立教大学経営学部・大学院経営学研究科 AACSBによるビジネス教育の国際認証を取得
[24/08/05]
提供元:共同通信PRワイヤー
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―― 世界水準の教育機関として認定を受ける ――
2024年8月5日
立教大学
報道関係各位
立教大学経営学部・大学院経営学研究科(東京都豊島区、学部長・研究科委員長:西原文乃)は、2024年8月、世界的なビジネス教育の認証評価機関「AACSB(The Association to Advance Collegiate Schools of Business)」より国際認証を取得しました。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学をはじめとするAACSBの認証校は、世界のビジネススクール*のわずか6%程度です。認証を受けた同学部と同研究科(博士課程前期課程)の提供する教育・研究の質が、世界トップクラスの水準であることが認められました。国内で学部が認証を取得するのは4校目、学部・研究科単位の取得は私立の総合大学では日本初となります。
AACSBとは?
1916年にアメリカで設立された、世界で最も長い歴史を持つビジネス教育の国際認証評価機関。ビジネススクールを対象に教育・研究の質を保証し、認証を維持するには6年ごとの再審査に合格する必要があります。その歴史と厳格な認証プロセスから、同分野における認証評価機関の中でもとりわけ権威があるとされ、世界各国で約1000校の教育機関が認証を受けています(2024年8月現在)。海外では広く認知されており、進学や留学、企業の採用等における判断基準の一つになっています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408024544-O1-0oDrHjp5】
*AACSBの認証評価対象としての「ビジネススクール」は、ビジネスや経営管理に関する正規の学位プログラムを提供する高等教育機関を指す。
今回の認証取得のポイント
1. 海外の名門校を含む、世界のビジネススクールの約6%しか認定されていない国際認証を取得
2. 国内で学部が取得するのは4校目、学部・研究科単位の取得は、私立の総合大学では日本初
3. 独自のリーダーシップ教育をはじめとする質の高い教育・研究が世界水準であると認められた
4. 認証取得により、ハイレベルな教育を展開する海外の認証校との連携がスムーズに。国内外の進学・就職における「学びの質」の証明として有効
1. 認証のプロセスと審査基準
独自の教育・研究の「蓄積」と「改善」により、長期に及ぶ厳正な審査をクリア
2006年開設の経営学部・大学院経営学研究科は、グローバル社会でリーダーシップを発揮できる人材を育む実践的な教育・研究を推進し、社会から高い評価を得てきました。
AACSBには9項目の審査基準があり、特に「ミッションに基づく戦略マネジメント」と「学修成果の測定・改善プロセス」「研究と社会的インパクト」が重視されます。2015年に申請の準備を開始して、自己点検評価書の作成とフィードバック、査察団による訪問等の厳正な審査を経て、今回の認定に至りました。
AACSBの主な審査基準
● 各教育機関が定めるミッションに基づく戦略・教育内容
● 世界水準の研究実績や実務経験等を踏まえた「教員の質」
● 授業内容の精査や学生の達成度の継続的な測定・分析・改善による「学びの質保証(AOL:Assurance
of Learning)への取り組み」
● 教育や研究が与える「社会的インパクト」 など
2. 特に評価されたポイント
特色あるリーダーシップ教育や、学部独自のSA(スチューデント・アシスタント)制度が高評価
経営学部では、「革新的かつ責任あるソリューションを提供できるビジネスリーダーの創出」というミッションの下、「経営学教育」「高い倫理観」「リーダーシップ」「コミュニケーション」の育成・強化を掲げ、AACSBの厳しい審査基準を各項目でクリアしました。中でも、以下の取り組みが高く評価されました。
● リーダーシップ教育(BLP・BBL)
経営学科のBLP(ビジネス・リーダーシップ・プログラム)、国際経営学科のBBL(バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム)は、プロジェクト型授業を通してリーダーシップ発揮法を探るプログラムで、AACSBからとりわけ高評価を受けました。
・BLP[経営学科](Busis Leadership Program)
リーダーシップの理論を学びながら、実際の企業が提示した課題にチームで挑む
・BBL[国際経営学科](Bilingual Business Leader Program)
英語で経営学を学び、企業が出題するビジネス課題に多国籍チームで挑戦
● SA(スチューデント・アシスタント)制度
