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NTTレゾナント、NVIDIAの「Jarvis」と独自技術の連携で「人間らしさ」のある対話型AIを開発

2021年5月25日
NTTレゾナント株式会社

お知らせ
NTTレゾナント、NVIDIAの「Jarvis」と独自技術の連携で 「人間らしさ」のある対話型AIを開発 〜 自然な会話でレストラン予約を実現(デモ版) 〜

 NTTレゾナント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠木 健、以下NTTレゾナント)は、 NVIDIAの対話型AIフレームワーク「Jarvis」と、NTTレゾナントの対話AIエンジンをAPI連携する取り組みを行ってまいりました。その結果、AIエージェントに対する音声による自由な会話を通じたレストラン予約ができるデモを開発したことをお知らせします。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105215207-O1-P8L1442o】 イメージ

1.概要
 NTTレゾナントは、独自の「gooのAI」(*1)技術によるセミオーダーソリューション「goo AI x DESIGN(グーエーアイクロスデザイン)」(*2)で掲げる「創造性のあるAI」の実現を目指して、さまざまなサービスの提供やAI技術の研究開発を進めています(*3)。さらに、研究・開発チーム「goo Lab(グーラボ)」(*4)で、データ分析に特化したタスクフォースを設置するなど知見を深めてきました。このような取り組みを経て、このたびNVIDIAとの取り組みが実現しました。

 今回公開したデモは、AIエージェントと自由な音声会話をしながら、レストランの検索から予約までを完結できるデモです。本デモは対話型意図理解技術(ConvBERT)を、NVIDIAの対話型AIフレームワーク「Jarvis」に応用して開発しました。ConvBERTはNTTレゾナントが独自開発したAIアルゴリズムで、複数回の発話の文脈を高精度に理解し、学習する技術です。

 従来AIと人間による音声会話は、ルールベースで作られパターン化したAIの受け答えが一般的でしたが、本デモは、人間とAIが自然な会話をしながら、レストランのジャンルや場所、日時、ムードなどの予約に必要な情報を適切に抽出し、レストラン検索・予約APIを実行します。さらに、AIが会話の合間に雑談を挟むなど、まるで人間と会話するような感覚で利用できます。これにより、正確な情報把握とユーザーの希望にあった提案を実現しながら、機械的な対応を感じさせない「人間らしさ」のあるAIを実現しました。

 このデモは、2021年4月12日(月)から4月16日(金)に開催された「NVIDIA GTC21」で初公開しました。なお、2021年5月現在、特許申請準備中です。
 デモを含む「NVIDIA GTC21」の講演内容は、以下URLから閲覧可能です。
 ※閲覧にはNVIDIA開発者プログラムへのメンバー登録(無料)が必要です。
URL:https://www.nvidia.com/ja-jp/on-demand/session/gtcspring21-s31266/

2. 今後について
 今回のデモは英語での開発でしたが、今後は日本語対応を行うとともに、レストラン予約だけではないAPI(宅配サービス、ECサービス、不動産売買サービスなど)との連携も視野に入れながら開発を進めていきます。また、今回のConvBERT APIのみでなく、複数のレゾナントのAI APIを公開し、API連携による多様なAIサービスを実現できるプラットフォームの提供を目指します。

 
【補足】
(*1)「gooのAI」は、ポータルサイト「goo」を通じて蓄積したインターネットに関わる技術やノウハウと、NTTグループのAI関連技術「corevo®※」(http://www.ntt.co.jp/corevo/)を活用し、NTTレゾナントが独自に開発した技術です。自然言語解析技術やディープラーニングを活用することで、高精度の文脈理解やパーソナライズ、表記ゆれへの対応など、さまざまな機能を実現しています。
(*2)「goo AI x DESIGN」 (https://aixdesign.goo.ne.jp/)
「goo AI x DESIGN」は、独自の「gooのAI」技術を用いて、AIサービスの導入を支援するセミオーダーソリューションです。「gooのAI」は、ディープラーニングを活用し想定外の応答にも柔軟に対応する高い会話精度を実現。ユーザーとの会話の文脈を理解して、「自然な会話」「続く会話」を可能にしています。
(*3) これまで、「教えて!gooのAIオシエル」(2016年)や「AI菜奈ちゃん」を始めとしたTVドラマ連動型AIチャットボット(2017年〜2019年)などのサービスを提供してきました。また、2020年には研究開発の成果として、人工知能分野における国際会議「AAAI(Association for the Advancement of Artificial Intelligence)」や「IJCAI(International Joint Conference on Artificial Intelligence)」に採録された実績があります。
(*4) 「goo Lab」(https://labs.goo.ne.jp/)
「goo Lab」は、「goo」を開始した1997年以来、検索やレコメンド言語処理技術、先端の機械学習技術などの研究・開発を行ってきたチームです。2020年には、データ分析に特化したタスクフォースの新設を発表し、「goo」の持つデータを活用したデータ分析を行う実証実験を進めています。
※「corevo®」は、日本電信電話株式会社の登録商標です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105215207-O2-KBzRhcm1

※ 記載されている会社名、サービス名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
以上

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