大腿骨頚部骨折治療における骨接合材料「Femoral Neck System」全国展開
[18/09/26]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2018年9月26日
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー
高齢化社会で患者数が増加傾向にある
大腿骨頚部骨折治療における骨接合材料
「Femoral Neck System」全国展開
〜低侵襲性とシンプルな手術手技に着目〜
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニー(本社:東京都千代田区、代表取締役プレジデント:玉井 孝直)デピューシンセス事業本部トラウマ&ジョイント事業部は、大腿骨頚部骨折治療における骨接合材料「Femoral Neck System」の販売を3月1日より開始し、全国展開を進めております。
本製品は、海外で開発され、大腿骨頚部骨折の整復固定を目的とする体内固定用コンプレッションヒッププレートで、固定性、器械のシンプルさと低侵襲性に着目したものです。本製品によって、オペ室における効率性の改善と、患者さんのQOL向上が期待できます。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201809258351-O1-hXH9pEZ0 】
【大腿骨頚部骨折と治療の状況】
近年の高齢化により、大腿骨近位部骨折患者は2012年時点で約17万5700人※と、年々増加傾向にあります。大腿骨近位部が骨折すると歩行能力が損なわれることから、多くは手術的治療が必要となり、特に大腿骨頚部骨折においては、骨接合術か人工物置換の治療法がなされます。
患者さんの年齢や生活背景、また骨折の複雑性によって医師により治療方針が総合的に判断されますが、骨接合術ではスクリューを複数本骨頭に挿入して固定を得る「マルチプルピンニング法」と、骨頭にスクリューを挿入し、プレートで固定する「スライディングヒップスクリュー法」、という大きく2つの手技が存在します。それぞれ確立された手術方法ではありますが、固定性の問題や手技の煩雑さ、侵襲性といった課題が残されています。
※Hip fracture incidence in Japan: Estimates of new patients in 2012 and 25-year trends
【製品特徴】
「Femoral Neck System」は、大腿骨頚部骨折治療において重要な固定力、低侵襲性、さらに器械のシンプルさに着目して開発された製品です。ネックボルトとロッキングスクリューの使用が可能なFNSプレートが組み合わさることで得られる角度安定性、さらにFNSアンチローテーションスクリューによる回旋安定性をあわせもったインプラントデザインです。また、専用器械を使用することで小さな皮切でもインプラント設置を可能としています。さらに、少ない手術器械点数でシンプルなサージカルステップを実現し、オペ室における効率性の改善が期待できます。
【県立西宮病院 整形外科部長 正田悦朗先生によるコメント】
近年の高齢化を背景に大腿骨頚部骨折の患者数は増加し続けています。大腿骨頚部骨折は、症例によっては骨接合術が行なわれますが、偽関節や骨頭壊死など合併症が多く発生し、治療に難渋する事があります。Femoral Neck Systemは、器械をシンプルにデザインすることで使いやすく、また高い固定性を目指したユニークなインプラントデザインになっています。頚部骨折の骨接合に有効な製品となることを期待しています。
【製品概要】
製品名:Femoral Neck System
販売名:フェモラルネックシステム(滅菌)
承認番号:22900BZX00407000
用途:大腿骨頚部骨折の整復固定
発売日:2018年3月1日
製造販売元:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
住所:東京都千代田区西神田3丁目5番2号
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【整形外科領域のトータルケアブランドとしての、多職種連携アプローチ】
大腿骨頚部骨折は、歩行に大きく影響する骨折であるため、患者さんのQOL(生活の質)や生存率の低下、家族の介護負担が問題となっています。さらに、早期の手術により、ADL(日常生活動作)の低下を抑制できることから、海外のガイドラインでも骨折後24時間から48時間以内の手術が推奨されています。
一方、日本では、患者の既往症や手術室の確保といった様々な問題から、早期手術が困難な場合も多く、手術待機期間中に全身状態の悪化や肺炎といった合併症が生じることも少なくなく、手術後の身体機能の回復にも悪影響を及ぼすとされています。そのため、整形外科だけでなく、他科の医師、薬剤師、看護師などの多職種にわたるチームアプローチ(多職種連携)による早期手術が重要となります。