授業運営をサポートする学生スタッフで、BLP・BBLでは教員と共にカリキュラムの企画・実施から振り返り・改善までを担当。SA自身もリーダーシップを実践的に学びます。そうした先輩の姿を間近で見ることが後輩の成長意欲につながり、学部全体に好循環が生まれています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408024544-O2-IP46QYGE】
● 企業との協働プロジェクト・社会連携
多数のゼミで実施している企業等との協働プロジェクト、また、社外取締役を務めるといったビジネスの第一線で活躍する教員の存在が、「社会的インパクト」の項目で高く評価されました。
[ゼミ活動における社会連携](一例)
・佐々木宏ゼミ×東武百貨店池袋店/産学連携イベントの開催
・中原淳ゼミ×ダイヤモンド社、他/新入社員向け研修ツールの開発・販売
・高岡美佳ゼミ×電通・WOWOW/アニメ事業に関する提案 など
3. 認証取得の意義、今後の展望
国際水準の教育機関にふさわしい、海外連携や時代に即した教育・研究を加速させる
今回の認証取得により、経営学部・大学院経営学研究科の教育・研究が世界水準であるという評価が得られたことになります。各国の認証校と肩を並べ、連携を深めるメリットは大きく、国内外での存在感を飛躍的に高める契機となるでしょう。今後は本認証とその取得プロセスにより根付いた自己評価・改善サイクルを最大限に生かし、日本の大学をリードする教育・研究の推進と変化する時代に即した改革を加速させていく予定です。
AACSB取得の意義
● 学部生・大学院生の国内外の進学・就職において「学びの質」の証明に
● エビデンスに基づく点検・評価と改善サイクルが根付く契機に
● ハイレベルな教育を展開する海外の認証校との連携・交流がスムーズに
● 海外からの優秀な留学生の獲得を促進
● 認証校同士のネットワークによる情報収集の強化
立教大学 総長 西原 廉太
この度、本学経営学部・大学院経営学研究科が、世界的認証評価機関であるAACSBから国際認証を取得できましたことは、立教大学が提供している教育・研究のクオリティが世界最高水準にあると認められたことを意味します。今回の国際認証取得を契機としながら、今後も立教大学は日本における高等教育を牽引する創造的な改革を推進してまいります。
経営学部長・経営学研究科委員長 西原 文乃
AACSBの国際認証を取得できたことを、学生、教員、卒業生一同、大変喜んでおります。多くの方々のご支援に心より感謝申し上げます。今回の認証プロセスを通じて、私たちは、世界に積極的かつ持続的に貢献できる、力強く、魅力的で、革新的な新しい世代のビジネスリーダーを育成・支援する努力を続けてまいる所存です。
2024年8月5日
立教大学
報道関係各位
立教大学経営学部・大学院経営学研究科(東京都豊島区、学部長・研究科委員長:西原文乃)は、2024年8月、世界的なビジネス教育の認証評価機関「AACSB(The Association to Advance Collegiate Schools of Business)」より国際認証を取得しました。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学をはじめとするAACSBの認証校は、世界のビジネススクール*のわずか6%程度です。認証を受けた同学部と同研究科(博士課程前期課程)の提供する教育・研究の質が、世界トップクラスの水準であることが認められました。国内で学部が認証を取得するのは4校目、学部・研究科単位の取得は私立の総合大学では日本初となります。
AACSBとは?
1916年にアメリカで設立された、世界で最も長い歴史を持つビジネス教育の国際認証評価機関。ビジネススクールを対象に教育・研究の質を保証し、認証を維持するには6年ごとの再審査に合格する必要があります。その歴史と厳格な認証プロセスから、同分野における認証評価機関の中でもとりわけ権威があるとされ、世界各国で約1000校の教育機関が認証を受けています(2024年8月現在)。海外では広く認知されており、進学や留学、企業の採用等における判断基準の一つになっています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408024544-O1-0oDrHjp5】
*AACSBの認証評価対象としての「ビジネススクール」は、ビジネスや経営管理に関する正規の学位プログラムを提供する高等教育機関を指す。
今回の認証取得のポイント
1. 海外の名門校を含む、世界のビジネススクールの約6%しか認定されていない国際認証を取得
2. 国内で学部が取得するのは4校目、学部・研究科単位の取得は、私立の総合大学では日本初
3. 独自のリーダーシップ教育をはじめとする質の高い教育・研究が世界水準であると認められた
4. 認証取得により、ハイレベルな教育を展開する海外の認証校との連携がスムーズに。国内外の進学・就職における「学びの質」の証明として有効
1. 認証のプロセスと審査基準
