海洋産業の新たなビジネス創出を目指す 「静岡市海洋産業クラスター協議会」プロジェクトのご紹介
[21/02/17]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
〜産学官の連携によるAIを活用した漁業支援システムなどを開発中〜
2021年2月17日
静岡市
伊豆半島最南端の石廊崎と、御前崎を結ぶ線に囲まれた海域の駿河湾は、最深部は深さ2,450mにも達する日本で一番深い湾です。湾内には約1,000種の魚類が棲息しているといわれており、国内では駿河湾でのみ水揚げされるサクラエビや、新種の大型深海魚「ヨコヅナイワシ」などの深海生物も多数棲息しています。
今回は、駿河湾における研究開発の支援などを通じ、静岡市を海洋産業のクラスターとするために活動している「静岡市海洋産業クラスター協議会」(MICCS)のプロジェクトの一部をご紹介します。
【静岡市海洋産業クラスター協議会(MICCS)について】
設立目的:静岡市において、地域の産学官及び国等研究機関の連携のもと、海洋・水産分野におけるイノベーション・ハブとしての役割を果たすことにより、地域発の新事業の創出、既存事業の高度化を促進し、さらには、新たな企業や研究機関、人材を呼び込む事業環境を構築し、海洋・水産関連産業を静岡市の産業経済を支える主要産業の1つとして育て上げることを目的とする。
設立年月日:平成28年5月10日
事業内容:1.事業化推進
・マッチング機会の創出⇒ イノベーションを起こすための課題抽出、新技術の活用、SEEDs発掘に必要なマッチングの場の提供を行い支援します。
・プロジェクト支援⇒研究・開発プロジェクトの推進を支援します。
・事業化支援⇒研究・開発プロジェクト終結後の事業化を支援します。
2.海洋産業人材の育成
・将来のアントレプレナー(起業家)となる人材育成のため、セミナーやワークショップを開催します。
3.情報発信
・ウェブサイトやシンポジウム、メールマガジンなどを通し、情報発信を行います。
公式サイト:http://miccs.jp/
産学官の連携で「駿河湾の宝石」の資源保護をサポート
(1)由比サクラエビプロジェクト
日本で唯一、駿河湾でのみ水揚げされ、「駿河湾の宝石」とも呼ばれるサクラエビ。2018年以降、深刻な不漁に見舞われているサクラエビの資源を守り、持続可能な漁とするため、静岡市海洋産業クラスター協議会を含めた産学官が連携し、「由比サクラエビプロジェクト」を実施しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O6-C6a67DCC】
◆深海にいるサクラエビの群れを撮影し、大きさなどを瞬時に測定
日中は水深200〜300m付近に棲息しているサクラエビの群れを確認するため、新しいカメラシステムを開発するとともに、実際に撮影された映像をAI技術も用いて解析し、行動や大きさなどを測定。問題なく漁を行うことが可能かどうかの操業判断に役立つ情報を、リアルタイムで取得できるよう研究を進めました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O11-0L8V62LG】
◆東海大学や静岡県との連携によるプロジェクトのステップアップ
「由比サクラエビプロジェクト」は令和元年度で終了しましたが、その成果をベースとし、東海大学海洋学部の西川淳教授を中心とした「SAKURA-Xプロジェクト」が今年度新たに立ち上がりました。
本プロジェクトは静岡県の研究委託事業に採択され、引き続き各分野のエキスパートが連携して取り組んでいます。協議会でも運営支援を行うなど、プロジェクトに積極的に参画しています。
【プロジェクトリーダー】
東海大学 海洋学部 教授 西川淳
【連携団体】
静岡市海洋産業クラスター協議会
(株)富士通ソフトウェアテクノロジーズ
由比港漁業協同組合
東海大学
東京海洋大学
静岡県水産・海洋技術研究所
静岡産業技術専門学校
◆将来的には漁業者がシステムを運用し、日々の操業判断に利用することが目標
「SAKURA-Xプロジェクト」では、ステレオカメラによる撮影映像のAI解析、ネットや魚探情報をもとにした高度な分析により、操業判断に必要な情報を提供できるシステムを目指しています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O10-6R5hOo77】
駿河湾の海底300m付近に棲息する生き物の姿を撮影
(2)「駿河湾深海生物映像図鑑」プロジェクト
「由比サクラエビプロジェクト」において撮影された、駿河湾の海底300m付近の多種多様な生き物たちの姿を、「駿河湾深海生物映像図鑑」としてまとめてYouTube上に公開しています。
日本一深い駿河湾の海底にどんな生き物がいるのか、普段は見ることのできない様子をぜひご覧ください。
▼静岡市海洋産業クラスター協議会公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCnTYGiIPBTloAZnKBAfn8IQ
【現在公開中の動画】
・サクラエビ(https://www.youtube.com/watch?v=7N4ppZyJ3YA)
・ホウボウ(https://www.youtube.com/watch?v=SV1nYmhbuF4)
・イカ幼体(https://www.youtube.com/watch?v=03IAwLUTxi4)
・タカアシガニ(https://www.youtube.com/watch?v=-rjvgcCeQnY)
・フウセンクラゲ(https://www.youtube.com/watch?v=DhhkPg70Aj8)
・ヒカリボヤ(https://www.youtube.com/watch?v=EiCEbctlXTA)
【撮影された駿河湾の深海生物(一例)】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O1-l664pq72】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O5-PJ3DRF97】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O8-c6K93O8t】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O7-5aC7Uea8】
