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【COMPUTEX TAIPEI 2018】六大テーマ:5GがIoT革命をけん引 COMPUTEX 2018で次世代通信の扉を開く

2018年5月16日

台湾貿易センター 東京事務局

5GがIoT革命をけん引 COMPUTEX 2018で次世代通信技術へ

                            【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201805153934-O1-1YW73Kb4

【2018年5月7日:台北】2017年末、第5世代移動通信システム(5G)の新しい無線であるNR(New Radio)標準仕様の初版策定が完了しました。これは、次世代モバイル通信の戦場が、これから急速な発展を迎える「成長期」に突入したことを象徴しています。5Gは周波数帯域幅がより広くなるだけでなく、高速大容量通信と低遅延性の実現により、いまよりも即時に情報を配信することが可能になります。IT分野の調査・助言を行う米ガートナー社によると、5G技術が最も多く応用される分野はモノのインターネット(IoT)に集中し、2020年までにインターネットに接続される「モノ」は世界で204 億個を超えると予想されています。将来、5G基地局1つが1平方キロメートル範囲内で対応できる端末数は100万台を超える見込みです。これらは必ず産業に影響を及ぼし、人々の生活を根底から変えることでしょう。こうしたトレンドに対応するため、今年の台北国際コンピュータ見本市(COMUPUTEX 2018)は初めて5Gを見本市の6大テーマの一つに加えました。業界をリードする企業をこの見本市に集め、技術開発や市場の傾向について情報を共有してもらいます。ぜひ巨人の肩の上に立って、次世代通信技術を俯瞰してみましょう。

モバイル通信技術は10年単位で進歩 5Gが無限の可能性を開拓

中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター)の葉明水秘書長は「現代人の生活モデルと通信産業の発展は緊密な相関関係にある。モバイル通信は、人と人との距離を縮めると同時に、未来の科学技術に対する我々の想像力を広げてきた。第1世代通信システム(1G)が誕生したのは1980年代のことだった。当時使用していたのはまだアナログ通信だったが、その時代にとっては画期的なものだった。第2世代通信システム(2G)でデジタル通信が採用され、簡単なメッセージ配信機能が生まれた。これは人々の連絡手段を変えるものとなった。第3世代通信システム(3G)は高速データ通信の時代を切り開いた。スマートフォンの普及により、モバイルインターネットが夢物語ではなくなった。第4世代通信システム(4G)の登場により、データ通信の速度と通信量はさらなるステージへと進んだ。スマートフォンを使ってオンラインゲームやストリーミングを楽しむことができるようになり、我々の未来に対する想像力はより膨らむことになった」と述べています。

葉秘書長はさらに「人々はいま、5Gの登場によってもたらされるサプライズに期待を寄せている。5Gとこれまでの世代の通信技術が大きく違うのは、それがモバイル通信にとどまらないところだ。広い周波数帯域、高速大容量通信、低遅延性といった特徴を備え、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などへの活用が急速に進み、4Kなどの超高解像度動画のストリーミングを快適に楽しめるようになるだろう。5Gの応用分野はスマートシティ、スマートホーム、モノのインターネット(IoT)、車両間通信ネットワークなどにも及び、我々の未来に大きな可能性を与えるだろう」とも述べています。

業界トップが集まるCOMPUTEX 2018 5G技術の応用が焦点に

今年の台北国際コンピュータ見本市(COMPUTEX 2018)には、インテル、エリクソン、シグフォックス、クアルコムを含む5Gのリーディングカンパニーが集まります。そのうちエリクソンは、独自開発した無線アクセス技術を使い、4Gと5Gで同じ基地局を使い、且つ周波数帯域を共有することで、実際のデータ通信量に合わせて、4Gと5Gで使用する周波数帯域の比重を流動的に調整することを可能にしています。クアルコムも、モバイル通信、モノのインターネット(IoT)、車両間通信ネットワークなど異なる領域をカバーする新たな設備や技術を開発しています。その中には、5G向けモデム「Snapdragon X50 5Gモデム」や下り最高速度2Gbpsを実現する「Snapdragon X24 LTEモデム」が含まれます。モノのインターネット(IoT)向けの専用通信サービスを提供する仏シグフォックス社の台湾法人も、シンガポールを拠点にIoTネットワークを展開する優納比網路公司(UnaBiz)と共に昨年に引き続き出展し、そのオープンプラットフォームを通して、活力と競争力のある市場環境を作り出します。世界各地から業界のトップが集まり、驚くべき技術の活用例を提示し、世界の通信産業の新たな扉を開くことでしょう。

台北国際コンピュータ見本市(COMPUTEX)は今年もグローバル・テクノロジー・エコシステムの構築を目指します。このグローバルなプラットフォームを通して、より多くの交流を促進し、同時に世界各国のICT企業による今後の市場開拓に協力し、科学技術を次の世代へと進歩させるお手伝いをしたいと考えます。今年も昨年同様、台北国際コンピュータ見本市(COMPUTEX)の開催期間中、第5回「台北5G国際サミット」を開催します。5Gサービスの枠組み、5GのAI(人工知能)への応用といったテーマについてさらに進んだ議論が行われる予定です。よりスマートで高速なIoT時代をぜひ、ひと足先にご覧ください。

詳細について知りたい方は下記のサイトをご覧ください。
COMPUTEX日本語公式サイト:http://www.computextaipei.jp
COMPUTEX公式サイト:http://www.computextaipei.com.tw/zh_TW/
COMPUTEX 公式Facebook:https://www.facebook.com/COMPUTEX.TAITRA/

COMPUTEXについて
台北国際コンピュータ見本市(COMPUTEX)は1981年に初めて開催されました。それ以降、30年間にわたり世界のICT産業と共に成長し、パワーアップを遂げ、そしてICT産業の発展と構造転換という歴史的瞬間を目の当たりにしてきました。当見本市には毎年、海外から4万人を超えるバイヤーが参観及び調達に訪れます。海外の大手企業が画期的な商品を発表する際、最優先で検討するプラットフォームにもなっています。

台湾のICT産業は世界のサプライチェーンにおいて重要な地位を占めています。その台湾で開催される当見本市は、グローバル・テクノロジー・エコシステムの構築を目標に掲げ、領域横断型の統合イノベーションサービスを強力な原動力とし、グローバル・テクノロジーの資源統合に新たなステージを提供したいと考えています。

TAITRAについて
中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)は、台湾企業の対外貿易や海外市場の開拓を支援するため、経済部が民間の商工団体と連携して設立した公益財団法人です。台湾最大の公益財団法人として現在、台湾北部・台北市にある本部を拠点とし、桃園、新竹、台中、台南、高雄の5か所に国内事務所を、そして世界各地に60の海外事務所を展開しています。貿易振興のための全方位的なサービスネットワークを形成し、台湾企業の対外貿易、海外市場の開拓をお手伝いしています。

グローバル化に伴う競争の激化、さらに自由で透明な市場、急速に変化する電子商取引などに対応するため、TAITRAはタイムリーで効率の高いサービスを提供することに尽力し、これからも台湾企業と共に台湾経済の安定した発展を目指します。


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