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デジタルアート展『ETERNAL 〜千秒の清寂』 10名のクリエイターがトークイベントを実施

2020年2月1日

メディア芸術×文化資源 分散型ミュージアム 事務局

日本の重要文化からのインスピレーションと
“時の概念”をテーマにしたデジタルアート展
『ETERNAL 〜千秒の清寂』
10名のクリエイターがトークイベントを実施

文化庁は,全国各地の空港において,メディア芸術を通じ,訪日観光客の方々へ日本文化の魅力を伝えるプロジェクト『メディア芸術×文化資源 分散型ミュージアム』を順次展開しています。その一環として,羽田空港では,令和2年2月1日(土)〜2月7日(金)まで『Japan Media Arts Distributed Museum ETERNAL 〜千秒の静寂』と題し,国際線ターミナル4F 「TIAT SKY HALL」にて実施します。

同展示の一般公開に先駆けて,1月31日(金)にクリエイターによるトークイベントとメディア内覧会を実施しました。トークイベントでは,文化庁の所昌弘文化戦略官が開会の挨拶をし,昨年8月より開始した訪日観光客向けの新事業「空港等におけるメディア芸術日本文化発信事業」の概要ならびに,同展示の概要を紹介しました。また,本展示のクリエイティブ・プロデューサーを務めた竹川 潤一氏が,展示会のコンセプトに込めた思いについて話しました。その後,竹川 潤一氏の司会のもと,同展示会の作品を手がけた10名のクリエイターが,日本の重要文化財をモチーフにした各作品に込めた思いや制作プロセスについて語りました。

本展示は,日本の重要文化財からのインスピレーションと,文化形成の最重要要素である「時の概念」をつなぎこみ,「千秒の清寂*という時空」を永遠に続く物語として封じ込めた世界を体験できるコンセプトエキシビジョンです。本展示では,4つのデジタルアート作品を通して,「千秒の清寂という時空」の世界へいざないます。なお,展示のクリエイティブ・プロデュースは,MUTEK.JPが手掛けています。同社は,2016年に唯一アジアの国としてMUTEKを促進し,参加者とアーティストが交流し,共創する創造的なコミュニティの場を創出する事を目的に掲げています。Japan Association を立ち上げ,国内のみならず,世界各国のデジタル・クリエイティビティの創造性の開発を促進し, 参加者とアーティストが交流し, 共創する想像的なコミュニティの場を創出する事を目的に掲げています。
*参考:和敬清寂…和〜お互い仲良くする / 敬〜お互い敬う / 清〜心を清らかにする /寂〜何時も動じない

メディア先行内覧会について

文化庁 所昌弘 文化戦略官によるご挨拶

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202002016334-O2-2K7uyaDJ

初めに, 所文化戦略官が本プロジェクトの開催趣旨を「日本各地域の土壌が育んだ文化資源を,日本を代表するアーティスト・クリエイターたちが, その魅力を新たな視点で表現し, 各地域の玄関口である空港等で展示することで, それをきっかけに訪日観光客を日本文化の新しい魅力に出会う旅へと促すことを目的に発足した。」と述べました。昨年9月に続き羽田空港での開催は第2弾となる今回の展示に関して「時の概念をテーマとしたデジタルアートの展覧会で, 映像,音楽,空間表現という多様な表現分野のクリエイターが集い,日本の文化からインスピレーションを受けた作品制作を行っていただきました。デジタルアートを通じて日本文化の持つ時間という概念を改めて考えていただける展示会となっている。」と紹介しました。

プロデュース MUTEK.JP 竹川潤一氏によるご挨拶

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202002016334-O3-vKdG6O8Y

続いて, 今回の展示のプロデュースを務めたMUTEK.JPの竹川氏が登壇し, 展示コンセプトの説明をいたしました。MUTEK.JPが国際的に文化を発信するという考えに賛同した理由に「MUTEKは7ヵ国で国際交流を含めた, プラットフォームとしてフェスティバルを開催している。活動によって, アートを通じての国際交流が実現できているから。」と話しました。今回の文化庁とのプロジェクトにおいて, どのようにアートを通じた国際交流を実現できるかということを常々考えながら, 以前からお付き合いのあるクリエイターさん達と作り上げてきたと語りました。また, 今回のコンセプトを決める過程について,「クリエイターさん達とコミュニケーションを取っていく過程でも, ”時の概念"はとても重要だと感じた。“時”は中立で, どなたも持っている概念なので, “時”をベースに置きながら作品を作るということが見えた。」と語りました。“時”と今回のテーマの重要文化財のつなぎに関して,「重要文化財に認められるには時間が必要なので, “時の概念”を文化形成の最重要要素とした。」と語りました。最後に, 「文化財をテーマに発信するということを考えた際に, 文化財がある日本の土地や空気に感謝をしました。こうした取り組みから日本の文化に興味を持ってもらった時に, 自国の文化と通じる部分があることを感じ取ってもらえれば。」と語り, これを機に, “空港美術館”がアーティスト同士や国同士の交流が生まれる場所になっていくことを望んでいる, と締めくくりました。

クリエイターによるコメント

作品名:『Moment in Composition』

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202002016334-O4-Nna1x90b 】 
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202002016334-O5-iF34emcy

