点呼精度向上に向けた「点呼・運行前点検システム」の開発を開始
[21/03/29]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
〜コロナ禍に対応し、非対面での点呼・点検の完結が可能に〜
2021年3月29日
日本通運株式会社
株式会社NTTドコモ
日本通運株式会社(社長:齋藤充 以下、日本通運)と株式会社NTTドコモ(社長:井伊基之 以下、ドコモ)は、日々の点呼業務の省力化および高精度な点呼・点検が実施可能な「点呼・運行前点検システム」(以下、本システム)の開発について、2021年3月22日(月)に合意し、4月1日(木)から開発を開始いたします。
昨今、貨物自動車運送事業輸送安全規則に定められた運行管理者の業務は、ドライバーの労務管理から、運行スケジュール管理、教育など多岐に渡り、非常に多くの時間・労力を費やしています。
また、車両数が多く、複数の運行管理者の選任が義務付けられている営業所では、個々のドライバーの既往症や健康管理の状況、前日の運行状態、健康状態などの情報の引継ぎが行いにくいなど、点呼精度の観点から多くの課題があります。
日本通運が、2013年から営業用車両の運行管理などに使用している「オペレーション支援システム」の通信回線やスマートフォンの提供をドコモが担当してきたことを踏まえ、このような運輸業界の課題解決に向け、両社は、国土交通省「交通運輸技術開発推進制度」2018年度採択業務である「機械化技術の採用による点呼の精度向上の研究(3か年)」について、2018年6月から2021年3月まで共同研究(以下、本研究)を行ってまいりました。
本研究では、貨物運送事業者の運行管理者による運行前・運行後のドライバーに対する実施が義務付けられている点呼について、スマートフォンとクラウドサーバを使用した「点呼システム」により、運転免許証や車検証の有効期限の確認、アルコールチェック、健康状態などをデータ化し活用することで、日々の点呼精度の向上と効率化を図り、日本通運の2つの事業所(東京、鹿児島)での実証実験を通じて、その有効性を確認いたしました。
また、運行前点呼において確認が必要となる運行車両の日常点検に関し、スマートフォンを活用して点検結果をデジタル化する「運行前点検システム」のトライアルを通じて、上記「点呼システム」と連携させることで、一連の点検・点呼業務の精度を高め、効率化する実証を行いました。
本システムは、これまでの共同研究をさらに発展させたもので、宿泊を伴う運送業務における遠隔点呼や2泊以上の業務時に行う中間点呼への対応、プッシュ通知を利用したワークフロー化などにより、営業所で行っている対面での通常点呼を含め、技術的には全ての点呼を非対面で行うことが可能なシステムの実現をめざします。
本システムの開発を通じて、日本通運は、グループ各社や協力会社における点呼・点検の高度化を実現いたします。また、ドコモは、本システムの開発完了後、多くの貨物運送事業者が本システムを活用できるよう、2022年度以降の商用化をめざし、物流業務の改善・発展に寄与してまいります。
別紙
「点呼・運行前点検システム」の概要
1. 開発の概要
近距離や宿泊をともなう長距離の運行、牽引車など複数の乗務パターンや車種を管理する日本通運の現場において、実際の業務における実証を通じ、管理者やドライバーの意見を反映した点検システムと運行前点検システムの開発をドコモが行う。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202103262889-O3-864FM6zO】
2. 開発期間
2021年4月1日(木)〜2021年9月30日(木)
3.開発システム
(1)「点呼システム」
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M104717/202103262889/_prw_PT1fl_TfUYi555.png】
(2)「運行前点検システム」
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M104717/202103262889/_prw_PT2fl_T1daYcV0.png】
4.各社の役割
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M104717/202103262889/_prw_PT3fl_XO4O8Aae.png】
2021年3月29日
日本通運株式会社
株式会社NTTドコモ
日本通運株式会社(社長:齋藤充 以下、日本通運)と株式会社NTTドコモ(社長:井伊基之 以下、ドコモ)は、日々の点呼業務の省力化および高精度な点呼・点検が実施可能な「点呼・運行前点検システム」(以下、本システム)の開発について、2021年3月22日(月)に合意し、4月1日(木)から開発を開始いたします。
昨今、貨物自動車運送事業輸送安全規則に定められた運行管理者の業務は、ドライバーの労務管理から、運行スケジュール管理、教育など多岐に渡り、非常に多くの時間・労力を費やしています。
また、車両数が多く、複数の運行管理者の選任が義務付けられている営業所では、個々のドライバーの既往症や健康管理の状況、前日の運行状態、健康状態などの情報の引継ぎが行いにくいなど、点呼精度の観点から多くの課題があります。
日本通運が、2013年から営業用車両の運行管理などに使用している「オペレーション支援システム」の通信回線やスマートフォンの提供をドコモが担当してきたことを踏まえ、このような運輸業界の課題解決に向け、両社は、国土交通省「交通運輸技術開発推進制度」2018年度採択業務である「機械化技術の採用による点呼の精度向上の研究(3か年)」について、2018年6月から2021年3月まで共同研究(以下、本研究)を行ってまいりました。
本研究では、貨物運送事業者の運行管理者による運行前・運行後のドライバーに対する実施が義務付けられている点呼について、スマートフォンとクラウドサーバを使用した「点呼システム」により、運転免許証や車検証の有効期限の確認、アルコールチェック、健康状態などをデータ化し活用することで、日々の点呼精度の向上と効率化を図り、日本通運の2つの事業所(東京、鹿児島)での実証実験を通じて、その有効性を確認いたしました。
また、運行前点呼において確認が必要となる運行車両の日常点検に関し、スマートフォンを活用して点検結果をデジタル化する「運行前点検システム」のトライアルを通じて、上記「点呼システム」と連携させることで、一連の点検・点呼業務の精度を高め、効率化する実証を行いました。
本システムは、これまでの共同研究をさらに発展させたもので、宿泊を伴う運送業務における遠隔点呼や2泊以上の業務時に行う中間点呼への対応、プッシュ通知を利用したワークフロー化などにより、営業所で行っている対面での通常点呼を含め、技術的には全ての点呼を非対面で行うことが可能なシステムの実現をめざします。
本システムの開発を通じて、日本通運は、グループ各社や協力会社における点呼・点検の高度化を実現いたします。また、ドコモは、本システムの開発完了後、多くの貨物運送事業者が本システムを活用できるよう、2022年度以降の商用化をめざし、物流業務の改善・発展に寄与してまいります。
別紙
「点呼・運行前点検システム」の概要
1. 開発の概要
近距離や宿泊をともなう長距離の運行、牽引車など複数の乗務パターンや車種を管理する日本通運の現場において、実際の業務における実証を通じ、管理者やドライバーの意見を反映した点検システムと運行前点検システムの開発をドコモが行う。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202103262889-O3-864FM6zO】
2. 開発期間
2021年4月1日(木)〜2021年9月30日(木)
3.開発システム
(1)「点呼システム」
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M104717/202103262889/_prw_PT1fl_TfUYi555.png】
(2)「運行前点検システム」
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M104717/202103262889/_prw_PT2fl_T1daYcV0.png】
4.各社の役割
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M104717/202103262889/_prw_PT3fl_XO4O8Aae.png】