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全国の家主300人を対象とした家や財産相続への考え方・対策実施状況の調査報告<株式会社Agoora>

持ち家がある家主の相続対策「何もしていない」が6割も「生命保険」が人気

株式会社Agoora(本社:東京都杉並区、代表取締役社長:阿部智生)が運営する弁護士相談ポータルサイト「遺産相続弁護士相談広場」( https://agoora.co.jp/souzoku/ )では、全国の持ち家を持つ40歳〜85歳の方300人を対象にアンケート調査を実施し、設問ごとに集計した結果がまとまりましたので、お知らせします。

 

詳細URL: https://agoora.co.jp/souzoku/column/house-owner-succession.html

 

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253931-O10-2pAnJtY9

 

調査概要

目的  : 遺産相続弁護士相談広場のサイト利用者に、より適切な対応が行えるよう、一軒家またはマンションの持ち家を所有する40歳〜85歳の男女を対象とした相続対策に関する意向調査、ならびに行っている相続対策に関する情報源の抽出

実施  :遺産相続弁護士相談広場 編集部

回答方法:Webアンケート調査

調査日時:2021年10月29日〜11月2日

予備調査: 全国の40歳〜99歳までの持ち家(一戸建てまたはマンション)に居住する男女計1,000人

本調査 : 持ち家の所有権を持つ40歳〜85歳の男女 300人(男性 149人 女性 151人)※男女・世代ごとの回収数を2020年の日本人口構成にあわせて調査を実施。

 

 

サマリー

・一軒家やマンションを保有する家主の2割強が、
 自分の死後の相続でも、持ち家・土地を引き継いで残してほしいと考えている

・家を子に継がせたい方に関しては、その3分の2が男子への相続を想定している

・家以外の相続財産がない家主は約6人に1人

・家があっても、相続対策を「何もしていない」人が6割

・家主に最も行われている相続対策は「生命保険の活用」である

・生命保険を活用する家主の6割は、20代・30代の頃に保険へ加入している

・相続対策をはじめる時期は「40代前半」「50代後半」の2つがピーク

 

 

詳細

Q1:自分が亡くなった後、持ち家をどうしてほしいですか?あなたの考えに近いものをお選びください。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253931-O20-0BSn58X8

・最多となったのは「どうするかは遺す家族に任せたい」300人中131人(43.67%)。

・「家を残して誰かに住んでほしい」と考える人は300人中64人(21.33%)。

家を残す形での相続を希望している人は全体の2割強となった。

・「売却して家族で分けてほしい」54人(18%)

「亡くなる前に自分で対策する(贈与や売却など)」48人(16%)と続いた。

・「家族に任せる」以外を選んだ方は、「家を残したい」も含め、

2〜3ポイント程度の僅差で3つに分かれた。

この結果からは、相続に対してなにかしら明確な自分の希望を持っている人の中でも、
実際の考え方は人それぞれで、対応の仕方は分かれる傾向があることが読み取れる。

 

Q2:家には誰に住んでほしいですか?

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253931-O21-H90kGXV7

Q1で「家を残して誰かに住んでほしい」と回答した64名の方に、誰に住んでほしいかを聞いた。

・配偶者(夫または妻)、子でほぼ2分された。

 

Q3:前の質問で回答した「家に住んでほしい方」の性別を教えてください。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253931-O22-0HbD1yC5

・前の質問の「住んでほしい人」の性別について確認したところ

男性が53.1%、女性が46.9%と、男性への相続を検討している方が多い結果となった。

 

・「住んでほしい方の性別」について、子に住んでほしいと回答した方に限定すると、男性が6割以上となった。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253931-O4-h9YQAdzv

・子への相続を検討する家主の3分の2が、

男子への相続を想定していることが明らかとなった。

 

Q4:家以外に相続する財産はありますか?以下のうち、あてはまるものをすべて選択してください。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253931-O23-R0MJ0F9T

・家以外の相続財産として最多なのは「現金・預貯金」

 家持ちの方の約8割近くは、家とともに現金・預貯金の相続を想定している

・続いて有価証券26.33%、自動車21.33% の方が相続財産と考えていることがわかった。

・家以外の財産がないという方は300人中50人。

相続財産が持ち家だけというケースは、6人に1人となった。

 

Q5:なにか相続対策を行っていますか?下記の表を参考に、以下よりあてはまるものをすべてお選びください。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253931-O24-Jv61il2U

・全体の6割以上にあたる 62.67%の方は、相続対策を行っていないことがわかった。

・行っている相続対策として、最も多くの方が上げたのが「生命保険の活用」90人(30%)

続く生前贈与が28人(9.33%)。

・「生命保険の活用」は2位に大きく差をつけてトップとなり、家主の方にとって最もポピュラーな相続対策となっていることがわかった。

 

Q6:あなたがその生命保険に加入したのは、何歳くらいの頃ですか?

