国際高専が公益社団法人大学コンソーシアム石川の「2021年度地域課題研究ゼミナール支援事業」に3件 採択
[21/06/14]
提供元:共同通信PRワイヤー
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新たな価値を生み出すグローバルイノベータ、国際高専生が
白山市、野々市市、穴水町のリアルな地域課題に取り組む。
国際高専が公益社団法人大学コンソーシアム石川の
「2021年度地域課題研究ゼミナール支援事業」に3件 採択
公益社団法人 大学コンソーシアム石川による「2021年度地域課題研究ゼミナール支援事業」採択結果がこのたび公表され、国際高等専門学校からはゼミ3件が選定を受けました。
地域課題研究ゼミナール支援事業は、県内高等教育機関の専門性と学生の若いパワーを地域課題の解決および活性化に結び付けるとともに、県内高等教育機関と地域の協働の推進を目的とし、2016年度より毎年実施されています。
このたび採択された3件のゼミは以下のとおりです。
●「伝統芸能東二口文弥人形浄瑠璃「でくのまい」 継承者の減少」(地域課題発掘枠)
国際高等専門学校 松下 臣仁ゼミ
活動地域:白山市
●「コロナ禍におけるのと鉄道利用実態の把握」(地域課題発掘枠)
国際高等専門学校 袖 美樹子ゼミ
活動地域 :穴水町
●「ICTを活用したコミュニティバス等の情報発信」(地域共創支援枠)
金沢工業大学 伊藤 隆夫ゼミ、国際高等専門学校 袖 美樹子ゼミ
活動地域 :野々市市
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106146203-O2-34DKtt07】
国際高専では授業の中でも伝統芸能、「東二口文弥人形浄瑠璃・でくのまい」を体験する機会を設けてきた
【伝統芸能東二口文弥人形浄瑠璃「でくのまい」 継承者の減少】について
国際高専白山麓キャンパスでは課外活動として、「ネイチャー&アドベンチャークラブ(キャンプや山登りなど自然の中で活動)」、「ランゲージ&カルチャークラブ(国内外の様々な文化について学ぶ)」、「デザイン&ファブリケーションクラブ(モノづくりやデザイン活動)」の3つのクラブがあり、それぞれ自分たちでテーマを見つけ、多彩な活動をしています。
このうち「ランゲージ&カルチャークラブ」(学生5名、指導教員:松下臣仁 国際高等専門学校 教授)が今年度の活動テーマの一つとして取り組むのが、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統芸能、「東二口文弥人形浄瑠璃・でくのまい」 です。「でぐのまい」は、キャンパスが立地する白山麓で350年以上にわたり継承されてる伝統芸能ですが、近年は人口減少と、それに伴う担い手の高齢化が進んでいることが課題となっています。
国際高専では「エンジニアリングデザイン」という問題発見・解決型の授業の一環で、「でくのまい」を体験する機会を設け、有志の学生達が地域の方々や観光客向けに、ミニ人形制作ワークショップなどを実施してきました。
そして今年度からは「ランゲージ&カルチャークラブ」の活動の一環として、本伝統芸能の継承にかかわるPR手法等を継続的に模索し提案する活動に取り組むことになったものです。
計画では、今後、東二口文弥人形浄瑠璃保存会会員と打ち合わせとインタビューを実施し、問題点を洗い出します。その上で「でくのまい」のPRと地域活性化に関連するアイデアを検討し、具体化。保存会へ提案し、解決にむけて共創するとともに、上演会場でのミニワークショップの開催も視野に入れて活動に取り組みます。
【コロナ禍におけるのと鉄道利用実態の把握】について
のと鉄道では、例年利用状況調査を行ってきましたが、接触を伴う手法のため、昨年度はコロナ禍の中、調査を行うことができませんでした。
のと鉄道は能登半島の交通の要であり、なくてはならない交通機関です。利用状況調査は今後の利用促進策の検討等に活用する上で無くてなならない調査となります。
このたびの取り組みは、国際高等専門学校が得意とするAIを用いたシステム構築やロボット制作などの工学技術を用いて非接触での利用状況調査システムを構築し、地域への貢献を目指すものです。
