金)まで、ハノーバー国際見本市会場で開催される「ハノーバーメッセ2018」に出展しています。(出展位置:Hall 9, booth F24)
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201804243235-O1-0xy2fNx7
手のひらサイズのコンパクトボディに制御と情報を融合

<生産性向上と情報活用を両立>
近年、製造業では、製造装置や工程の稼働状態を見える化することや、機器や装置の故障による突発的なライン停止を未然に防ぐ予兆保全など、さらなる生産性の向上を目指し情報活用の取り組みが加速しています。一方、製造現場の情報を簡単かつセキュアに上位のITシステムに連携させることが求められる中、大量の情報をコントローラーが高速に処理することは制御サイクルの負荷を高めるため、生産性向上の足かせとなっています。また、製造現場で使用される産業用ネットワークには高速なリアルタイム性が、上位ITシステムとの接続にはセキュリティーがそれぞれ高い水準で求められ、相互のネットワーク接続には大きな壁がありました。

そこで、「NX1シリーズ」は、装置の制御と高速な情報処理を同時に実現するオムロン独自のマルチコア技術によって、センサー、サーボモーターや、コントローラーに接続する各種ユニットの情報を定周期で、時刻を同期させて収集。制御性能を保ちながら、収集した情報を上位のITシステムに送信することが可能です。幅66mmのコンパクトボディに3つのEthernetポートを内蔵し、「EtherNet/IP」、「EtherCAT」の2つの産業用ネットワークと、FAとITの両方で使われる「IIoT」の国際標準規格である「OPC UA」を全機種に標準搭載しました。製造現場の情報化と上位ITシステムとの接続を容易かつセキュアに構築します。さらに、「データベース接続タイプ」※3では、PCやミドルウェアを介さずに製造履歴を上位のデータベースに直接書き込むことが可能なため、高速かつ確実な「全数トレーサビリティー」を実現でき、品質管理の向上に大きく貢献します。

<更なる品質向上と安全対策強化を実現>
高速アナログ入力ユニット「NX-HAD4□□」と組み合わせることで、これまで高速なアナログサンプリングを要するために専用の検査機を用いていた検査工程を、「NX1シリーズ」で実現します。また、「NX1シリーズ」にセーフティーCPUユニット「NX-SL5□□□」を組み合わせることで製造ラインと装置の安全制御を統合。安全制御のプログラムをモジュール化し、ラインのレイアウトを変更する際にも、プログラムの書き換えを必要としない柔軟性の高い生産と安全対策の両立を実現します。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201804243235-O2-Kq1m5U8q
マシンオートメーションコントローラ「NX1」
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201804243235-O3-h9A37421
高速アナログ入力ユニット「NX-HAD4□□」

主な特長
1.制御と情報活用を両立
・最速1msの定周期によるモーション・I/O同期制御と、最大モーション制御軸数12軸により、高速高精度な制御を実現
・EtherNet/IP、EtherCAT、OPC UA、データベース接続機能を搭載し、装置内・装置間の情報化、MES/SCADAでの稼働率見える化、SQLデータベースでのトレーサビリティーなど、多彩な情報活用アプリケーションを実現。さらにオムロン独自のマルチコア技術により、制御への影響を与えず、情報処理の実行が可能

2.制御と品質管理を両立
・高速アナログ入力ユニット「NX-HAD4□□」を組み合わせることにより、業界最速5μs周期※4で絶縁された4chのアナログデータを時刻同期した状態で同時取得が可能
・従来は、PCを搭載した専用の検査機が必要であった高速回転体の振動検査などを汎用コントローラーで実現できるため、インラインでの検査を実現

3.制御と安全対策を両立
・NX1にセーフティーCPUユニット「NX-SL5□□□」を組み合わせることで制御と安全を統合。装置内・装置間の安全制御の構築はもちろん、制御と安全を1つのモジュール単位として管理できるため、変更が容易なラインの構築に貢献

オムロンは、3つの“i”、「integrated(制御進化)」、「intelligent(知能化)」、「interactive(人と機械の新しい協調)」からなる戦略コンセプト“i-Automation!”のもと、製造業のモノづくり現場の革新に取り組んでいます。オムロンは、「NX1シリーズ」を通じて、製造現場における生産能力の向上とトレーサビリティー対応、フレキシブルな生産ラインを実現する安全対策を両立することで“i-Automation!”を実現する鍵となるモノづくり現場の「integrated(制御進化)」、「intelligent(知能化)」、「interactive(人と機械の新しい協調)」を顧客企業各社と共に加速させ、生産性と品質と安全性を飛躍的に向上させてまいります。

※1:NX-HAD4□□ユニットは、2018年5月14日発売予定です。
※2:NX-SL5□□□ユニットは、近日発売予定です。
※3:データベース接続タイプは、近日発売予定です。
※4:2018年4月当社調べ

<オムロン株式会社について>
オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約36,000名の社員を擁し、117か国で商品・サービスを提供しています。制御機器事業では、モノづくりを革新するオートメーション技術や製品群、顧客サポートの提供を通じ、豊かな社会づくりに貢献しています。詳細については、http://www.omron.co.jp/ をご参照ください。


■一般のお客様からのお問い合わせ先
オムロン株式会社 インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 商品事業本部 コントローラ事業部
TEL: 075-344-7173




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