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253931-O25-ncsjhq79

・前の質問で「生命保険の活用」を選択した方90人に、生命保険に加入した時期をうかがったところトップは20〜29歳 33人(36.67%)、続いて30〜39歳 24人(26.67%)。

・生命保険を活用している家主の方の6割以上は、20代・30代までに、生命保険へ加入していることがわかった。

・40代以降で見ると、50〜59歳が13名(14.44%)と、全体で三番目のピークとなっていた。

持ち家がある人の場合、それまで生命保険に加入していなかったとしても、50代で生命保険の契約をはじめる方も少なくないことがわかった。

 

Q7:相続対策をしていない理由を教えてください。

Q5で相続対策を「何もしていない」と回答した方に、なぜ相続対策をしていないのか、理由を確認した。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253931-O26-4W1OZ82v

・「対策するほど資産が無いから」が最多の46.28%。

・次に「まだ早いと思うから」27.66%

・「相続対策に関心がない」12.23%

 

と続いた。

 

・これら上位3つの理由からは、家という確実に相続対象とみなされる財産を保有している当事者であっても、相続対策の必要性を感じていない方が多くいる現状が読み取れる。

 

Q8:相続対策をはじめたのは何歳頃からですか?

Q5で「何もしていない」以外を選択した方(なにかしら相続対策をしている方)に、いずれかの相続対策を最初にはじめた時期を質問した。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253931-O27-pL0yGbah

相続対策をはじめた時期には

・40〜44歳(13.39%)

・55〜59歳(13.39%)

と、2つの大きなピークがあることがわかった。

 

これらのピーク時期に、それぞれどのような相続対策を行っているのか、40代前半と50代後半が行っている相続対策について、さらに詳しく掘り下げてみたのが以下の表となる。

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106512/202111253931/_prw_PT1fl_45A0X9Q7.png

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106512/202111253931/_prw_PT2fl_1z32bY31.png

 

・このうち40〜44歳の方は

生命保険、不動産運用・投資、生前贈与をはじめた方が多かった。

・また、55〜59歳の方は生命保険が大半、次いで税理士・弁護士等への相談、生前贈与・子や孫への資金提供がごく少数となった。

・特に40代前半で「不動産運用・投資」を選択した方の多さは特徴的。

 相続対策として「不動産運用・投資を行っている」を選択した方 全体の36.8%が、

 40〜44歳に集中しており、他の世代と比べても顕著に多い結果となった。

 40代に入っての仕事や生活のステージの変化もあり、将来に渡る収益面・相続など

 長い目で考慮した結果、不動産運用・投資に着手する方が多いものと考えられる。

 

 

総括

家主から集まった生の声もふまえると、持ち家や財産の相続に対する考え方は大きく3つに分けることができる。

 

・家などの財産を手放すことなく大事に守ってほしい

・遺族の自由意志を尊重する

・平等で相続争いなく分けてほしい

 

どの考え方で進めるかによって、持ち家を維持するのか、売却して分配するのか、最適な対応は変わってくる。

 

家という財産がある以上、家主自身が想像しない形で、遺す家族に負担をかけるリスクもあり、相続対策は、家主自身がまだまだ健在な時期から長期的に取り組むことが重要である。

 

調査結果から、人気の相続対策としては生命保険の活用や生前贈与、不動産運用・投資などが上げられるが、より有効な形で対策を進めていくには、相続に関する専門的な知識が不可欠である。

最新の法律・納税のルールに準じて最適な対応を行うには、弁護士や税理士など相続の専門家に相談するのが有効と言える。

 

 

■アンケート調査の詳細について

遺産相続弁護士相談広場のWEBサイトでは、上記以外のデータやグラフ、相続に対する家主の方の生の声など、より詳細な内容をレポートにして公開しています。

https://agoora.co.jp/souzoku/column/house-owner-succession.html

 

 

■遺産相続弁護士相談広場について

遺産相続弁護士相談広場は、遺産相続の悩みを抱える方のための情報ポータルサイトです。

遺産分割や生前贈与、相続放棄など、利用者の方が抱える相続の悩みと、各弁護士事務所の持つ特色のマッチングを重視したサイト設計が好評となっています。

また、遺産相続でよくあるトラブルや遺産分割の内容に納得できない場合など、遺産相続に関わる問題をスムーズに解決するための様々なヒントを希望するユーザーにお届けします。

 

参考)今回実施したアンケート調査の主な設問内容

Q1:自分が亡くなった後、持ち家をどうしてほしいですか?あなたの考えに近いものをお選びください。

Q2:家には誰に住んでほしいですか?

Q3:前の質問で回答した「家に住んでほしい方」の性別を教えてください。

Q4:家以外に相続する財産はありますか?以下のうち、あてはまるものをすべて選択してください。

Q5:なにか相続対策を行っていますか?下記の表を参考に、以下よりあてはまるものをすべてお選びください。

Q6:あなたがその生命保険に加入したのは、何歳くらいの頃ですか?

Q7:相続対策をしていない理由を教えてください。

Q8:相続対策をはじめたのは何歳頃からですか?

Q9:あなたの持ち家や預金などについて、相続するご家族や相続人にどう扱ってほしいですか?

 

 

■本件に関する問合せ先

株式会社Agoora

担当: 遺産相続弁護士相談広場

窓口: https://agoora.co.jp/souzoku/contact

 

■会社概要

商号  : 株式会社Agoora

所在地 : 東京都杉並区高円寺南4-7-1 藤和シティコープ高円寺南302

設立  : 2011年4月

代表者 : 代表取締役社長 阿部 智生

企業URL: https://agoora.co.jp/

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