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【東進調査】 入試形式にかかわらず国公立志向が強まる 総合型選抜の増加と新型コロナウイルスの影響

73,795人の高校生に対して東進が調査

2020/9/30
株式会社ナガセ
東進ハイスクール・東進衛星予備校

東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)を運営する株式会社ナガセは、2020年6月に実施した「全国統一高校生テスト」を受験した高校生に対して学習状況や課題への向き合い方、将来の夢・目標についての独自アンケートを実施いたしました。

その中から今回は、大学受験について希望する受験方式と志望校について調査した結果についてお知らせします。

1.高3の8割以上が一般受験。高1も7割以上が大学受験を具体的にイメージ

グラフ1は、大学受験について希望する受験方式を、未定を含め5つの選択肢から選ぶアンケート結果です。「大学入学共通テスト」に準拠した「全国統一高校生テスト」受験者に対してのアンケートのため、学力試験が必要な試験形式を希望する割合が高くなる傾向はありますが、高3生で80.2%(前年は83.1%)が一般選抜を希望しています。学年が下がるにつれて、未定の生徒が増えますが、高1生でも7割以上の生徒が受験方式を具体的に考えていることがわかります。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202009305121-O2-La0dbClc

2.入試形式にかかわらず国公立志望者が増加

次に希望する入試方式ごとに、志望校の国公立と私立の区分および文理を分析しました。その結果がグラフ2です。一般選抜においては、高3生の66.6%と3人に2人が国公立大学を志望しています。この数字は前年(63.3%)を上回っています。また、高2では、77.9%(理系:53.2%、文系:24.7%)とほぼ8割の生徒が国公立大学を志望しています。

私立大学志望者が多いとされている総合型選抜・学校推薦型選抜(旧:AO入試・推薦入試)では高3生の志望動向が前年と比べて変化しました。前年34.5%だった国公立大学志望が44.0%と10ポイント近く増加しています。今年の生徒を見ても、総合型選抜・学校推薦型選抜を考えている高1生の64.7%が国公立大学を志望しており、もはや国公立大学が多数派です。

これは、国公立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の定員増による一般選抜以外の受験方式を検討する国公立志望者が増えたことが考えられます。一般選抜の国公立志望者が増えていることも踏まえると、新型コロナウイルスの影響により大都市圏の私立大学よりも地元の国公立大学志向が強くなっていることも理由に挙げられます。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202009305121-O1-zyI2Wb4k

有効回答数:73,795件(高校生のみ、中学生除く)

 
「全国統一高校生テスト」「全国統一中学生テスト」について  【秋は10/25、11/1に実施】
「全国統一高校生テスト」「全国統一中学生テスト」は、それぞれ年2回(6月と10・11月)実施する東進模試。日本全国の高校生・中学生を対象に、これまで無料招待で実施しており、1回の受験者は15万人以上。東進生以外の一般受験者も多く受験しています。日本全国の高校生に学習のヒントやスタートのきっかけを提供するとともに、日本各地の優秀な人財を発掘・育成することを目的としています。成績優秀者を対象に決勝大会も実施しています(2020年6月は新型コロナウイルス感染拡大の影響で決勝大会は中止)。

今後も今回同様にアンケートを実施し、結果を公表してまいります。

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