独自の教育・研究の「蓄積」と「改善」により、長期に及ぶ厳正な審査をクリア
2006年開設の経営学部・大学院経営学研究科は、グローバル社会でリーダーシップを発揮できる人材を育む実践的な教育・研究を推進し、社会から高い評価を得てきました。
AACSBには9項目の審査基準があり、特に「ミッションに基づく戦略マネジメント」と「学修成果の測定・改善プロセス」「研究と社会的インパクト」が重視されます。2015年に申請の準備を開始して、自己点検評価書の作成とフィードバック、査察団による訪問等の厳正な審査を経て、今回の認定に至りました。
AACSBの主な審査基準
● 各教育機関が定めるミッションに基づく戦略・教育内容
● 世界水準の研究実績や実務経験等を踏まえた「教員の質」
● 授業内容の精査や学生の達成度の継続的な測定・分析・改善による「学びの質保証(AOL:Assurance
of Learning)への取り組み」
● 教育や研究が与える「社会的インパクト」 など
2. 特に評価されたポイント
特色あるリーダーシップ教育や、学部独自のSA(スチューデント・アシスタント)制度が高評価
経営学部では、「革新的かつ責任あるソリューションを提供できるビジネスリーダーの創出」というミッションの下、「経営学教育」「高い倫理観」「リーダーシップ」「コミュニケーション」の育成・強化を掲げ、AACSBの厳しい審査基準を各項目でクリアしました。中でも、以下の取り組みが高く評価されました。
● リーダーシップ教育(BLP・BBL)
経営学科のBLP(ビジネス・リーダーシップ・プログラム)、国際経営学科のBBL(バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム)は、プロジェクト型授業を通してリーダーシップ発揮法を探るプログラムで、AACSBからとりわけ高評価を受けました。
・BLP[経営学科](Busis Leadership Program)
リーダーシップの理論を学びながら、実際の企業が提示した課題にチームで挑む
・BBL[国際経営学科](Bilingual Business Leader Program)
英語で経営学を学び、企業が出題するビジネス課題に多国籍チームで挑戦
● SA(スチューデント・アシスタント)制度
授業運営をサポートする学生スタッフで、BLP・BBLでは教員と共にカリキュラムの企画・実施から振り返り・改善までを担当。SA自身もリーダーシップを実践的に学びます。そうした先輩の姿を間近で見ることが後輩の成長意欲につながり、学部全体に好循環が生まれています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408024544-O2-IP46QYGE】
● 企業との協働プロジェクト・社会連携
多数のゼミで実施している企業等との協働プロジェクト、また、社外取締役を務めるといったビジネスの第一線で活躍する教員の存在が、「社会的インパクト」の項目で高く評価されました。
[ゼミ活動における社会連携](一例)
・佐々木宏ゼミ×東武百貨店池袋店/産学連携イベントの開催
・中原淳ゼミ×ダイヤモンド社、他/新入社員向け研修ツールの開発・販売
・高岡美佳ゼミ×電通・WOWOW/アニメ事業に関する提案 など
3. 認証取得の意義、今後の展望
国際水準の教育機関にふさわしい、海外連携や時代に即した教育・研究を加速させる
今回の認証取得により、経営学部・大学院経営学研究科の教育・研究が世界水準であるという評価が得られたことになります。各国の認証校と肩を並べ、連携を深めるメリットは大きく、国内外での存在感を飛躍的に高める契機となるでしょう。今後は本認証とその取得プロセスにより根付いた自己評価・改善サイクルを最大限に生かし、日本の大学をリードする教育・研究の推進と変化する時代に即した改革を加速させていく予定です。
AACSB取得の意義
● 学部生・大学院生の国内外の進学・就職において「学びの質」の証明に
● エビデンスに基づく点検・評価と改善サイクルが根付く契機に
● ハイレベルな教育を展開する海外の認証校との連携・交流がスムーズに
● 海外からの優秀な留学生の獲得を促進
● 認証校同士のネットワークによる情報収集の強化
立教大学 総長 西原 廉太
この度、本学経営学部・大学院経営学研究科が、世界的認証評価機関であるAACSBから国際認証を取得できましたことは、立教大学が提供している教育・研究のクオリティが世界最高水準にあると認められたことを意味します。今回の国際認証取得を契機としながら、今後も立教大学は日本における高等教育を牽引する創造的な改革を推進してまいります。
経営学部長・経営学研究科委員長 西原 文乃
AACSBの国際認証を取得できたことを、学生、教員、卒業生一同、大変喜んでおります。多くの方々のご支援に心より感謝申し上げます。今回の認証プロセスを通じて、私たちは、世界に積極的かつ持続的に貢献できる、力強く、魅力的で、革新的な新しい世代のビジネスリーダーを育成・支援する努力を続けてまいる所存です。