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「ギブ・アンド・ギブ」で夢と希望を創造

〜三光ソフランHD(株)高橋誠一会長に聞く〜

「ギブ・アンド・ギブ」で夢と希望を創造
〜三光ソフランHD(株)高橋誠一会長に聞く〜

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三光ソフランホールディングス株式会社(東京・中央区)は、時代の流れから成長性の高い事業を見極めて先手を打つことをモットーに個人向けの不動産物件販売や個人資産形成サービスを提供する一方、近年ではインバウンドに加え、医療や介護、保育などのライフスタイル事業、さらにミスコンや広告・プロモーションなどの文化事業にも進出して成長を続けている。
今年で創業48年を迎え、グループの主軸事業として長きに渡り不動の人気を誇ってきたのは、老後の個人年金を自ら作り上げる「お金持ち大家さん」というアパート投資経営システム。その仕組みは、まず自己資金2000万円をもとに銀行ローンを組み、好立地の優良アパートを1棟丸ごと買い上げた後、「家賃保証」と「管理委託」を利用して得られる家賃収入からローンの返済を差し引いた手元資金を少しずつ貯めて、5年から7年をめどに2棟目、さらに3棟目を購入すれば、老後は家賃収入だけで公的年金不足の不安が払しょくされ安泰に暮らせるところに成功のポイントが置かれている。
発案したのは創業者の高橋誠一会長(76)。20年以上も前から自ら実践し、これまで1200人以上の「お金持ち大家さん」を誕生させたという。多くの人に支持される中、このテーマで執筆も続け、昨年までに著書5冊を上梓した。コロナ禍においても、ほぼ4か月に1回程度の頻度で公開セミナーを主催し続けている。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202107223-O2-305KZyQW

今年初めての公開セミナーが2月6日(日)に東京の本社で開かれ、会場とオンラインをあわせて120人近くの参加者が高橋会長の話しに耳を傾けた。1時間あまりの講演の中、高橋会長はシミュレーションと実例を示しながら、風前の灯火とも言われる日本の年金制度の現状、それに追い打ちをかけるようなコロナ禍に置かれる普通の人々にとって、「お金持ち大家さん」が老後の暮らしに確実にゆとりをもたらせる手段だと力説する。一方、この仕組みはあくまでも個人の年金構築プランであり、お金儲けのツールではないことも重ねて強調。客観的に見た「お金持ち大家さん」の特徴を丁寧に解説した。講演終了後、参加者が次から次へ高橋会長のもとへ集まり、一対一で真剣に悩みを打ち上げ、中には、まるで個別の人生相談のような姿もあった。
いまだ人気の衰えることを知らない「お金持ち大家さん」の魅力とは何か。三光ソフラン創業の軌跡や一代で巨大グループ企業に育て上げた高橋誠一会長の経営哲学とあわせてじっくり話を聞いた。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202107223-O3-3SPW6Y8T

2月6日公開セミナー

【アパート賃貸経営の本当の強み】

高橋会長にまず尋ねたのは、投資の仕組みが数多くある中、ハードルが高いと思われるアパートの1棟賃貸経営を一貫して推奨してきた理由は何か。
「コロナ禍で様々な業界が大きな打撃を受けているが、賃貸業界では、世間が思っているほど影響を受けていない、実はほとんど変わっていないと言っても過言ではない。むしろコロナのように予測不能の大変化が起きても、人々が住むところが絶対に必要なので、賃貸の入居率は下がっていない。また、立地の良い優良アパートだと入居率が高く、空室による家賃収入のリスクも少ない。さらに建物に土地が付いているため、将来、建て替えもできるし、土地として売ることも、中古アパートとしても売ることができて選択肢の幅が非常に広い。これこそ、アパート賃貸経営ならではの強みではないか。」

