SOMPOケアとインド政府系機関NSDCIの協業による インドでの教育研修施設開設に関するお知らせ
[24/08/09]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
〜インド人介護人材向け教育プログラムの提供と、日本への受入推進〜
SOMPOケアとインド政府系機関NSDCIの協業による インドでの教育研修施設開設に関するお知らせ 〜インド人介護人材向け教育プログラムの提供と、日本への受入推進〜
SOMPOケア株式会社(本社:東京都品川区/代表取締役社長 鷲見 隆充、以下 「当社」)は、インド国家技能開発公社(National Skill Development Corporation、以下「NSDC」)の100%子会社であるNSDC International Limited(CEO:Ved Mani Tiwari、以下「NSDCI」)と、インド人介護人材の教育と受入に関する協業を2024年8月1日に開始したことをお知らせします。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408094829-O1-155Iz32o】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408094829-O2-q5VxWT6r】
8月2日に行われた開校式
1.背景と目的
インドは、14億人を超える世界一の人口を擁する一方で、増加する人口に十分な雇用を提供できるだけの産業が成長していない状況にあります。この社会的課題に対処するため、NSDCIは、政府の人材育成政策「スキル・インディア」※1のもとで、産業振興を支える質の高い人材を育成し、海外での就労機会を提供しています。
※1「スキル・インディア」:若年層に職業教育を行うことで、若年者により良い職を与えるとともに、技能を持つ労働者の不足解消を目指し、2015年 7 月にインド中央政府により発足されたイニシアティブ。
一方、日本は生産年齢人口の大幅な減少や少子高齢化により、介護人材の需要と供給のギャップ拡大という社会的課題に直面しています。この課題を解決するために、当社は介護の仕事を価値ある専門性の高い職業に変えることを目指し、介護技術の向上と人材定着に向けた教育の充実に力を入れています。加えて、2023年10月には、日本と同様に高齢化が進み、介護サービスの需要が高まっている韓国で、当社の教育研修の提供を開始しました。※2
※2 2023年11月1日リリース 「SOMPOケア 介護従事者向けの教育研修プログラムを韓国KBケアへ提供開始」
https://www.sompocare.com/uploads/2023/10/news_1101.pdf
このたび、当社とNSDCIは、両国の異なる社会的課題を相互に協力して解決したいと考え、インド人介護人材向けの教育プログラム提供と日本への受入について、協業の開始に至りました。
2.協業の概要
NSDCIは、日本の介護分野で働くことを希望するインド人人材に対し、現地講師による基礎日本語クラスを実施しています。この日本語教育に加えて、当社は日本で培った豊富な知見と経験に基づき、インド向けの当社オリジナルの教育プログラムを開発・提供します。本教育プログラムは「日本式介護についての理解」、「実践的な介護用語の習得」、「異文化コミュニケーション」を中心に、オンライン研修、eラーニング、インド現地での介護技術研修を提供し、日本語と介護知識の習得を高めることを目指しています。また、現地の研修では、インドのグレーター・ノイダ地区にあるNSDCI教育センター内に、「SOMPOケアユニバーシティ」※3をモデルにした約20名を収容できる介護専用の研修室を設置し、当社の講師が直接、日本で使用されている福祉用具を使いながら介護実技や理論を指導します。
※3 「SOMPOケアユニバーシティ」:介護現場を忠実に再現した環境で実技や理論を学ぶことができる、SOMPOケアの企業内大学。
協業の開始として、今年8月からインド人人材が日本語と当社の教育プログラムを約9か月間学び、その後、特定技能生として当社の介護施設に配属されます。本教育プログラムの提供を通じて、意欲が高く、即戦力となるスキルを持ったインド人介護人材を育成することに加え、当社施設で受け入れた後も、さらなるスキルアップを支援していきます。将来的には、日本で介護経験を積んだ人材が母国の介護産業へ貢献することを期待しています。
本教育プログラムは、職場環境への順応性、介護技術や理論の理解度、キャリア志向などの観点からその効果を検証し改善を図ると共に、この取り組みを通じて、インドにおける協業事業のさらなる発展を目指していきます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408094829-O3-l21ut88F】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408094829-O4-UoOJ4B2b】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408094829-O5-SVcgXeMS】
NSDCI外観 研修の様子 最終合意書締結(左:NSDCIRaina COO、
右:SOMPOケア 恒松CHRO)
3.今後について
当社は、インドでの協業事業を通じて、日本式介護を学んだ質の高いインド人介護人材を持続的に採用・育成できる仕組みを構築します。これにより、当社のみならず、日本の介護事業者が直面する介護人材の需給ギャップという社会的課題の解決に貢献し、日本の未来を創っていきます。
【参考】
■インド国家技能開発公社(NSDC:National Skill Development Corporation)について
NSDCは、インドの技能開発の促進を目的とし、2008年に設立された公民連携団です。インド政府は、技能開発・起業促進省(MSDE:Ministry of Skill Development & Entrepreneurship)を通じてNSDCの株式の49%を保有し、残りの51%は私企業が保有しています。NSDCは、職業訓練を通じた人材育成と、国内外での就労を推進するとともに、インド人人材の海外送出機関の監督機能を担っています。
■NSDC International(NSDCI)について
NSDCIは、NSDCの100%子会社として2021年に設立されました。技能開発や職業訓練の分野において、海外との協力プロジェクトやパートナーシップを推進し、インド人人材の技能水準の向上とグローバルな就労機会の創出を担っています。
