丹青社、ブロックチェーンを活用したアート・工芸作品の世界的なプラットフォームを来春開始
[18/11/29]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2018年11月29日
株式会社丹青社
世界中の人々とアーティスト・工芸家をつなぎ、日本のアート市場を拡大
丹青社、ブロックチェーンを活用した
アート・工芸作品の世界的なプラットフォームを来春開始
〜サービス開始を前に、11月29日14時よりウェブサイトを公開〜
商業・文化施設などの空間づくりをおこなう株式会社丹青社(本社:東京都港区/代表取締役社長:高橋貴志/以下、丹青社)は、ブロックチェーンを活用し、日本のアート・工芸作品を世界に向けて販売・流通が可能な新たなプラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」のサービス提供を、来春より開始します。また、開始に先駆け、11月29日14時よりウェブサイトを公開しました。
(B-OWND ウェブサイトURL:https://www.b-ownd.com)
「B-OWND(以下、本サービス)」は、日本のアーティスト・工芸家と世界中のコレクター(購入者)、キュレーター・美術評論家を直接つなぐプラットフォームです。アーティストとコレクター、キュレーターのコミュニケーションをはじめ、三者の相互評価を公開し、アート関係者および一般ユーザーが第三者評価を可視化できる環境を整備します。
また、ブロックチェーンの導入により、作品の真贋鑑定、新品市場と中古市場の相互影響による価値創出、過去の所有者経緯が重要となるアート(美術品)市場において、作品の付加価値と真贋を担保した上で、Eコマースを通じた作品の売買を可能にします。国内外のコレクターに向けた新たな流通網を形成することで、アート・工芸作品の認知・普及およびマーケットを拡大し、技術の継承や文化の担い手の育成、日本の文化・芸術の振興、地方創生に貢献します。
現在、ガラス、漆、陶、竹など、世界で活躍する各ジャンルのアーティスト・工芸家の参画が決定しており、来春のサービス開始時点で約30名のアーティストの参加を予定しています。その後もアーティスト、コレクター、キュレーターの参加を拡大し、5年後に作品取扱高20億円規模を目指します。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811220644-O1-5I96MD14 】
B-OWNDイメージ図
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811220644-O2-i4Ltn0cu 】
アート・ブロックチェーン・ネットワーク図
■ 取り組みの背景
アート・工芸作品は、当社の事業である「空間づくり」との親和性が高く、当社が手がけるさまざまな空間に用いられるなど、より良い空間創造に欠かせない重要な役割を担っています。また、当社の文化空間事業は業界トップクラスのシェアを有し、グループ会社には日本唯一の文化空間の専門シンクタンクである株式会社丹青研究所をもつなど、国内外に日本の文化を伝える事業を続けています。
日本の「文化の担い手」であるアーティスト・工芸家の環境は厳しく、特に伝統的工芸品産業の従業者数は、1979年の28.8万人をピークに下降を続け、2015年の時点で6.5万人と1/5にまで減少しています((財)伝統的工芸品産業振興協会調べ)。次世代人材の育成や活動基盤の確立が喫緊の課題のひとつであり、日本および世界においてアート・工芸作品の価値をより高め、作品の販売・流通経路を確保することが必要となっています。
また、世界のアート市場規模が約6兆7,500億円と言われている中、日本のアート市場規模は約2,400億円程度であり、今後成長させていく取り組みが重要とされています(出典:文化庁「アート市場の活性化に向けて」)。しかしアート市場は、作品の価値を担保する証明書の発行や来歴管理が複雑であり、かつ一般的に得られる情報が限定的であるため、アートに関する認知度が低いのが現状です。
そこで今回、世界中の人々と日本のアーティストをつなぐプラットフォームの整備に取り組むことで、日本のアート市場を拡大し、アーティスト・工芸家の活動の幅を広げ、日本の文化芸術の振興に貢献します。
■ 「B-OWND(ビーオウンド)」の主な機能
(1) メディア機能
情報および作品の発信(アーティスト)、アーティストの発掘・交流(コレクター)、さらに作品評価(キュレーター)の場となる、プロモーション、キュレーションメディアの機能を提供します。また、多言語対応により、作品およびアーティスト・工芸家の国際発信力を高めます。
(2) マーケット機能
Eコマースによるマーケット機能を設け、国内にとどまらず海外への販売を実現します。国内外のコレクターに対して日本のアート市場を開くことで、文化庁が進める「文化経済戦略」のひとつである「アート市場の拡大」および「国際プレゼンスの向上」に寄与します。