【不動産業の原点は米屋】

 
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 土地を所有することの強みにこだわる高橋会長は、農家と深く関わる環境で育ち、最初の仕事も家業である埼玉の米屋の店主だった。その米屋を1店舗から43店舗に拡大して埼玉一まで成長させた後、不動産業を一人で創めて三光ソフランの前身会社を1974年に創業。農家が持つ土地を利回りの良い形に何とかしてもらいたい気持ちが背中を押してくれたという。
 「土地を持つ地主さんは、農作物だけでは儲からないので、その土地を活用してアパートを建てたらどうかと提案した。地主は土地代がかからないため、最低でも10から12パーセントの利回りを実現できた。また、地主さんは土地を持っているため、それを担保に自己資金ゼロでも銀行が1億円でもすぐ貸してくれるので、次から次へ、賃貸アパートの事業を拡大した。私たちはそれでまず利益を得て、さらに完成したアパートも入居募集から管理まで全て行なうことになった。お客さんにとっても、弊社にとってもお互いに無駄のない仕組みを作って成功した。」

【3回も危機を脱した「強運の持ち主」】

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不動産業界への転身を無事に果たし、業績も想像以上に好調だった。時は建物を建てればすぐ売れる時代でもあった。しかし、高橋会長は、建物が立った瞬間に客が付くのはやはりおかしいと感じて、世間の行き過ぎをいち早く感知したか、経営を次から次へ軌道修正した。1979年の第二次石油危機の直前、保有していた大量の土地を全て売却し、主要事業を建売住宅中心から建て替えやリフォームなどの注文住宅に切り替えた結果、その後のオイルショックに襲われても、まわりの同業他社で唯一倒産を免れた。その後、不動産業の領域を超えて、地主に提供する「財産ドック」というサービスを開発して業績をさらに伸ばし、90年代初頭にバブル経済が崩壊した時も、不動産会社でありながらほとんど影響を受けずに済んだ。さらに2006年のリーマンショック直前では、拡大路線に走っていた当時の役員が100億円以上で購入した土地を全部手放し、借金を大幅に減らした結果、リーマンショックの影響を最小限に抑え込み、鋭い経営決断力が再び社運を見事に救った。
 「3回も危機から上手く逃げられたね、どうしてそういう危機を全て予感できたかとよく聞かれるが、自分でも分からない。分かるわけがない。いずれもこの先がおかしいと何かを感じたからやめただけだった。経営者にとって何より大事なことは、やめる決断ができるかできないか、その1点だけ。僕は決断できたから助かった。一方、不動産以外の事業に乗り出した時も、僕も経験のない分野に進出するのはやはり怖い思いがする。でも僕は怖くない。失敗はもちろんあるけど、致命傷になる前に必ず潔く手を引く。失敗しても、応急手当だけで何とかなるので命には別状がない。だから失敗を恐れる必要はない。危ないと感じたらその手前でやめているので、運が良かった。」
公開セミナーなど公の場で、高橋会長はいつも自分を「強運の持ち主」と公言している。しかし、その「強運」の源は、意外にも俗に言う経営感覚ではなかったようだ。

【「強運」は100%奉仕の恵み】 

「運がいいとか悪いとかは、それは必然的に起こることであり、偶然はないと僕は信じている。運をよくするためには、奉仕しかない。しかも初めから見返りを求めないで奉仕することが大事。見返りを求めてしまうと、良い行いが100%にならず、50%になってしまう。これはまさに言うは易く行うは難しなので、実行できるまで精神的に大変だった。しかし、僕自身がそこまで達成しなかったら周りの人がついてきてくれない。これはビジネスだけでなく、人間関係でも大切な考え方だと思う。お客さんの都合や要望を自分の都合や要望のように思って行動すれば、お客さんは黙ってついてくる。もしお客さんが儲けられてしまったと思ったら、2度とお客さんが来なくなる。そのため、事業を長く継続させるためにも、僕は絶対に適性基準以上に儲けてはならないといつも社員に言っている。お客さんとウィン・ウィンの関係を守っていれば、お客さんは絶対離れないと信じているから。いま弊社では物件の提供がお客さんのニーズに追い付かない状態が続いているのも、そこに成功の秘訣があるかもしれない。」