四肢や骨盤の骨折に用いられる骨接合材料、変形性関節症・関節リウマチなどの疾患に対する人工関節など、様々な整形外科領域の医療機器を取り扱う、弊社デピューシンセス事業本部では、医療従事者向けの多職種連携に関するセミナーなどの啓発活動を実施しています。本製品により、これまでの領域に加え、大腿骨頚部骨折治療領域をカバーすることができ、幅広い整形外科領域を網羅するトータルケアブランドとして、多職種連携へのアプローチをよりいっそう推進してまいります。
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【ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニーについて】
ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニーは、より多くの患者さんに貢献し、より多くのいのちを救うことをその使命としています。100年以上に渡り、先進的な治療を提供し続けてきた歴史を持つ同社は、外科手術技術や整形外科、心臓血管などの数多くの診療科において圧倒的に幅広い製品群やサービス、プログラム、研究開発を提供・実施し、世界中の医療制度に臨床的および経済的価値をもたらすソリューションを提供しています。
【デピューシンセスについて】
ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニーの事業部門であるデピューシンセスは、世界で最も包括的な整形外科手術領域におけるポートフォリオを提供します。関節再建や外傷、頭蓋顎顔面、脊椎脊髄手術およびスポーツ医学診療領域を含むソリューションを提供し、世界中の医療制度に臨床的および経済的価値をもたらすと同時に、患者に対してより効果的なケアを提供することを目標としています。
【ジョンソン・エンド・ジョンソンについて】
私たちジョンソン・エンド・ジョンソンは、健康こそが豊かな人生の基盤であり、地域社会の繁栄と、発展を促す原動力であると考えています。 この信念に基づき、130年を超える長きにわたり、私たちはすべての世代の、人生のあらゆる段階の人々の健康を支えてきました。今日、世界最大級で広範な拠点を有するヘルスケア企業としての強みを最大限に活かし、世界中の誰もが、どこにいても、心身の健康と健全な環境を享受することができるよう、私たちは適正な価格でヘルスケアにアクセスできる、より健全な社会の実現に向けて努力しています。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、私たちのこころと科学の力、画期的な発想力を融合させ、ヘルスケアを飛躍的に進化させるべく取り組んでいます。
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー
高齢化社会で患者数が増加傾向にある
大腿骨頚部骨折治療における骨接合材料
「Femoral Neck System」全国展開
〜低侵襲性とシンプルな手術手技に着目〜
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニー(本社:東京都千代田区、代表取締役プレジデント:玉井 孝直)デピューシンセス事業本部トラウマ&ジョイント事業部は、大腿骨頚部骨折治療における骨接合材料「Femoral Neck System」の販売を3月1日より開始し、全国展開を進めております。
本製品は、海外で開発され、大腿骨頚部骨折の整復固定を目的とする体内固定用コンプレッションヒッププレートで、固定性、器械のシンプルさと低侵襲性に着目したものです。本製品によって、オペ室における効率性の改善と、患者さんのQOL向上が期待できます。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201809258351-O1-hXH9pEZ0 】
【大腿骨頚部骨折と治療の状況】
近年の高齢化により、大腿骨近位部骨折患者は2012年時点で約17万5700人※と、年々増加傾向にあります。大腿骨近位部が骨折すると歩行能力が損なわれることから、多くは手術的治療が必要となり、特に大腿骨頚部骨折においては、骨接合術か人工物置換の治療法がなされます。
患者さんの年齢や生活背景、また骨折の複雑性によって医師により治療方針が総合的に判断されますが、骨接合術ではスクリューを複数本骨頭に挿入して固定を得る「マルチプルピンニング法」と、骨頭にスクリューを挿入し、プレートで固定する「スライディングヒップスクリュー法」、という大きく2つの手技が存在します。それぞれ確立された手術方法ではありますが、固定性の問題や手技の煩雑さ、侵襲性といった課題が残されています。
※Hip fracture incidence in Japan: Estimates of new patients in 2012 and 25-year trends
【製品特徴】