(3) 作品の真贋および流通管理機能
ブロックチェーンを活用し、アート・工芸作品の真贋および流通管理プロセスを自動化します。二次流通の際に取引代金の一部をアーティストが取得(選択制)できる「還元金モデル」を進めます。システム開発は、スタートバーン株式会社(※)と共同で行い、同社との事業連携を通じて、次世代アーティストの活動を支援し、日本のアート・工芸作品の普及を目指します。
※スタートバーン株式会社:「アートの課題をテクノロジーで解決する」ことをミッションに2014年に設立した東京大学発のスタートアップ企業。世界中のアート関連サービスを、証明書の発行によって横断的につなぐ「アート・ブロックチェーン・ネットワーク」に取り組んでいる。日本と米国にて「還元金モデル」の特許を取得済。
■ プラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」開始に向けたコメント
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811220644-O3-VYnwzG9P 】
(株)丹青社 文化空間事業部 事業開発統括部長 吉田清一郎
アート・工芸×テクノロジーで新たなプラットフォームビジネスを立ち上げます。日本において文化芸術を活かした価値創出が求められるなか、イノベーションによるアート市場の活性化を目指すとともに、当社の事業「空間づくり」においてもアーティストとのコラボレーションにより新たな空間価値の創造に挑戦いたします。日本のアート・工芸作品を、世界のより多くの人々に知って感じていただくことで、感性と文化に満ちた社会の実現に貢献できたら幸いです。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811220644-O4-wbeG0A1j 】
(株)丹青社 文化空間事業部 事業開発統括部 B-OWNDプロデューサー 石上 賢
ブロックチェーンを搭載した新しい仕組みにより、アート・工芸に関わる関係者を結び、より開かれたマーケットを構築します。「日本の美」を体現する「工芸」は、日本の歴史の中で育まれ、今日まで磨かれてきました。B-OWNDを通して、日本の工芸に新たな感性を掛け合わせた作品を生み出すアーティスト・工芸家を、世界中の人々と繋いでいきます。また、従来とは異なる作品流通を促すことで、日本のアート・工芸における課題の解決を目指します。
株式会社丹青社
世界中の人々とアーティスト・工芸家をつなぎ、日本のアート市場を拡大
丹青社、ブロックチェーンを活用した
アート・工芸作品の世界的なプラットフォームを来春開始
〜サービス開始を前に、11月29日14時よりウェブサイトを公開〜
商業・文化施設などの空間づくりをおこなう株式会社丹青社(本社:東京都港区/代表取締役社長:高橋貴志/以下、丹青社)は、ブロックチェーンを活用し、日本のアート・工芸作品を世界に向けて販売・流通が可能な新たなプラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」のサービス提供を、来春より開始します。また、開始に先駆け、11月29日14時よりウェブサイトを公開しました。
(B-OWND ウェブサイトURL:https://www.b-ownd.com)
「B-OWND(以下、本サービス)」は、日本のアーティスト・工芸家と世界中のコレクター(購入者)、キュレーター・美術評論家を直接つなぐプラットフォームです。アーティストとコレクター、キュレーターのコミュニケーションをはじめ、三者の相互評価を公開し、アート関係者および一般ユーザーが第三者評価を可視化できる環境を整備します。
また、ブロックチェーンの導入により、作品の真贋鑑定、新品市場と中古市場の相互影響による価値創出、過去の所有者経緯が重要となるアート(美術品)市場において、作品の付加価値と真贋を担保した上で、Eコマースを通じた作品の売買を可能にします。国内外のコレクターに向けた新たな流通網を形成することで、アート・工芸作品の認知・普及およびマーケットを拡大し、技術の継承や文化の担い手の育成、日本の文化・芸術の振興、地方創生に貢献します。
現在、ガラス、漆、陶、竹など、世界で活躍する各ジャンルのアーティスト・工芸家の参画が決定しており、来春のサービス開始時点で約30名のアーティストの参加を予定しています。その後もアーティスト、コレクター、キュレーターの参加を拡大し、5年後に作品取扱高20億円規模を目指します。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811220644-O1-5I96MD14 】
B-OWNDイメージ図