【敬虔な「松下教」信者】

高橋会長は創業以来ずっと守り続けてきた経営理念やビジネス手法の真髄を、「大切な言葉」と題した小冊子にまとめて社員に持たせている。数多くある言葉の中、「ギブ・アンド・ギブ〜相手に見返りを求めない奉仕の精神」と題した章では、「お客さんに誠意を与え続けることで、逆に信頼していただき購入していただけるようになる」と記されている。「ギブ・アンド・ギブ」とは、高橋会長がどこから悟りを得た心構えだろうか。
「小学校と中学校の時、僕はがき大将だった。先頭を切って子分をたくさん連れ回り、秋には畑からトウモロコシを取って焼いて食べたり、夏には田んぼからスイカを取ってきて皆に食べさせたりして、仲間たちのヒーローだった。事業をやるようになってから、そう言えば、自分には事業の師匠がいないなと気がついて、松下幸之助の本を全部読んだ。松下さんの思想に非常に共感し、その考え方を全て真似しました。松下さんの教えは『松下教』と呼ばれるほど、宗教のような強い力で社員に浸透し、それによって社員がまとまり一大企業が出来上がったわけだ。松下さんが提唱した奉仕の精神も、換言すればギブ・アンド・ギブという心、これこそ最も大事なビジネスマインドではないか。そのため、僕は一日一回だけでもいいので、必ず奉仕を実践しろと常に社員を促している。お客さんに奉仕しているうちに、運がついてきて、自分の運が必ずよくなると信じている。僕は松下さんのこの考えを徹底的に100%真似したから、そこより先は自分で考えて行動していくしかない。社員にも、私の理念をまず徹底的に真似しろ、まるで『高橋教』のように真似してからは自分で考えろといつも求めている。」

【夢と希望を自ら創造】

 三光ソフランの会長室には、壁一面が埋め尽くされるような大きな書が飾ってある。力強くしたためられたのは、会長自ら揮毫した一文字「夢」。
 「社員にはいつも自分の人生は自分で作れと、夢を具体的に書き出すように促しているので、社員から会長も夢を書いてくださいと逆に言われた。普段は練習したことがないし色紙も全く書かないが、この時は袴を着て大きく書き上げた。2度練習して3度目で一気に完成した。書き終えてからはもう二度と書かなくていいと思っていたが、この前、それを見た中国のビジネスパートナーから同じことを頼まれて、もう一度書かないといけないことになったのよ。」
 別れ際にこのエピソードを披露してくれた高橋会長。埼玉の大地を駆け巡る陽気ながき大将の純真な笑みが顔からこぼれていた。
                                




【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202107223-O7-VP1k5nkc
 
高橋誠一 略歴

三光ソフランホールディングス株式会社 代表取締役社長/三光ソフラン株式会社 代表取締役会長/全国賃貸管理ビジネス協会 会長/全国賃貸住宅経営者政治連盟 会長/公益社団法人全国賃貸住宅経営者協会連合会 副会長/APAMAN株式会社 相談役/株式会社アップル 代表取締役会長/株式会社KACHIAL 代表取締役会長/株式会社アミックス 代表取締役会長。
1945年(昭和20)年5月28日生まれ。1969(昭和44)年、東京電機大学卒業。家業の米穀業を1店舗から43店舗にし、埼玉一の米屋になる。1975(昭和50)年、三光不動産株式会社(現・三光ソフラン株式会社)の運営を開始し、以来、代表取締役を務める。一貫して、資産(土地・建物)の有効活用に関するコンサルティング業務・不動産の賃貸および管理業務・個人年金づくりのコンサルティングなどを手がける。2004(平成16)年、不動産事業の振興に多大な貢献をし、関係団体の役員として業界の発展に寄与したため、「国土交通大臣表彰」受彰。2006(平成18)年、建設・不動産・賃貸管理・介護事業の功績のより、「黄綬褒章」受章。2016年(平成28)年、第一線で業務に精励し、他の模範となるような技術や実績を有する功績者として、「旭日双光章」受章。
主な著書に『「金持ち大家さん」になろう!』『「お金持ち大家さん」への道』『誰でもなれる「お金持ち大家さん」』(以上、PHP研究所)などがある。

三光ソフランホールディングス株式会社
https://www.sanko-soflan-hd.com/

お金持ち大家さんHP
http://www.kanemochi-ooyasan.com



【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202107223-O8-I8e50jAL

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三光ソフラン株式会社
TEL:03−6895−5535
e-mail: info@sanko-soflan.co.jp
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   沖  沙綾
   梶田 留依

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