2021年2月17日
静岡市
伊豆半島最南端の石廊崎と、御前崎を結ぶ線に囲まれた海域の駿河湾は、最深部は深さ2,450mにも達する日本で一番深い湾です。湾内には約1,000種の魚類が棲息しているといわれており、国内では駿河湾でのみ水揚げされるサクラエビや、新種の大型深海魚「ヨコヅナイワシ」などの深海生物も多数棲息しています。
今回は、駿河湾における研究開発の支援などを通じ、静岡市を海洋産業のクラスターとするために活動している「静岡市海洋産業クラスター協議会」(MICCS)のプロジェクトの一部をご紹介します。
【静岡市海洋産業クラスター協議会(MICCS)について】
設立目的:静岡市において、地域の産学官及び国等研究機関の連携のもと、海洋・水産分野におけるイノベーション・ハブとしての役割を果たすことにより、地域発の新事業の創出、既存事業の高度化を促進し、さらには、新たな企業や研究機関、人材を呼び込む事業環境を構築し、海洋・水産関連産業を静岡市の産業経済を支える主要産業の1つとして育て上げることを目的とする。
設立年月日:平成28年5月10日
事業内容:1.事業化推進
・マッチング機会の創出⇒ イノベーションを起こすための課題抽出、新技術の活用、SEEDs発掘に必要なマッチングの場の提供を行い支援します。
・プロジェクト支援⇒研究・開発プロジェクトの推進を支援します。
・事業化支援⇒研究・開発プロジェクト終結後の事業化を支援します。
2.海洋産業人材の育成
・将来のアントレプレナー(起業家)となる人材育成のため、セミナーやワークショップを開催します。
3.情報発信
・ウェブサイトやシンポジウム、メールマガジンなどを通し、情報発信を行います。
公式サイト:http://miccs.jp/
産学官の連携で「駿河湾の宝石」の資源保護をサポート
(1)由比サクラエビプロジェクト
日本で唯一、駿河湾でのみ水揚げされ、「駿河湾の宝石」とも呼ばれるサクラエビ。2018年以降、深刻な不漁に見舞われているサクラエビの資源を守り、持続可能な漁とするため、静岡市海洋産業クラスター協議会を含めた産学官が連携し、「由比サクラエビプロジェクト」を実施しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O6-C6a67DCC】
◆深海にいるサクラエビの群れを撮影し、大きさなどを瞬時に測定
日中は水深200〜300m付近に棲息しているサクラエビの群れを確認するため、新しいカメラシステムを開発するとともに、実際に撮影された映像をAI技術も用いて解析し、行動や大きさなどを測定。問題なく漁を行うことが可能かどうかの操業判断に役立つ情報を、リアルタイムで取得できるよう研究を進めました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O11-0L8V62LG】
◆東海大学や静岡県との連携によるプロジェクトのステップアップ
「由比サクラエビプロジェクト」は令和元年度で終了しましたが、その成果をベースとし、東海大学海洋学部の西川淳教授を中心とした「SAKURA-Xプロジェクト」が今年度新たに立ち上がりました。
本プロジェクトは静岡県の研究委託事業に採択され、引き続き各分野のエキスパートが連携して取り組んでいます。協議会でも運営支援を行うなど、プロジェクトに積極的に参画しています。
【プロジェクトリーダー】
東海大学 海洋学部 教授 西川淳
【連携団体】
静岡市海洋産業クラスター協議会
(株)富士通ソフトウェアテクノロジーズ
由比港漁業協同組合
東海大学
東京海洋大学
静岡県水産・海洋技術研究所
静岡産業技術専門学校
◆将来的には漁業者がシステムを運用し、日々の操業判断に利用することが目標
「SAKURA-Xプロジェクト」では、ステレオカメラによる撮影映像のAI解析、ネットや魚探情報をもとにした高度な分析により、操業判断に必要な情報を提供できるシステムを目指しています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O10-6R5hOo77】
駿河湾の海底300m付近に棲息する生き物の姿を撮影
(2)「駿河湾深海生物映像図鑑」プロジェクト
「由比サクラエビプロジェクト」において撮影された、駿河湾の海底300m付近の多種多様な生き物たちの姿を、「駿河湾深海生物映像図鑑」としてまとめてYouTube上に公開しています。
日本一深い駿河湾の海底にどんな生き物がいるのか、普段は見ることのできない様子をぜひご覧ください。
▼静岡市海洋産業クラスター協議会公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCnTYGiIPBTloAZnKBAfn8IQ
【現在公開中の動画】
・サクラエビ(https://www.youtube.com/watch?v=7N4ppZyJ3YA)
・ホウボウ(https://www.youtube.com/watch?v=SV1nYmhbuF4)
・イカ幼体(https://www.youtube.com/watch?v=03IAwLUTxi4)
・タカアシガニ(https://www.youtube.com/watch?v=-rjvgcCeQnY)
・フウセンクラゲ(https://www.youtube.com/watch?v=DhhkPg70Aj8)
・ヒカリボヤ(https://www.youtube.com/watch?v=EiCEbctlXTA)
【撮影された駿河湾の深海生物(一例)】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O1-l664pq72】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O5-PJ3DRF97】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O8-c6K93O8t】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202102161109-O7-5aC7Uea8】