杉浦康平デザインアーカイブの特設ウェブサイト「デザイン・コスモス」を公開しました。
[21/06/30]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
グラフィックデザイナー杉浦康平の壮絶な試みの軌跡……かつてない画期的なデザインアーカイブの誕生!!
2021年6月30日
武蔵野美術大学 美術館・図書館
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106246711-O2-102aOA9g】
小さな本が、その「かたち」のなかに宇宙の総体を呑みこんで、かたちの「ち」の力を表すことになるのです。
――杉浦康平著『かたち誕生』日本放送出版協会、1997年、181頁より
武蔵野美術大学 美術館・図書館は、所蔵する「杉浦康平デザインアーカイブ」を紹介するウェブサイト「デザイン・コスモス」を公開します。
杉浦康平は、我が国のデザイン界の巨匠として世界中から信望を集めるグラフィックデザイナー。当サイト「デザイン・コスモス」は、杉浦がスタッフと共に半世紀以上にわたって手掛けた数千点に及ぶデザイン作品を三次元的に再現したヴィジュアル作品集です。宇宙空間に浮遊する杉浦デザイン作品の世界を、誰でも自由に、探索し、動かし、選択し、驚き、遊び、学び、楽しむことができます。サイトオープンにあたり第一弾として公開するのは、杉浦自ら厳選したブックデザイン作品186点。今後も雑誌デザインやポスター作品など随時追加していく計画です。
◎杉浦康平がデザインした美術書や写真集の多くは高い専門性をもち、工夫を凝らした造本で小部数刊行されました。美術館や図書館に美術作品として収蔵・展示され、その美しさは鑑賞者に感動を与えてきました。一方、全集・シリーズや単行書、事典、辞書は一般書籍として流通し、独創的なアイデアで装われた本たちは書店棚で異彩を放ち、人々に新鮮な驚きをもたらすとともに、新しい装本文化の誕生を告げるものとなりました。
◎刊行から時を経た現在、読者の眼に触れる機会が限られた本たちを、実際に手に取って視るような擬似的体験を可能にするために、ユーザーが自由に操作できるインタラクティブ(双方向相互作用)機能を開発しました。これは、「紙の集合体としての本の時空」を意識した杉浦のデザイン手法を三次元空間に託して提示する新しい試みです。
武蔵野美術大学 美術館・図書館 所蔵
杉浦康平デザインアーカイブ「デザイン・コスモス」
Design Cosmos: Sugiura Kohei Design Archive
in the Collection of Musashino Art University Museum & Library
URL: https://collections.musabi.ac.jp/sugiura_kohei/
杉浦康平の作品宇宙を探索・・・・・・作品に秘められたデザイン手法と奥深い造形思考に触れる
「デザイン・コスモス」の特長
?杉浦作品の世界を、直感的に探索できる!
宇宙空間に漂う杉浦デザインの作品世界を自由に動かして遊ぶことができます(浮遊画面のスタイルは3パターンを用意)。作品画像をクリックするとその作品の詳細ページへとジャンプします。また、「作品一覧」より作品を選択することも可能です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106246711-O9-axZt2P45】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106246711-O8-5rHt54oU】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106246711-O6-e0gxkz7P】
?杉浦流「デザイン手法」をインデックス化
杉浦が考案し書籍設計に盛り込んだ独自の造本術を15のカテゴリ/119の手法に細分化して、インデックスを構築しました。そのインデックスから、「デザイン手法」で紐づけられた作品群へと移動することができます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106246711-O7-Lzdj2U3c】
?杉浦はじめ制作スタッフらによる「解説テキスト」
各作品の詳細ページには、美麗な作品図版とともに「作品の解説」とその作品に用いられた「デザイン手法の解説」を添えました。杉浦によるテキストのほか、デザインチームのメンバーや編集者らの証言によって、制作当時の活気と熱情を感じとることができます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106246711-O10-CBvjvc2S】
?立体的・多角的に読み解く「解説アニメーション」
杉浦は本を三次元的な存在として捉え、建築的アプローチでブックデザイン語法を探求しました。本を手に取り、カバーを外し、ページを繰る体験を疑似的に表現した「解説動画」が添えられて、意図されたデザイン手法をより深く理解することができます。
杉浦康平(すぎうら・こうへい) プロフィール
1932年9月8日東京生まれ。グラフィックデザイナー、アジア図像研究者、神戸芸術工科大学名誉教授、同大学アジアンデザイン研究所(RIAD)顧問。