■SOMPOグループのインド市場における取組について
SOMPOグループは、2007年にUniversal Sompo General Insurance Company Limited社への出資を通じてインド市場に参入し、インド全土で損害保険商品を販売しています。
以上
SOMPOケアとインド政府系機関NSDCIの協業による インドでの教育研修施設開設に関するお知らせ 〜インド人介護人材向け教育プログラムの提供と、日本への受入推進〜
SOMPOケア株式会社(本社:東京都品川区/代表取締役社長 鷲見 隆充、以下 「当社」)は、インド国家技能開発公社(National Skill Development Corporation、以下「NSDC」)の100%子会社であるNSDC International Limited(CEO:Ved Mani Tiwari、以下「NSDCI」)と、インド人介護人材の教育と受入に関する協業を2024年8月1日に開始したことをお知らせします。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408094829-O1-155Iz32o】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408094829-O2-q5VxWT6r】
8月2日に行われた開校式
1.背景と目的
インドは、14億人を超える世界一の人口を擁する一方で、増加する人口に十分な雇用を提供できるだけの産業が成長していない状況にあります。この社会的課題に対処するため、NSDCIは、政府の人材育成政策「スキル・インディア」※1のもとで、産業振興を支える質の高い人材を育成し、海外での就労機会を提供しています。
※1「スキル・インディア」:若年層に職業教育を行うことで、若年者により良い職を与えるとともに、技能を持つ労働者の不足解消を目指し、2015年 7 月にインド中央政府により発足されたイニシアティブ。
一方、日本は生産年齢人口の大幅な減少や少子高齢化により、介護人材の需要と供給のギャップ拡大という社会的課題に直面しています。この課題を解決するために、当社は介護の仕事を価値ある専門性の高い職業に変えることを目指し、介護技術の向上と人材定着に向けた教育の充実に力を入れています。加えて、2023年10月には、日本と同様に高齢化が進み、介護サービスの需要が高まっている韓国で、当社の教育研修の提供を開始しました。※2
※2 2023年11月1日リリース 「SOMPOケア 介護従事者向けの教育研修プログラムを韓国KBケアへ提供開始」
https://www.sompocare.com/uploads/2023/10/news_1101.pdf
このたび、当社とNSDCIは、両国の異なる社会的課題を相互に協力して解決したいと考え、インド人介護人材向けの教育プログラム提供と日本への受入について、協業の開始に至りました。
2.協業の概要
NSDCIは、日本の介護分野で働くことを希望するインド人人材に対し、現地講師による基礎日本語クラスを実施しています。この日本語教育に加えて、当社は日本で培った豊富な知見と経験に基づき、インド向けの当社オリジナルの教育プログラムを開発・提供します。本教育プログラムは「日本式介護についての理解」、「実践的な介護用語の習得」、「異文化コミュニケーション」を中心に、オンライン研修、eラーニング、インド現地での介護技術研修を提供し、日本語と介護知識の習得を高めることを目指しています。また、現地の研修では、インドのグレーター・ノイダ地区にあるNSDCI教育センター内に、「SOMPOケアユニバーシティ」※3をモデルにした約20名を収容できる介護専用の研修室を設置し、当社の講師が直接、日本で使用されている福祉用具を使いながら介護実技や理論を指導します。
※3 「SOMPOケアユニバーシティ」:介護現場を忠実に再現した環境で実技や理論を学ぶことができる、SOMPOケアの企業内大学。
協業の開始として、今年8月からインド人人材が日本語と当社の教育プログラムを約9か月間学び、その後、特定技能生として当社の介護施設に配属されます。本教育プログラムの提供を通じて、意欲が高く、即戦力となるスキルを持ったインド人介護人材を育成することに加え、当社施設で受け入れた後も、さらなるスキルアップを支援していきます。将来的には、日本で介護経験を積んだ人材が母国の介護産業へ貢献することを期待しています。
本教育プログラムは、職場環境への順応性、介護技術や理論の理解度、キャリア志向などの観点からその効果を検証し改善を図ると共に、この取り組みを通じて、インドにおける協業事業のさらなる発展を目指していきます。
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NSDCI外観 研修の様子 最終合意書締結(左:NSDCIRaina COO、
右:SOMPOケア 恒松CHRO)
3.今後について
当社は、インドでの協業事業を通じて、日本式介護を学んだ質の高いインド人介護人材を持続的に採用・育成できる仕組みを構築します。これにより、当社のみならず、日本の介護事業者が直面する介護人材の需給ギャップという社会的課題の解決に貢献し、日本の未来を創っていきます。
【参考】
■インド国家技能開発公社(NSDC:National Skill Development Corporation)について
NSDCは、インドの技能開発の促進を目的とし、2008年に設立された公民連携団です。インド政府は、技能開発・起業促進省(MSDE:Ministry of Skill Development & Entrepreneurship)を通じてNSDCの株式の49%を保有し、残りの51%は私企業が保有しています。NSDCは、職業訓練を通じた人材育成と、国内外での就労を推進するとともに、インド人人材の海外送出機関の監督機能を担っています。
■NSDC International(NSDCI)について
NSDCIは、NSDCの100%子会社として2021年に設立されました。技能開発や職業訓練の分野において、海外との協力プロジェクトやパートナーシップを推進し、インド人人材の技能水準の向上とグローバルな就労機会の創出を担っています。
■SOMPOグループのインド市場における取組について
SOMPOグループは、2007年にUniversal Sompo General Insurance Company Limited社への出資を通じてインド市場に参入し、インド全土で損害保険商品を販売しています。
以上