具体的には、国際高専のグルーバルイノベータプロジェクト(学生9名、指導教員:袖美樹子 国際高等専門学校 准教授)が、穴水駅の上り、下りのホームと改札の計3か所にカメラを設置し、撮影した画像を用いてAIで乗降客カウントするシステムを構築します。実証実験は数回実施し、得られた結果をもとに観光客の動線解析を行い、のと鉄道、穴水町役場に報告し、のとを堪能できる観光の提案も目指します。
【ICTを活用したコミュニティバス等の情報発信】について
野々市市が運営するコミュニティバスや市が補助を行っているシャトルバスでは、スマートフォン等の普及により、 ICT を活用した情報発信の必要性が増大しています。特に、降雪をはじめとした悪天候の多い野々市市では、バス運行情報のリアルタイム情報発信は利用者の利便性に直結した課題です。
また野々市市のコミュニティバスやシャトルバスの利用者は高齢者が多く、新型コロナまん延下、感染すると重症化しやすい高齢者にとって、バスの込み具合は重要な情報となっています。
そこで、金沢工業大学と国際高等専門学校の学生による「BusStop プロジェクト」(金沢工業大学学生19名、国際高等専門学校学生5名。指導教員:伊藤隆夫 金沢工業大学教授、袖美樹子 国際高等専門学校 准教授)では、バスの現在位置がスマートフォンでわかるアンドロイド版アプリの開発に取り組むとともに、リアルタイムでバス内の混雑具合もスマートフォン等でわかるようにして、利用者の利便性向上を目指します。
プロジェクトではこれまで野々市市と連携しバス停の ICT 化や地図上でバスの現在位置を確認出来る WEB版バスどこシステムの開発、運用を行ってきました。 アンドロイド版アプリは、この経験を活かして構築に取り組みます。またバス内混雑具合表示機能は、バス内に設置されたカメラで、リアルタイムにバス車内の人数をカウントし、 WEB 版バスどこシステムやアンドロイドアプリ版バスどこシステムで確認できるようにするものです。システム構築後は利用者に実際に使っていただき、アンケートを通じて効果を検証し、今後の開発に活かします。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106146203-O3-6TB4om3m】
WEB 版バスどこシステム
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106146203-O4-yVOAHFJs】
アンドロイドアプリ版バスどこシステム
白山市、野々市市、穴水町のリアルな地域課題に取り組む。
国際高専が公益社団法人大学コンソーシアム石川の
「2021年度地域課題研究ゼミナール支援事業」に3件 採択
公益社団法人 大学コンソーシアム石川による「2021年度地域課題研究ゼミナール支援事業」採択結果がこのたび公表され、国際高等専門学校からはゼミ3件が選定を受けました。
地域課題研究ゼミナール支援事業は、県内高等教育機関の専門性と学生の若いパワーを地域課題の解決および活性化に結び付けるとともに、県内高等教育機関と地域の協働の推進を目的とし、2016年度より毎年実施されています。
このたび採択された3件のゼミは以下のとおりです。
●「伝統芸能東二口文弥人形浄瑠璃「でくのまい」 継承者の減少」(地域課題発掘枠)
国際高等専門学校 松下 臣仁ゼミ
活動地域:白山市
●「コロナ禍におけるのと鉄道利用実態の把握」(地域課題発掘枠)
国際高等専門学校 袖 美樹子ゼミ
活動地域 :穴水町
●「ICTを活用したコミュニティバス等の情報発信」(地域共創支援枠)
金沢工業大学 伊藤 隆夫ゼミ、国際高等専門学校 袖 美樹子ゼミ
活動地域 :野々市市
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106146203-O2-34DKtt07】
国際高専では授業の中でも伝統芸能、「東二口文弥人形浄瑠璃・でくのまい」を体験する機会を設けてきた
【伝統芸能東二口文弥人形浄瑠璃「でくのまい」 継承者の減少】について
国際高専白山麓キャンパスでは課外活動として、「ネイチャー&アドベンチャークラブ(キャンプや山登りなど自然の中で活動)」、「ランゲージ&カルチャークラブ(国内外の様々な文化について学ぶ)」、「デザイン&ファブリケーションクラブ(モノづくりやデザイン活動)」の3つのクラブがあり、それぞれ自分たちでテーマを見つけ、多彩な活動をしています。
