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高まる整形外科治療ニーズに応える最新の「ロボット倉庫」、本格稼働

2018年11月12日

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
高まる整形外科治療ニーズに応える最新の「ロボット倉庫」、本格稼働
〜適切な製品を的確に提供し続けるために物流拠点を強化〜

 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー(本社:東京都千代田区、代表取締役プレジデント:玉井 孝直、以下 ジョンソン・エンド・ジョンソン)は、全世界のジョンソン・エンド・ジョンソン グループ会社において初めて、最新テクノロジーを搭載したロボット倉庫を導入し、本年10月下旬より本格稼働いたしました。


【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811110210-O1-lP4Odd4L


【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811110210-O2-864z58rm

 ジョンソン・エンド・ジョンソンは国内5ヶ所の物流拠点(羽田、札幌、神戸、新砂、福岡)を運用しています。この度、ジョンソン・エンド・ジョンソンとしては世界で初めて、その主要拠点(ハブ倉庫)のひとつで整形外科製品を扱う羽田ディストリビューションセンター(ヤマトグループ羽田クロノゲート内)にロボット倉庫を導入し、物流拠点としての機能を強化しました。これにより、高齢化に伴う整形外科領域製品へのニーズの増大に今後も継続的に対応し、将来にわたり、適切な製品を的確に医療施設へ提供し続けるための体制が整いました。物流拠点の機能強化は、医療機器メーカーとして患者さんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上にさらに貢献することを目的とするものです。ロボット倉庫の導入は、同時に、そこで働く従業員の負担を軽減し、“働き方”のさらなる改革を目指すための施策のひとつでもあります。

■患者さんのQOL向上に貢献 〜将来にわたり適切な製品を的確に供給し続けるために〜
 医療機器の倉庫業務においては、正確で迅速な作業が必須であり、倉庫業務に携わる従業員には、高い専門性と、より正確なオペレーションが求められています。とりわけ、整形外科領域の治療においては、患者さんの体型や骨格に合ったサイズの製品を使用することが重要であり、製品ごとに多様なサイズ展開が必要となります。そのため、ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、整形外科領域における手術用の製品、関連部品として、数万種類におよぶ製品を揃えています。また、事故などにより緊急手術が行われることも少なくありません。数万種類の中から、症例に合わせた製品を正確に選び出荷するため、羽田ディストリビューションセンターでは、これまで、製品に関する高い専門性を備えた作業従事者が手作業により製品のピックアップ作業を担ってきました。
 しかしながら、高齢化を背景に、ジョンソン・エンド・ジョンソンの整形外科関連製品を扱う羽田ディストリビューションセンターで、その取り扱い製品数が年々増加しており、この傾向は今後も継続するものと見込んでいます。一方で、2018年の中小企業庁の発表で、運送・倉庫業における人手不足は業界別で最も多い64%*と深刻な問題となっています。そのため、今後も取り扱い製品の増大に対応し続けるために、人手不足という環境下において、いかに物流拠点を増強していくかが将来的な課題でした。

 ロボット倉庫は、熟練した作業員がこれまで手作業で行っていた保管棚からの製品ピックアップ作業を自動化するものです。簡単なコンピュータ操作で、誰もが熟練した作業従事者と同様に、ネジ類などの細かい部品や種類の多い製品、また使用頻度の高い製品などのピックアップ作業を迅速かつ正確に行うことができるようになりました。それにより、人手不足という環境下でも、製品の取り扱い数の増加に十分に対応し、適切な製品を的確に医療施設へ提供することを通じ、将来にわたり患者さんのQOL向上に貢献し続けるための体制が整いました。

*中小企業庁「取引条件改善状況調査」結果概要について(http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/2018/180605Shitaukechousa1.pdf)2018/10/16閲覧

■従業員の“働き方”に貢献 〜業務のハードルを下げることで、誰もが働きやすい環境に〜
 ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、自社の社員のみならず、協力会社や取引先を含む、関係するすべてのステークホルダーにおけるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進に取り組んでいます。ロボット倉庫の導入は、ジョンソン・エンド・ジョンソンのD&Iのさらなる推進に寄与するものです。ピックアップ作業の自動化は、これまで従業員に求められていた体力や専門知識、豊富な経験などの厳しい条件を緩和し、業務ハードルを下げることにつながります。さらに、操作のためのコンピュータ画面は、単純な英語表記を選択していることから、作業従事者について、より広範に様々な背景を持つ人材を求めることができるようになりました。

 羽田ディストリビューションセンターでは、ロボット倉庫の導入と合わせ、作業従業者にとって誰もが高水準な作業結果を保ちつつ、負荷が少なく、より安全に働くことができる環境を整備すべく、サポートジャケットの導入も予定しています。

■ロボット倉庫について
これまで手作業で行っていた、保管棚へ製品を取りに行く作業工程を、棚に変わる箱型のロボットにより自動化することが可能になりました。受注内容に従って、コンピュータ操作によりピックアップすべき製品・部品を指定すると、61台の箱型ロボットが倉庫内から効率よく部品をピックアップ。手元に届いた製品・部品類のバーコードを読み取ることで、正しくピッキングが行われたことを確認。製品に関する専門知識や作業の経験量に依存せず、誰もが正確で迅速なピッキング作業を行うことを可能にしました。

■ジョンソン・エンド・ジョンソンについて
私たちジョンソン・エンド・ジョンソンは、健康こそが豊かな人生の基盤であり、地域社会の繁栄と、発展を促す原動力であると考えています。 この信念に基づき、130年を超える長きにわたり、私たちはすべての世代の、人生のあらゆる段階の人々の健康を支えてきました。今日、世界最大級で広範な拠点を有するヘルスケア企業としての強みを最大限に活かし、世界中の誰もが、どこにいても、心身の健康と健全な環境を享受することができるよう、私たちは適正な価格でヘルスケアにアクセスできる、より健全な社会の実現に向けて努力しています。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、私たちのこころと科学の力、画期的な発想力を融合させ、ヘルスケアを飛躍的に進化させるべく取り組んでいます。


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