低栄養リスクのある高齢者が経口栄養補助食を継続摂取することで体重およびBMIの上昇を確認
[22/01/27]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2022年1月27日
株式会社 明治
低栄養リスクのある高齢者が経口栄養補助食(Oral Nutritional Supplements)を
継続摂取することで体重およびBMIの上昇を確認
経口栄養補助食が、高齢者が陥りやすい低栄養の改善に有効
株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院との共同研究において、低栄養のリスクがある高齢者が経口栄養補助食(Oral Nutritional Supplements:以下ONS)を継続摂取することで体重およびBMIの上昇が認められ、高齢者が陥りやすい低栄養の改善にONSの活用が有効であることを示しました。
当社は、今後もONSが低栄養の改善などに与える影響の研究を続け、低栄養という社会課題の解決に貢献し、人々が笑顔で健康な毎日を過ごせる未来社会の実現を目指してまいります。
【研究概要】
低栄養のリスクがある65歳以上の高齢者18人に対しONSを継続摂取する群(介入群)と摂取しない群(対照群)に分け、体組成、各種栄養指標、握力などを測定しました。
【結果概要】
65歳以上の高齢者では、体重およびBMIの変化量が対照群に比べ介入群で有意に高値を示しました。75歳以上の高齢者で層別解析を実施したところ、体重、BMI、筋肉量及び骨格筋量の変化量が有意に高値を示し、MNA®-SF及びSMIの変化量が高値傾向を示しました。高齢者が陥りやすい低栄養の改善にONSの活用が有効であり、その効果は高齢であるほど明確になる可能性が示されました。
<発表内容>
【演題名】
「高齢者における経口栄養補助食(ONS)の継続摂取が栄養状態及び体組成に及ぼす影響」
【試験概要】
被験者:在宅で生活をしており、主に鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院の通所リハビリテーションを利用している、低栄養または低栄養のおそれ※1がある65歳以上の男女
試験デザイン:無作為化非摂取対照オープン並行群間比較試験
試験方法:被験者を以下の2群に分けて比較検討した
<介入群>通常の食事に加えてONSを1日2本、約12週間摂取する群
<対照群>ONSを摂取しない群
試験食品:摂取時間は自由とし、被験者に11種類の味から好きな味を選択させた。ONSの主な栄養組成は1本(125mL)当たり、エネルギー200kcal、たんぱく質7.5g、食物繊維2.5gである。
評価項目:体組成、各種栄養指標、握力等を試験開始前、4週後、8週後、12週後に評価した
【結果】
(1)65歳以上の高齢者では、体重(図1)及びBMI(図2)の開始前から12週後検査の変化量が対照群に比べ介入群で有意に高値を示した。
(2)75歳以上の高齢者で層別解析を行った結果、体重、BMI、筋肉量(図3)及び骨格筋量(図4)の開始前から12週後検査の変化量が対照群に比べ介入群で有意に高値を示した。さらに、MNA®-SF及びSMI※2の変化量が高値傾向であった。
※1 簡易栄養状態評価表(MNA®-SF)が11点以下の場合、低栄養または低栄養のおそれありと判定した。
※2 骨格筋量指数。骨格筋量(kg)を身長(m)の二乗で除した値
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202201266590-O2-ILg420hc 】
左:図1 体重の変化量(65歳以上)、右:図2 BMIの変化量(65歳以上)
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202201266590-O3-5uZ2Einj 】
左:図3 筋肉量の変化量(75歳以上)、右:図4 骨格筋量の変化量(75歳以上)
® Société des Produits Nestlé SA, Trademark Owners
株式会社 明治
低栄養リスクのある高齢者が経口栄養補助食(Oral Nutritional Supplements)を
継続摂取することで体重およびBMIの上昇を確認
経口栄養補助食が、高齢者が陥りやすい低栄養の改善に有効
株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院との共同研究において、低栄養のリスクがある高齢者が経口栄養補助食(Oral Nutritional Supplements:以下ONS)を継続摂取することで体重およびBMIの上昇が認められ、高齢者が陥りやすい低栄養の改善にONSの活用が有効であることを示しました。
当社は、今後もONSが低栄養の改善などに与える影響の研究を続け、低栄養という社会課題の解決に貢献し、人々が笑顔で健康な毎日を過ごせる未来社会の実現を目指してまいります。
【研究概要】
低栄養のリスクがある65歳以上の高齢者18人に対しONSを継続摂取する群(介入群)と摂取しない群(対照群)に分け、体組成、各種栄養指標、握力などを測定しました。
【結果概要】
65歳以上の高齢者では、体重およびBMIの変化量が対照群に比べ介入群で有意に高値を示しました。75歳以上の高齢者で層別解析を実施したところ、体重、BMI、筋肉量及び骨格筋量の変化量が有意に高値を示し、MNA®-SF及びSMIの変化量が高値傾向を示しました。高齢者が陥りやすい低栄養の改善にONSの活用が有効であり、その効果は高齢であるほど明確になる可能性が示されました。
<発表内容>
【演題名】
「高齢者における経口栄養補助食(ONS)の継続摂取が栄養状態及び体組成に及ぼす影響」
【試験概要】
被験者:在宅で生活をしており、主に鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院の通所リハビリテーションを利用している、低栄養または低栄養のおそれ※1がある65歳以上の男女
試験デザイン:無作為化非摂取対照オープン並行群間比較試験
試験方法:被験者を以下の2群に分けて比較検討した
<介入群>通常の食事に加えてONSを1日2本、約12週間摂取する群
<対照群>ONSを摂取しない群
試験食品:摂取時間は自由とし、被験者に11種類の味から好きな味を選択させた。ONSの主な栄養組成は1本(125mL)当たり、エネルギー200kcal、たんぱく質7.5g、食物繊維2.5gである。
評価項目:体組成、各種栄養指標、握力等を試験開始前、4週後、8週後、12週後に評価した
【結果】
(1)65歳以上の高齢者では、体重(図1)及びBMI(図2)の開始前から12週後検査の変化量が対照群に比べ介入群で有意に高値を示した。
(2)75歳以上の高齢者で層別解析を行った結果、体重、BMI、筋肉量(図3)及び骨格筋量(図4)の開始前から12週後検査の変化量が対照群に比べ介入群で有意に高値を示した。さらに、MNA®-SF及びSMI※2の変化量が高値傾向であった。
※1 簡易栄養状態評価表(MNA®-SF)が11点以下の場合、低栄養または低栄養のおそれありと判定した。
※2 骨格筋量指数。骨格筋量(kg)を身長(m)の二乗で除した値
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202201266590-O2-ILg420hc 】
左:図1 体重の変化量(65歳以上)、右:図2 BMIの変化量(65歳以上)
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202201266590-O3-5uZ2Einj 】
左:図3 筋肉量の変化量(75歳以上)、右:図4 骨格筋量の変化量(75歳以上)
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