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第12回高校生ビジネスプラン・グランプリ 常翔啓光学園高2年のプランがベスト100に

ボディがステンレス製歯ブラシ「SustainaBrush(サステナブラシ)」 プラゴミの削減と口腔ケアを両立

常翔啓光学園高等学校(所在地:枚方市、校長:山田長正)の2年生4人が、2024年11月28日に発表された、日本政策金融公庫主催のビジネスプランコンテスト「第12回高校生ビジネスプラン・グランプリ(※1)」において、応募総数51,51件の中から、ベスト100に選出されました。
今回のエントリーは、本校の「探究学習」(※2)の一環で、ビジネスに関わるリアルな体験を通して、「生きる力」の育成を目的に実施しました。本校からは初めてのエントリーでの栄誉となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411280758-O7-8J7G48C9
参加した高校生 左から竹澤さん、大西さん、松田さん、久保田さん 

ベスト100に選ばれたのは、代表の竹澤太智さん、大西洋平さん、久保田奈津さん、松田初穂さんが考えたビジネスプラン「SustainaBrush(サステナブラシ)」。プラスチックゴミ削減による環境負荷の低減と、オーラルフレイル予防に向けた口腔ケアを両立するための、新しい歯ブラシを考案し、すべての人が健やかに暮らせる社会の実現を目指しました。
2024年5月からエントリーまでの約4カ月間、市場調査、マーケティング・販売戦略、歯ブラシの開発、財務戦略、成長戦略を練り上げました。また、机上の計画に留まらず、歯科クリニックや、歯ブラシ工場、医療機器部品製造会社など、実務者へのヒアリング調査を行い、プランの精度を高めました。

 
注目したのは、「歯ブラシ」を通した環境と健康を両立する社会
生徒4人が意識したのは社会課題の解決。営利目的だけでなく、社会課題と向き合い、たくさんの人のWell-Beingにつながることを重視しました。身近にある「歯ブラシ」に注目し、誰もが毎日の歯磨きを通して、課題改善に貢献し、かつ健康になれるアイデアを模索しました。
日本国内のプラスチック製歯ブラシによるプラスチックゴミの量は、年間で約7,000トンとされています。一方で、虫歯や歯周病を未然に阻止する「予防歯科」の意識は年々高まっており、歯磨きによる口腔ケアの重要度は増しています。環境保全という社会の課題とは裏腹に、歯ブラシの消費量の増加が見込まれています。

課題と需要を踏まえた、新しい「歯ブラシ」のアイデア
プラスチックゴミを減らすために、使い捨ての頻度と量を減らすことを考えました。歯ブラシの約80%を占めるボディ部分を、耐久性のあるステンレス製にし、ヘッド部分のみ交換する仕様にしました。また、ヘッド部分もサトウキビやトウモロコシを原料としたバイオマスプラスチックを使用し、製造時のCO?の排出、化石燃料の削減に貢献します。
錆に強く、耐食性に優れたステンレス製の歯ブラシにすることで、スプーンやフォークなどの食器と同様に、半永久的に使用でき、交換が必要になるのはヘッド部分のみとなるため、環境にも、家計にもやさしいのが特徴です。万が一ボディ部分が破損しても、金属リサイクル品として回収し、廃棄物を出しません。

リアルな声からプランの精度を高める
ビジネスプランでは、アイデアだけでなくビジネスとして成立するのかの検証、計画が重要です。生徒たちは、製造開発体制、ターゲット設定、流通、収支計画、成長戦略など、ビジネスに必要な計画づくりを初めて経験しました。
もちろん自分たちだけで考えるのは限界があります。歯科医師や歯科衛生士、歯ブラシ工場、医療機器部品製造会社で働く製造現場の人たちなど、歯科業界に関わる実務者の皆さんからも、たくさんのアドバイスをもらいました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411280758-O6-ttP3MyKR
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【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411280758-O4-LkkA9ii3
生徒たちの挑戦によって、本校からは初エントリーにも関わらず、ベスト100に選ばれる栄誉をいただきました。今後も、生徒の自主性を尊重し、建学の精神にもある「現場で活躍できる専門職業人」の育成を目指し、さまざまな「現場」で「生きる力」の育成を目指してまいります。

 
参加した生徒たちの声

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411280758-O3-61svaN6h

● 竹澤 太智(たけざわ・たいち)さん
約4カ月間、魂を削って取り組みました。プラン作成は本当に難しく、完成までに長い時間がかかりましたが、それ以上に得られる経験は大きかったです。メンバーにも恵まれ、感謝の気持ちでいっぱいです。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411280758-O2-N7L3Hua2
● 大西 洋平(おおにし・ようへい)さん
とにかく収支計画が大変でした。ECサイトの利用料やクレジットカードの決済手数料など、考え出したらキリがなく、何度も計算をし直しました。実際にビジネスに関わる方々に感服します。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411280758-O1-6WPe4S18
● 久保田 奈津(くぼた・なつ)さん
何より大切だと思ったのは、仲間とのコミュニケーションです。自分だけでは偏りがちな考えも、仲間と意見を交わすことで広い視野を得ることができました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411280758-O5-87Ya2yD7
● 松田 初穂(まつだ・はつほ)さん
いろいろな人に意見を伺い、調査し、議論しなければ、知らなかったことや、できなかったことがたくさんあります。この経験によって、自分もすごく成長できました。

 
※1 高校生ビジネスプラン・グランプリ
日本政策金融公庫が主催する、全国の高校生・高等専門学校生を対象にした、ビジネスプランコンテスト。若者の起業意識を高め、ビジネスに関する理解を深めることを目的として、2013年に開催。毎年秋に開催され、今年で12回目となります。年々知名度が高まり、応募も増加。今年は、過去最大の5,151件、536校からのエントリーがありました。
サイトURL:https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/

※2 常翔啓光学園中学校・高等学校「探究学習」 
探究学習は、自らが問いを立て、その解決に向けて自主的に研究し、具体的なアウトプットを導き出す教育プログラム。学生の思考力、判断力、表現力、自主性、対話力など、総合的な成長を促します。
常翔啓光学園中学校・高等学校では、「すべての学びと経験を成長の源に!」「すべての学びにリベラル・アーツを!」を標語に掲げ、建学の精神にもある「現場で活躍できる専門職業人」の育成を目指し、座学のみならず、さまざまな「現場」を実際に体感することで「生きる力」の育成を目指しています。

【 常翔啓光学園中学校・高等学校 】
大阪工業大学、摂南大学、広島国際大学を有する常翔学園グループ。中高大連携による多様なキャリア教育プログラムも整備しています。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411280758-O9-H89sPQs9

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