このうち「ランゲージ&カルチャークラブ」(学生5名、指導教員:松下臣仁 国際高等専門学校 教授)が今年度の活動テーマの一つとして取り組むのが、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統芸能、「東二口文弥人形浄瑠璃・でくのまい」 です。「でぐのまい」は、キャンパスが立地する白山麓で350年以上にわたり継承されてる伝統芸能ですが、近年は人口減少と、それに伴う担い手の高齢化が進んでいることが課題となっています。
国際高専では「エンジニアリングデザイン」という問題発見・解決型の授業の一環で、「でくのまい」を体験する機会を設け、有志の学生達が地域の方々や観光客向けに、ミニ人形制作ワークショップなどを実施してきました。
そして今年度からは「ランゲージ&カルチャークラブ」の活動の一環として、本伝統芸能の継承にかかわるPR手法等を継続的に模索し提案する活動に取り組むことになったものです。
計画では、今後、東二口文弥人形浄瑠璃保存会会員と打ち合わせとインタビューを実施し、問題点を洗い出します。その上で「でくのまい」のPRと地域活性化に関連するアイデアを検討し、具体化。保存会へ提案し、解決にむけて共創するとともに、上演会場でのミニワークショップの開催も視野に入れて活動に取り組みます。
【コロナ禍におけるのと鉄道利用実態の把握】について
のと鉄道では、例年利用状況調査を行ってきましたが、接触を伴う手法のため、昨年度はコロナ禍の中、調査を行うことができませんでした。
のと鉄道は能登半島の交通の要であり、なくてはならない交通機関です。利用状況調査は今後の利用促進策の検討等に活用する上で無くてなならない調査となります。
このたびの取り組みは、国際高等専門学校が得意とするAIを用いたシステム構築やロボット制作などの工学技術を用いて非接触での利用状況調査システムを構築し、地域への貢献を目指すものです。
具体的には、国際高専のグルーバルイノベータプロジェクト(学生9名、指導教員:袖美樹子 国際高等専門学校 准教授)が、穴水駅の上り、下りのホームと改札の計3か所にカメラを設置し、撮影した画像を用いてAIで乗降客カウントするシステムを構築します。実証実験は数回実施し、得られた結果をもとに観光客の動線解析を行い、のと鉄道、穴水町役場に報告し、のとを堪能できる観光の提案も目指します。
【ICTを活用したコミュニティバス等の情報発信】について
野々市市が運営するコミュニティバスや市が補助を行っているシャトルバスでは、スマートフォン等の普及により、 ICT を活用した情報発信の必要性が増大しています。特に、降雪をはじめとした悪天候の多い野々市市では、バス運行情報のリアルタイム情報発信は利用者の利便性に直結した課題です。
また野々市市のコミュニティバスやシャトルバスの利用者は高齢者が多く、新型コロナまん延下、感染すると重症化しやすい高齢者にとって、バスの込み具合は重要な情報となっています。
そこで、金沢工業大学と国際高等専門学校の学生による「BusStop プロジェクト」(金沢工業大学学生19名、国際高等専門学校学生5名。指導教員:伊藤隆夫 金沢工業大学教授、袖美樹子 国際高等専門学校 准教授)では、バスの現在位置がスマートフォンでわかるアンドロイド版アプリの開発に取り組むとともに、リアルタイムでバス内の混雑具合もスマートフォン等でわかるようにして、利用者の利便性向上を目指します。
プロジェクトではこれまで野々市市と連携しバス停の ICT 化や地図上でバスの現在位置を確認出来る WEB版バスどこシステムの開発、運用を行ってきました。 アンドロイド版アプリは、この経験を活かして構築に取り組みます。またバス内混雑具合表示機能は、バス内に設置されたカメラで、リアルタイムにバス車内の人数をカウントし、 WEB 版バスどこシステムやアンドロイドアプリ版バスどこシステムで確認できるようにするものです。システム構築後は利用者に実際に使っていただき、アンケートを通じて効果を検証し、今後の開発に活かします。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106146203-O3-6TB4om3m】
WEB 版バスどこシステム
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106146203-O4-yVOAHFJs】
アンドロイドアプリ版バスどこシステム