意識領域のイメージ化で多元的なデザイン宇宙を切り開き、レコードジャケット、ポスター、ブックデザイン、雑誌デザイン、展覧会カタログデザイン、ダイアグラム、切手デザインなどの第一線で先端的かつ独創的な活躍を展開(手がけた作品と関連資料を2009年に武蔵野美術大学 美術館・図書館へ寄贈)。また、「マンダラ[出現と消滅]」展(1980年)や「アジアの宇宙観」展(1982年)、「花宇宙・生命樹」展(1992年)など、アジアの伝統文化を展覧会の企画・構成および斬新なカタログデザインで紹介するとともに、マンダラや宇宙観を中核とする自らの図像研究の成果を『かたち誕生』(日本放送出版協会、1997年)ほか幾多の著作をとおして精力的に追究している。1956年に第6回日宣美受賞。1997年に毎日芸術賞受賞、紫綬褒章受章。2019年に旭日小綬章受章。
武蔵野美術大学 美術館・図書館所蔵「杉浦康平デザインアーカイブ」概要
ブックデザイン作品やポスター作品、思考や制作の過程を辿るデザインプロセス資料、杉浦のデザイン哲学やアジア図像学研究の源泉たる旧蔵書まで、杉浦グラフィズムを網羅する「杉浦康平デザインアーカイブ」は、グラフィックデザイン史上における傑出した作品としての評価のみならず、戦後日本の印刷文化の発展を実証する貴重な原資料でもあります。2009年に杉浦のデザイン事務所である杉浦康平プラスアイズより武蔵野美術大学 美術館・図書館へ寄贈され、以来、美術デザイン教育に寄与してきました。2011年に当館にて開催したブックデザイン作品を回顧する展覧会「杉浦康平・脈動する本:デザインの手法と哲学」では杉浦自ら監修と展示構成を手がけ、杉浦グラフィズムの世界を顕現した「作品」として結実しました。
武蔵野美術大学 美術館・図書館では杉浦による監修のもとで継続して作品資料の整理及び調査研究を進めています。
[デザイン作品]
書籍(5,000点)、雑誌(2,000点)、レコードジャケット(250点)、ポスター(900点)、その他グラフィック作品
[関連資料]
草稿、試作、版下、校正紙など、思考や制作の過程を辿るプロセス資料
[旧蔵書コレクション]
杉浦康平旧蔵「アジア図像研究書コレクション」(3,500点)
[旧蔵LPレコードコレクション]
杉浦康平旧蔵「現代音楽レコードコレクション」(1,500点)
プレス用図版をご希望の方へ
●ご希望の図版番号と必要事項(お名前、所属、電話番号、メールアドレス、媒体名、掲載巻次、発行予定日)をメールにてお知らせください。
●図版掲載にあたっては指定のクレジット(©SUGIURA Kohei / Musashino Art University Museum & Library)を明記してください。
●掲載内容の確認のため、発行前にPDF等で原稿をお送りください。
●紙媒体の場合は掲載誌のご寄贈、ウェブ媒体の場合は掲載URLをお知らせください。
2021年6月30日
武蔵野美術大学 美術館・図書館
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106246711-O2-102aOA9g】
小さな本が、その「かたち」のなかに宇宙の総体を呑みこんで、かたちの「ち」の力を表すことになるのです。
――杉浦康平著『かたち誕生』日本放送出版協会、1997年、181頁より
武蔵野美術大学 美術館・図書館は、所蔵する「杉浦康平デザインアーカイブ」を紹介するウェブサイト「デザイン・コスモス」を公開します。
杉浦康平は、我が国のデザイン界の巨匠として世界中から信望を集めるグラフィックデザイナー。当サイト「デザイン・コスモス」は、杉浦がスタッフと共に半世紀以上にわたって手掛けた数千点に及ぶデザイン作品を三次元的に再現したヴィジュアル作品集です。宇宙空間に浮遊する杉浦デザイン作品の世界を、誰でも自由に、探索し、動かし、選択し、驚き、遊び、学び、楽しむことができます。サイトオープンにあたり第一弾として公開するのは、杉浦自ら厳選したブックデザイン作品186点。今後も雑誌デザインやポスター作品など随時追加していく計画です。
◎杉浦康平がデザインした美術書や写真集の多くは高い専門性をもち、工夫を凝らした造本で小部数刊行されました。美術館や図書館に美術作品として収蔵・展示され、その美しさは鑑賞者に感動を与えてきました。一方、全集・シリーズや単行書、事典、辞書は一般書籍として流通し、独創的なアイデアで装われた本たちは書店棚で異彩を放ち、人々に新鮮な驚きをもたらすとともに、新しい装本文化の誕生を告げるものとなりました。
◎刊行から時を経た現在、読者の眼に触れる機会が限られた本たちを、実際に手に取って視るような擬似的体験を可能にするために、ユーザーが自由に操作できるインタラクティブ(双方向相互作用)機能を開発しました。これは、「紙の集合体としての本の時空」を意識した杉浦のデザイン手法を三次元空間に託して提示する新しい試みです。
武蔵野美術大学 美術館・図書館 所蔵
杉浦康平デザインアーカイブ「デザイン・コスモス」
Design Cosmos: Sugiura Kohei Design Archive
in the Collection of Musashino Art University Museum & Library
URL: https://collections.musabi.ac.jp/sugiura_kohei/
杉浦康平の作品宇宙を探索・・・・・・作品に秘められたデザイン手法と奥深い造形思考に触れる
「デザイン・コスモス」の特長
?杉浦作品の世界を、直感的に探索できる!