■アーティスト(左から):瀬賀誠一氏<ビジュアル>,波戸場承龍氏,波戸場耀次氏<家紋>
■コメント:
波戸場承龍氏「『麒麟の紋』は日本橋にある麒麟像をモチーフに作成した。麒麟は中央を守る神獣であるということ, そこから日本の中心である日本橋から羽を広げて羽ばたいていく姿をイメージした。2,582個の円で麒麟が出来ている。2体を2週間で書き上げた。」
瀬賀誠一氏「お2人の制作過程を想像して, 見えている世界を解釈して, 時間軸を付けて構成を作った。自分はコンピューターグラフィックを用いて物を表現していて, 2人と活動内容は異なるが, 自然の法則性から美しいものを見出すという考え方には似ているところがあると感じた。テクニカルな部分で言うと, 100台のコンピューターに演算をかけて, 3日間かけて完成させているので, コンピューターグラフィックスとしても見ごたえのあるものになっている。お2人の作品とのリンクを楽しんで欲しい。」
波戸場耀次氏「スタートから鳥肌が立つ作品となった。想像をはるかに超える作品となっている。いろんなアーティストとご一緒することで, 普段は家紋を書くことに留まらない世界の広がりを感じた。」

作品名:『Stillness』

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202002016334-O6-cl1dPcY8
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202002016334-O7-Kv2vhgDj

■アーティスト(左から):THINK AND SENSE 松山周平氏,Intercity-Express 大野哲二氏
■コメント:
THINK AND SENSE 松山周平氏「京都の健仁寺塔頭 両足院 副住職 伊藤東凌氏のご協力の元,禅の考え方をデジタルで表現することを試みた。健仁寺に足を運び, お庭や建物を3Dスキャンしそのデータを使ったビジュアルとオーディオの作品。禅には, 静かなところに心を寄せていくと, 静寂の中で今まで見えていないものが見えてくるという考えがある。それを表現するため会場にマイクが何本か入っていて, 会場内の音によって映像が揺らぐようになっている。」
Intercity-Express 大野哲二氏「プリミティブなところに焦点を当てて作成した。具体的には, 普段, 音楽を聴いている際は音の波形について意識しないが, 今回は周波数の違いを左右に振りわけて, 新しく生まれてくる音のうねりを増幅して, 見えない物がみえてくる, 聴こえないものが聴こえてくるという, まさに禅の考え方を意識して作成した。」

作品名:『Fragments (Airport version) 』

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202002016334-O8-saE91CIC 】 
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202002016334-O9-cXB9MVNc

■アーティスト(左から):山本信一氏,木下真理子氏,Corey Fuller氏
■コメント:
山本信一氏 「方丈記をテーマに3名でアプローチをした作品。僕の素粒子理論をテーマにした作品を見た木下さんから,仏教の空と素粒子理論をテーマにした作品を一緒に作らないかとお声がけいただき,スタートした。Coreyさんは,僕がファンだったので声をかけさせていただいた。」
木下真理子氏「書道は先人の書に宿っている普遍的なものを追体験していくこと。日本は, 漢字をひらがなにしたことからもわかるように, 不完全なものに美しさを見出していった。今回, 方丈記の当時の世相を反映しながら,くずれたり廃れたりするものを慈しんだり,尊んだりという日本ならではの感情を書で表現した。」
Corey Fuller氏「言葉を音にしたらどう聞こえるかを考えて制作した。木下さんの書を見ながらサウンドを制作しているうちに, 実際の木下さんの声をベースとして音に伸ばすことを思いついた。声の余韻などを分析して音にしたり, 言葉と言葉の間にある声を音にしたりした。」

作品名:『intangible film』

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202002016334-O10-q73FKm6y 】 
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202002016334-O11-0841bq51

■アーティスト(左から):藤元翔平氏,國本怜氏
■コメント:
藤元翔平氏「重要文化財をテーマにした作品というお題を頂いて, 京都の伏見稲荷大社の千本鳥居をモチーフに作成した。なぜ鳥居を千本連ねたのかということを不思議に思い, たくさんある鳥居のひとつひとつの間には何があるのかということを考え,國本くんに相談していくうちに2人の共通項が見えてきた。」
國本怜氏「目に見えないけれど空間に必ず存在するものを作っているのがお互いの共通項。鳥居というのは,複数あると通路という概念が生まれる。オブジェクトから空間(通路)になるその間には,どのような概念があり,どのように捉えれば良いのかを考えながら作りました。」


『ETERNAL ~千秒の清寂』開催概要
日時   :令和2年2月1日(土)〜2月7日(金) 11:00〜20:00
                   ※最終入場は19:30まで
場所   :羽田空港(東京都大田区) 国際線ターミナル4F TIAT SKY HALL
入場料  :無料
アーティスト:藤元翔平,國本怜,山本信一,木下真理子,Corey Fuller,
                       THINK AND SENSE TETSUJI OHNO / Intercity-Express,瀬賀誠一,Kyoka,
                       波戸場承龍,波戸場耀次,クリエイティブ・プロデュース:MUTEK.JP
共催   :東京国際空港ターミナル(株)
主催   :文化庁「令和元年度空港等におけるメディア芸術日本文化発信事業」

文化庁では新事業「空港等におけるメディア芸術日本文化発信事業」のプロジェクトの一環として『メディア芸術×文化資源 分散型ミュージアム』を国内の国際空港10箇所程度で順次展開中です。

本プロジェクトでは,日本各地域の土壌が育んだ豊かな文化資源をアーティスト・クリエイターたちがその魅力を新たな視点で表現し,各地域の玄関口である空港等で展示致します。展示されたメディア芸術作品をきっかけに,訪日観光客を日本文化の新しい魅力に出会う旅へと促します。



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