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811220644-O2-i4Ltn0cu 】
アート・ブロックチェーン・ネットワーク図
■ 取り組みの背景
アート・工芸作品は、当社の事業である「空間づくり」との親和性が高く、当社が手がけるさまざまな空間に用いられるなど、より良い空間創造に欠かせない重要な役割を担っています。また、当社の文化空間事業は業界トップクラスのシェアを有し、グループ会社には日本唯一の文化空間の専門シンクタンクである株式会社丹青研究所をもつなど、国内外に日本の文化を伝える事業を続けています。
日本の「文化の担い手」であるアーティスト・工芸家の環境は厳しく、特に伝統的工芸品産業の従業者数は、1979年の28.8万人をピークに下降を続け、2015年の時点で6.5万人と1/5にまで減少しています((財)伝統的工芸品産業振興協会調べ)。次世代人材の育成や活動基盤の確立が喫緊の課題のひとつであり、日本および世界においてアート・工芸作品の価値をより高め、作品の販売・流通経路を確保することが必要となっています。
また、世界のアート市場規模が約6兆7,500億円と言われている中、日本のアート市場規模は約2,400億円程度であり、今後成長させていく取り組みが重要とされています(出典:文化庁「アート市場の活性化に向けて」)。しかしアート市場は、作品の価値を担保する証明書の発行や来歴管理が複雑であり、かつ一般的に得られる情報が限定的であるため、アートに関する認知度が低いのが現状です。
そこで今回、世界中の人々と日本のアーティストをつなぐプラットフォームの整備に取り組むことで、日本のアート市場を拡大し、アーティスト・工芸家の活動の幅を広げ、日本の文化芸術の振興に貢献します。
■ 「B-OWND(ビーオウンド)」の主な機能
(1) メディア機能
情報および作品の発信(アーティスト)、アーティストの発掘・交流(コレクター)、さらに作品評価(キュレーター)の場となる、プロモーション、キュレーションメディアの機能を提供します。また、多言語対応により、作品およびアーティスト・工芸家の国際発信力を高めます。
(2) マーケット機能
Eコマースによるマーケット機能を設け、国内にとどまらず海外への販売を実現します。国内外のコレクターに対して日本のアート市場を開くことで、文化庁が進める「文化経済戦略」のひとつである「アート市場の拡大」および「国際プレゼンスの向上」に寄与します。
(3) 作品の真贋および流通管理機能
ブロックチェーンを活用し、アート・工芸作品の真贋および流通管理プロセスを自動化します。二次流通の際に取引代金の一部をアーティストが取得(選択制)できる「還元金モデル」を進めます。システム開発は、スタートバーン株式会社(※)と共同で行い、同社との事業連携を通じて、次世代アーティストの活動を支援し、日本のアート・工芸作品の普及を目指します。
※スタートバーン株式会社:「アートの課題をテクノロジーで解決する」ことをミッションに2014年に設立した東京大学発のスタートアップ企業。世界中のアート関連サービスを、証明書の発行によって横断的につなぐ「アート・ブロックチェーン・ネットワーク」に取り組んでいる。日本と米国にて「還元金モデル」の特許を取得済。
■ プラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」開始に向けたコメント
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811220644-O3-VYnwzG9P 】
(株)丹青社 文化空間事業部 事業開発統括部長 吉田清一郎
アート・工芸×テクノロジーで新たなプラットフォームビジネスを立ち上げます。日本において文化芸術を活かした価値創出が求められるなか、イノベーションによるアート市場の活性化を目指すとともに、当社の事業「空間づくり」においてもアーティストとのコラボレーションにより新たな空間価値の創造に挑戦いたします。日本のアート・工芸作品を、世界のより多くの人々に知って感じていただくことで、感性と文化に満ちた社会の実現に貢献できたら幸いです。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811220644-O4-wbeG0A1j 】
(株)丹青社 文化空間事業部 事業開発統括部 B-OWNDプロデューサー 石上 賢
ブロックチェーンを搭載した新しい仕組みにより、アート・工芸に関わる関係者を結び、より開かれたマーケットを構築します。「日本の美」を体現する「工芸」は、日本の歴史の中で育まれ、今日まで磨かれてきました。B-OWNDを通して、日本の工芸に新たな感性を掛け合わせた作品を生み出すアーティスト・工芸家を、世界中の人々と繋いでいきます。また、従来とは異なる作品流通を促すことで、日本のアート・工芸における課題の解決を目指します。