宇宙空間に漂う杉浦デザインの作品世界を自由に動かして遊ぶことができます(浮遊画面のスタイルは3パターンを用意)。作品画像をクリックするとその作品の詳細ページへとジャンプします。また、「作品一覧」より作品を選択することも可能です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106246711-O9-axZt2P45】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106246711-O8-5rHt54oU】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106246711-O6-e0gxkz7P】
?杉浦流「デザイン手法」をインデックス化
杉浦が考案し書籍設計に盛り込んだ独自の造本術を15のカテゴリ/119の手法に細分化して、インデックスを構築しました。そのインデックスから、「デザイン手法」で紐づけられた作品群へと移動することができます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106246711-O7-Lzdj2U3c】
?杉浦はじめ制作スタッフらによる「解説テキスト」
各作品の詳細ページには、美麗な作品図版とともに「作品の解説」とその作品に用いられた「デザイン手法の解説」を添えました。杉浦によるテキストのほか、デザインチームのメンバーや編集者らの証言によって、制作当時の活気と熱情を感じとることができます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106246711-O10-CBvjvc2S】
?立体的・多角的に読み解く「解説アニメーション」
杉浦は本を三次元的な存在として捉え、建築的アプローチでブックデザイン語法を探求しました。本を手に取り、カバーを外し、ページを繰る体験を疑似的に表現した「解説動画」が添えられて、意図されたデザイン手法をより深く理解することができます。
杉浦康平(すぎうら・こうへい) プロフィール
1932年9月8日東京生まれ。グラフィックデザイナー、アジア図像研究者、神戸芸術工科大学名誉教授、同大学アジアンデザイン研究所(RIAD)顧問。
意識領域のイメージ化で多元的なデザイン宇宙を切り開き、レコードジャケット、ポスター、ブックデザイン、雑誌デザイン、展覧会カタログデザイン、ダイアグラム、切手デザインなどの第一線で先端的かつ独創的な活躍を展開(手がけた作品と関連資料を2009年に武蔵野美術大学 美術館・図書館へ寄贈)。また、「マンダラ[出現と消滅]」展(1980年)や「アジアの宇宙観」展(1982年)、「花宇宙・生命樹」展(1992年)など、アジアの伝統文化を展覧会の企画・構成および斬新なカタログデザインで紹介するとともに、マンダラや宇宙観を中核とする自らの図像研究の成果を『かたち誕生』(日本放送出版協会、1997年)ほか幾多の著作をとおして精力的に追究している。1956年に第6回日宣美受賞。1997年に毎日芸術賞受賞、紫綬褒章受章。2019年に旭日小綬章受章。
武蔵野美術大学 美術館・図書館所蔵「杉浦康平デザインアーカイブ」概要
ブックデザイン作品やポスター作品、思考や制作の過程を辿るデザインプロセス資料、杉浦のデザイン哲学やアジア図像学研究の源泉たる旧蔵書まで、杉浦グラフィズムを網羅する「杉浦康平デザインアーカイブ」は、グラフィックデザイン史上における傑出した作品としての評価のみならず、戦後日本の印刷文化の発展を実証する貴重な原資料でもあります。2009年に杉浦のデザイン事務所である杉浦康平プラスアイズより武蔵野美術大学 美術館・図書館へ寄贈され、以来、美術デザイン教育に寄与してきました。2011年に当館にて開催したブックデザイン作品を回顧する展覧会「杉浦康平・脈動する本:デザインの手法と哲学」では杉浦自ら監修と展示構成を手がけ、杉浦グラフィズムの世界を顕現した「作品」として結実しました。
武蔵野美術大学 美術館・図書館では杉浦による監修のもとで継続して作品資料の整理及び調査研究を進めています。
[デザイン作品]
書籍(5,000点)、雑誌(2,000点)、レコードジャケット(250点)、ポスター(900点)、その他グラフィック作品
[関連資料]
草稿、試作、版下、校正紙など、思考や制作の過程を辿るプロセス資料
[旧蔵書コレクション]
杉浦康平旧蔵「アジア図像研究書コレクション」(3,500点)
[旧蔵LPレコードコレクション]
杉浦康平旧蔵「現代音楽レコードコレクション」(1,500点)
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●紙媒体の場合は掲載誌のご寄贈、ウェブ媒体の場合は掲載URLをお知らせください。