「Femoral Neck System」は、大腿骨頚部骨折治療において重要な固定力、低侵襲性、さらに器械のシンプルさに着目して開発された製品です。ネックボルトとロッキングスクリューの使用が可能なFNSプレートが組み合わさることで得られる角度安定性、さらにFNSアンチローテーションスクリューによる回旋安定性をあわせもったインプラントデザインです。また、専用器械を使用することで小さな皮切でもインプラント設置を可能としています。さらに、少ない手術器械点数でシンプルなサージカルステップを実現し、オペ室における効率性の改善が期待できます。
【県立西宮病院 整形外科部長 正田悦朗先生によるコメント】
近年の高齢化を背景に大腿骨頚部骨折の患者数は増加し続けています。大腿骨頚部骨折は、症例によっては骨接合術が行なわれますが、偽関節や骨頭壊死など合併症が多く発生し、治療に難渋する事があります。Femoral Neck Systemは、器械をシンプルにデザインすることで使いやすく、また高い固定性を目指したユニークなインプラントデザインになっています。頚部骨折の骨接合に有効な製品となることを期待しています。
【製品概要】
製品名:Femoral Neck System
販売名:フェモラルネックシステム(滅菌)
承認番号:22900BZX00407000
用途:大腿骨頚部骨折の整復固定
発売日:2018年3月1日
製造販売元:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
住所:東京都千代田区西神田3丁目5番2号
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【整形外科領域のトータルケアブランドとしての、多職種連携アプローチ】
大腿骨頚部骨折は、歩行に大きく影響する骨折であるため、患者さんのQOL(生活の質)や生存率の低下、家族の介護負担が問題となっています。さらに、早期の手術により、ADL(日常生活動作)の低下を抑制できることから、海外のガイドラインでも骨折後24時間から48時間以内の手術が推奨されています。
一方、日本では、患者の既往症や手術室の確保といった様々な問題から、早期手術が困難な場合も多く、手術待機期間中に全身状態の悪化や肺炎といった合併症が生じることも少なくなく、手術後の身体機能の回復にも悪影響を及ぼすとされています。そのため、整形外科だけでなく、他科の医師、薬剤師、看護師などの多職種にわたるチームアプローチ(多職種連携)による早期手術が重要となります。
四肢や骨盤の骨折に用いられる骨接合材料、変形性関節症・関節リウマチなどの疾患に対する人工関節など、様々な整形外科領域の医療機器を取り扱う、弊社デピューシンセス事業本部では、医療従事者向けの多職種連携に関するセミナーなどの啓発活動を実施しています。本製品により、これまでの領域に加え、大腿骨頚部骨折治療領域をカバーすることができ、幅広い整形外科領域を網羅するトータルケアブランドとして、多職種連携へのアプローチをよりいっそう推進してまいります。
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【ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニーについて】
ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニーは、より多くの患者さんに貢献し、より多くのいのちを救うことをその使命としています。100年以上に渡り、先進的な治療を提供し続けてきた歴史を持つ同社は、外科手術技術や整形外科、心臓血管などの数多くの診療科において圧倒的に幅広い製品群やサービス、プログラム、研究開発を提供・実施し、世界中の医療制度に臨床的および経済的価値をもたらすソリューションを提供しています。
【デピューシンセスについて】
ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニーの事業部門であるデピューシンセスは、世界で最も包括的な整形外科手術領域におけるポートフォリオを提供します。関節再建や外傷、頭蓋顎顔面、脊椎脊髄手術およびスポーツ医学診療領域を含むソリューションを提供し、世界中の医療制度に臨床的および経済的価値をもたらすと同時に、患者に対してより効果的なケアを提供することを目標としています。
【ジョンソン・エンド・ジョンソンについて】
私たちジョンソン・エンド・ジョンソンは、健康こそが豊かな人生の基盤であり、地域社会の繁栄と、発展を促す原動力であると考えています。 この信念に基づき、130年を超える長きにわたり、私たちはすべての世代の、人生のあらゆる段階の人々の健康を支えてきました。今日、世界最大級で広範な拠点を有するヘルスケア企業としての強みを最大限に活かし、世界中の誰もが、どこにいても、心身の健康と健全な環境を享受することができるよう、私たちは適正な価格でヘルスケアにアクセスできる、より健全な社会の実現に向けて努力しています。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、私たちのこころと科学の力、画期的な発想力を融合させ、ヘルスケアを飛躍的に進化させるべく取り組んでいます。